2009年12月31日木曜日

いのり

教会の会員が、病の会員のために毎日祈っている。
教会の会員が、病の隣人のために毎日祈っている。
黙ってそれぞれが祈っている。
そしてそのことを互いに話さない。
今日、祈りの効果があると考えての行為か、教会委員長に伺ってみた。
「祈って病が治るとは思わない」
とのこと。
カトリック的、いや、キリスト教的だと思う。

2009年12月29日火曜日

華族の発生、消滅、財産税

華族は明治政府によって生じた。大名は領地と領民を政府(朝廷側)に巻き上げられた。
華族はそこで生じた。300の大名家と、公家たち、そして維新の人物。
藩士は士族となった。禄を与えられ、特権があった。
たとえば、貴族院など、公爵と侯爵しかなれなかったし終身だったとか聞く。

ところが、第二次世界大戦後、財産税が法定化され、華族は地位だけではなく土地、家、骨董などの資産もなくした。資産10万円以上から課税されたが、極度の累進制があり500万円以上の資産家はその85%を国に払った。1,500万円以上の資産についてはその90%が税となった。最大の財産税納税者は天皇家で、税額34億円だったという。歴史の節目の話を読んで、いろいろ考える。

債務

経済雑誌を読んでいたら、怖くなる。
1.政府の債務残高は、対GDP比で過去最高。
2.政府の言う2025年に、年金は大丈夫というのは、それ以降はだめだということ。

そのうち1について。

1905年日露戦争のころ 国の債務はGDPの60%
1944年太平洋戦争のころ 国の債務はGDPの176%
大戦後、国の債務は激減した。
1980年頃から再び増えだし、50%を超えた。
今、200%に近いそうだ。

歴史的には、国はいつも個人資産を使う。
戦後は債務を金で払ったために札があふれ、インフレーション(4年間で物価が約100倍)にした。そのため国債は紙切れ同然の価値になった。つまり、個人資産を吸い上げて債務を解消した。その他、農地解放や財産税など、急激な強烈な個人資産吸い上げがあって、戦後の日本は立ち直った。
日本も、こうした強烈な手法をもって対処することしか、方法がないのだろうか。日本はとんでもない赤字国(累積864兆円)だが、他国にない個人現金資産(1,400兆円)がある。
金が最高値を更新しているが、それにはこうしたわけがある。

三越伊勢丹HD

 株価1,000円の頃、空売り。その後急落して少しとった。
このところまた上げてきて、高値で売りを指しておいたら今日、約定した。

百貨店業界は淘汰される。

三越伊勢丹は、リストラでかなりの人員を削る。希望退職者が多いという。不思議に思って調べたら、退職金の割り増しが最高2,000万円という。納得。

2009年12月23日水曜日

クリスマス

イエス様はいつ生まれたのか、聖書にない。わかっていないが、4世紀には12月25日に祝っていたそうだから、かなり定着した祭り。

クリスマス(Christmas)は、イエス様の降誕祭。
「キリストのミサ」という意味らしい。
そのミサが、当方の教会では明日夜7時から。
所用があって8時くらいにならないと行けない。

ミサがなぜ誕生日前日なのかというと、教会の暦で一日の始まりが日没だからかと思う。

「聖書を読む」-ヨハネによる福音書-

石川康輔著「聖書を読む」を読む。
序章に
「人生についてじっくり考えようとしておられる方々に、この本をお贈り致します。」
とある。
聖書第四福音書である「ヨハネによる福音書」の解説書。
「ヨハネによる福音書」は、前の共観福音書よりも難解だと言われる。
その意味からは、この解説書は難しい哲学のようであった。
しかし、最後にはさわやかな、愛に満ちた感覚を得た。名著。

待降節

カトリック教会の暦の一つである待降節。
教会は、待降節をクリスマス準備期間として過ごす。
待降節をどう過ごしますか?
とシスターに問われ、戸惑ってしまう。
回心を。そう仰りたいのだろう。

本を読んで迎えることにする。

The Path of power(by Henri J.M.Nouwen)

Sr.Uの薦めで読む。
キリストが裸で弱く生まれた意味を考えさせられる。

2009年12月20日日曜日

トップの資質 構え

管理者自身はAという仕事ができなくても良いし、やらなくても良い。Aは部下にやらせればよい。また、部下と同じ時間働かなくても良い。

しかし、

●的確な判断が速く出せるか
●自分よりも優れた人材をそばに置き、助言をしてもらえるか
●事に当たって平然とできるか
●懐深く、無駄、失敗、犠牲はつきものと思い、部下の失敗、悪い報告を責めないでいられるか
●体調管理、健康維持ができるか
●自分一人で苦境を乗り越えられないことを知っているか
●辛い経験をしたことがあるか
●自分は「できる」という態度よりも、脇の甘さがあるか

など、Aという仕事より高度なことが要求される。

株価の天井と底

天井と底の予測は怖いほど確実に行うべき。
実体経済を慎重に見極めて、自信をもって投資すべき。
その時の指標は、

●株価は上がり続けない。
●その会社が潰れないなら、株価は下がり続けない。
●みんなが株の話をし始めるなら、それはもう天井に近い。
●この株はまだまだ上がると、確信をしている人が多いとき、天井を付ける。

これと同じことは、住宅市場にも言え、買えないはずの所得の人が買い出したとき、住宅市場は暴落を始める。それがサブプライム問題だった。
日本も住宅ローンでは同じ問題を抱えるだろう。

「投資家の株価天井と株価底の予測」を予測するべきこと

株の極意のもう一つは、「多くの投資家の予測」を予測することだ。
今の株価は、将来の株価の予測で値が付いている。
将来の予測では、今の株価は非常にまっとうだ。

投資家たちが今している将来の景気の予測を去る8月に予測できたら、儲かる。
そうしなければならない。

負けないこと

博打の極意の一つは、負けないこと。
はじめは、大きく勝つ、儲けることばかり考える。
このごろ分かってきたのは、1円でも勝つことだ。負けないことだ。
株では、1円でも高く売り抜けること。麻雀なら半チャンで1回上がれば良く、それよりも振り込まないことこそ重要だ。

株で売り抜ける極意の一つは、どんなに景気が良くても株価が暴騰していても、急落のシナリオを考え対策をとっていること。どんなに悪い状況で株価が落ち続けていても、急騰のシナリオを考え対策をとっていくことだ。
そうすると、売り買い両建になったり、大量買いをしたいのに小さく買うから、利益は減る。しかし、非常に負けにくい取引になる。

2009年12月19日土曜日

クリスマスはサイレント ?

Silent night, holy night ?

イエス様の誕生は「ルカによる福音書」に詳しい。ヨセフ様とマリア様は宿を転々とし、イエス様は馬屋で生まれた。出産を控えた婦人がうろうろして、やっと生んだのだ。イエス様の誕生は静かで平和な状態ではなかった。ヘロデ王を震撼させた出来事だった。
しかし、東方の博士がイエス様を訪ねて拝み、牧者たちに大勢の天使が現れてキリストの誕生を褒め歌ったのだから、聖なる夜かもしれない。

東証arrowhead

arrowheadが大発会(1月4日)ら稼動する。
制限値幅が拡大する。世界的に、制限がない取引が通常だから、良さそうだが、私は反対だ。
プロだけが生き残り、情報が少ない個人客から金を奪う。

呼値単位が変更。
arrowheadの速度がはやくなる。ストップ高やストップ安までの時間が速くなるだろう。

立教

立教大学へ行った。美しかった。
立教は聖公会。聖公会は、英語がたくさん出てくる。カトリックはラテン語。
歴史の違いを感じる。(立教は、イギリス国教会が米国に渡り、米国から日本に布教。)

パチンコは、β-エンドルフィン、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌される。
依存、快感があるという。ある宗教、教会にはそれがある。

私の神父やシスターへの尊敬はこの種に近いものか?と自問し、否、彼らは貞潔、従順、清貧な生活をしている。と自答する。

修行

 宗教生活においても、中途半端な修行は高慢にする。
 自分は正しい人間だ、信仰のない人よりも天国に近いはずだ。
 ソクラテスは「自分は、少なくとも無知であることを知っている」と言った。
 市井に名もない聖人がいる。心の中で思い巡らすだけではなく、身体を使って足を運び、祈り、行動する。イエスの道を歩む人。

2009年12月5日土曜日

自国通貨安

雑誌では(三井住友銀行チーフストラテジスト宇野氏)、来年1ドル50円になると言っている。こうなったら輸出産業は壊滅。私は、そこまでは行かないと思う。先日14年ぶりに84円台、今日90円を超えたが基本的には円高。

2027年にGDPは中国が米国を抜いて世界一になる。しかし、2兆ドルをもつ中国がドル安を容認できないし、通貨安競争をしたら世界恐慌の二の舞。そこから先の大戦が始まった。自国通貨安は一時は自国の景気のために良いが、長期ではいけない。
世界の外貨準備は、63%がドル、28%がユーロ、ポンド4%、円3%。世界はこぞってドルを支えるべきだ。民主党の円高政策は、実は世界のためなっている。

英ポンドが米ドルに基軸通貨の座を奪われたのは、米国が世界一の経済・軍事の力をもってから30年後。ドル崩壊は、中東と中国がドルを放出したときだ。

2009年12月4日金曜日

恩賜

恩賜(おんし)とは、天皇が僕たる国民に物を賜ること。 身分制社会の名残。
今日でも残っている不思議なこと。

恩賜は、叙勲だけではなく、井の頭公園、上野公園、などは恩賜公園だし、先の戦争までは恩賜の軍刀や時計もあった。つい最近まで、「恩賜の煙草」もあった。

この煙草は一本一本に金色の菊花紋章が入っている。軍歌「恩賜の煙草をいただいて明日は死ぬぞと決めた夜は」とあるくらい「有り難い」もの。
恩賜の煙草を(間接的に)もらったことがある。箱に「賜」の文字が入っていた。「謹呈」ならわかるが。
叙勲者などに配られるそうだ。爾来、これほどまずい煙草を吸ったことはない。

学費

カリフォルニア大学ロサンゼルス校など、米国公立大学の学費は年3万5千ドル~4万ドル。
米国は公的医療保険や公的年金は整備されておらず、教育もこの有様。
米国は国民所得増加の2/3は1%の人に流れる。

金の国。ケネディーでさえ、親の資金がなければ大統領にはなれなかった。ケネディーの親は世界恐慌の株価の暴落の際、インサイダー取引で儲けた。今なら逮捕される仕業。

大統領選では10億ドルかかるそうだが、オバマは10ドル単位で献金を募って対立候補よりも金を集めた。大衆から集めたことは革命的だった。

米国の階級社会というものが、日本にも来るだろう。低賃金の労働者階級、教育格差、所得格差、それらの世代スパイラル。

2009年12月2日水曜日

楽天

楽天はこの1年で、1株42,000円まで落ちて、昨日70,000円を超えた。今日は急落して67,500円。これは買いか売りか分からない。
私はもっていた楽天株の3/4を売った。落ちたところで買うべきか、もっと落ちるまで待つべきか。

ただただ、MACD指標に任せようと思う。この指標が2,000を超えている今は、買いではない。
過去2年間で、MACDが2,000を超えたことはたくさんあるが、すべて売り場だった。

2009年12月1日火曜日

日本航空

年金の圧縮か、銀行の債権放棄か、コスト転換ができない限り、収益改善はない。 すべてうまくいかないだろう。

政府の金を使うべきではない。
社長は年金給付額について、現役社員5割減、OB3割減、全体で4割削減を提案した。OB9,000人と現役社員17,000人の同意が得られない。
鳩山がやろうとしているのは、特別立法による年金給付削減だが、解決にならないし、他の企業年金や共済年金にも影響が出る。

国にとっては破綻が一番良い。社員やOBにとっては、年金減額に応ずるのが一番良い。

為替

報道は、次のとおり。
ドバイ政府は25日、ドバイ・ワールドと系列の不動産開発会社ナヒールが抱える数百億ドルの債務について、債権者に返済の延期を認めてもらうよう要請すると発表した。120億ドルに上る可能性がある。その結果、ドル/円は一時1995年以来の水準となる84.83円まで値を下げた。

本当は、次のとおり。

ドバイはきっかけでしかない。市場は理由をつけたがる。為替は何かとドル安に持っていきたがる。そうしないと世界がもたない。日本政府が為替介入し、1ドル110円くらいに持っていったら、日本の自動車会社や精密機械会社などは莫大な利益を得るが、結局日本のためにならない。まず、米国経済を立て直すこと、それまでドルを安く押さえて米からの輸出を伸ばす。世界の準備通貨は63%がドルで円は3%しかないのだから。

外国人労働者は、未来の日本人

世界の3%が移民だ。
日本は少子高齢化が進む。2055年に3割減の9000万人。4割が65歳以上。
異文化人と暮らすのは大変だが、移民政策を早くしないといけない。英国、フランス、ドイツは、10人に1人が移民。


景気悪化が問題になっているが、問題は労働力不足。今の就職難など、あまり問題ではない。総合的には人が足りないのだから。有効求人倍率は1.6ある。ただ、大学院を出ても、専門分野を生かせない職業に就くことは仕方ない。院卒が多すぎる。

「安い賃金労働者」として移民を扱わず、日本の構成員として考えなくてはならない。国民として社会保障をし、教育をし、人材確保すべきだ。
まず、日系南米人問題の解決は重要。日系人とうまくいかないなら、移民受け入れはできない。

2009年11月21日土曜日

天皇

昭和天皇は、大日本帝国陸海軍最高責任者の大元帥であったが、戦犯にかからず退位すらしなかった。当時の皇太子(平成天皇)は、空襲で国民が死んでいったときに、山間の豪邸(日光市田母澤御用邸)に疎開していた。
全国戦没者追悼式(平成21年8月15日日本武道館)では、
「さきの大戦において,かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い,深い悲しみを新たにいたします。」
天皇陛下御在位20年記念式典(平成21年11月12日国立劇場)では、
「戦争においては,310万人の日本人の命が失われ,また外国人の命も多く失われました。・・・・・戦後生まれの人々に正しく伝えていくことが,これからの国の歩みにとり,大切なことではないかと考えます。」
と述べた。トンチンカンとは、こういうことだ。

今でも天皇の名で勲章を与える。叙勲は18階級あると聞く。もらって喜んでいる人には申し訳ないが、私にすれば、芥川龍之介と同じ気持ちだ。「侏儒の言葉」(小児)より
「勲章も・・・わたしには実際不思議である。なぜ軍人は酒にも酔わずに、勲章を下げて歩かれるのであろう?」

この間司教様がミサ説教で「遺言を書きましょう」とおっしゃった。私は死後叙勲されることがあっても断る。叙勲の可能性は極めて薄いが。

靖国神社

東京へ行かねばならず、ついでに靖国神社に行ってみたい。嫌いなのに何度か行くところ。

嫌いなのは、カトリック教徒としてではない。
○靖国は政治的人為的につくられた宗教。
○靖国は戦死者だけが神であり、戦病死や空襲死亡者は祀られない。
○戦死者の遺族年金は補償金ではなく、天皇陛下から賜る「恩賞」であった。

カトリックでは、11月は死者の月。殉教者は崇拝される。宗教ってそういう面を持っていると思う。創価学会でもそうだ。特攻出撃に際し上官が「貴様等は神(靖国の)になるのである。」と言ったという。

靖国神社を肯定できないが、戦死者の写真を見ていて、この一人一人、そして遺族を思うと憐憫、感謝、尊敬の情を禁じ得ない。この人たちは日本のため、子孫のために死んだのだ。
嫌いなのに何度か行くわけはそこにある。

レアメタル

大都市で廃棄される携帯電話やPCは、鉱山に匹敵する量のレアメタルがあるという。 東京ガス(株)は、生ゴミからメタンガスを発生させ、生ゴミ回収に用いられるゴミ袋も再生エネルギーとして回収。
バイオエナジー(株)は、首都圏の外食産業等から集まってくる食品廃棄物をメタン発酵させ発電し、1日の発電量はおよそ2400世帯分になり、東京電力に売っている。

こうした分野に投資しているのは、商事会社。
ポルトガルに世界最大級の太陽光発電所を運営する会社がある。株34%を持つ三菱商事。
サハリンガス田開発は、三井物産が絡んでいる。

商社は日本に特有らしい。不要論もある。しかし、100年にわたってかなりの収益を上げてきているからおもしろい。今後も活躍する組織だ。三菱商事、三井物産、こういう株を買いたい。

2009年11月17日火曜日

切支丹もの

芥川龍之介は、たくさんの切支丹ものを書いた。
このごろは、それらをまた読んでいる。
奉教人の死、邪宗門、南京の基督、神神の微笑、西方の人・・・
みな聖書をかなり読み込んでいなければ書けない。

彼のキリスト教の見方は
「狂信者の心理のように病的」(西方の人)
によくあらわれている。宗教を客観的に見ている。

キリスト教に限らず信仰は、知識、哲学、倫理学、神学、そういうものとは違う。
芥川龍之介には「自分の生き方とキリスト教」、そういう見つめ方がない。キリスト教が自分の生き方とかけ離れた対象になっている。

自死の前日まで書いていたのも聖書をニヒルに見た「続西方の人」であった。
それでいながら、死の床には聖書を置いていた。離れられなかった。
ここが芥川の悲劇だ。

同じように聖書を読み込んでいたと思われる宮沢賢治の書は美しくけなげでさわやかだ。
この違いは何だろう?

2009年11月12日木曜日

伊勢丹とコジマの株価

ネットとコンビニで、百貨店業は一層縮小するだろうが、この間まで三越伊勢丹H株は1000円していた。昨日800円を割った。株価は安く見えるが、さらに下げるだろう。
家電業界も同じ。中でもコジマ株は高すぎる。10日、第2四半期累計営業損益を14.9億の黒字と発表したので当面株価は上がる。昨日は高値535円を付けた。しかし、いずれ下げるだろう。エコポイント制度やエコカー減税は、無理な作業。需要の先食いをしただけだ。
商社が貿易から投資会社に業態を変えているように、百貨店も家電業界も時代に合わせなくては潰れる。百貨店、家電量販、自動車株は、売れば儲かる。
では、買い銘柄は何かというとネット関連。楽天、Yahoo、ソフトバンク。

これからの相場

○NYダウは1万ドル前後だが、将来は高い。
○米国金利は今後も低金利でいくだろう。
○シカゴ日経225先物は今9930円。今後下げ、その後上げるだろう。
○NY原油は今1バレル=79.05ドル。これは安くも高くもない。これが適正。
○NY円は今1ドル=89円75-85銭だが、日米の実力からは、さらに円高。

米国力は弱まっているが、しばらくは、米ドルが基軸通貨であることにはかわりはない。政策的にドルを支えないといけない。
昨日COMEX金先物相場は史上最高値だそうだ。金利安→ドル安→金買いだろう。

2009年10月24日土曜日

Holy Mary   To Mr. A

Hail Mary, full of grace,the Lord is with thee;
blessed art thou among women,and blessed is the fruit of thy womb, Jesus.
Holy Mary, Mother of God,pray for us sinners, now, and at the hour of our death.

Oratio Dominica   To Mr. A

Our father which art in heaven, hallowed be thy name.The kingdom come, Thy will be done in earth,as is in heaven.

Give us this day our daily bread.And forgive us our trespasses as we forgive those who trespass against us. And lead us not into temptation,but deliver us from evil;for thine is the kingdom,and the power,and the glory, forever Amen.

2009年10月23日金曜日

Simple prayer   To Mr. A

Lord, make me a channel of your peace,That where there is hatred, I may bring love,Where there is wrong, I may bring the spirit of forgiveness;Where there is discord, I may bring harmony;Where there is error, I may bring truth;Where there is doubt, I may bring faith;Where there is despair, I may bring hope;Where there are shadows, I may bring light;Where there is sadness, I may bring joy;Lord, grant that I may seek rather to comfort than to be comforted;To understand than to be understood;To love than to be loved;For it is by forgetting self that on finds,It is by forgiving that one is forgiven.It is by dying that one awakens to eternal life. Amen.

2009年10月20日火曜日

自分が...

今日は仕事で遅かったが、そのあと遅くまで神父様と話した。

私は自分が正しい、という思いが強すぎる。分かっているが、具体的にまったく直らない。
だから人間関係もうまくないし周囲に迷惑をかける。
自分の我の強さを思う。

「神の許し」、というのが実感されない。
「回心の祈り」が辛い。
神父様は丁寧に話してくださった。私もずいぶん楽になった。
今夜はよく眠れるだろう。

2009年10月19日月曜日

加藤和彦

加藤和彦が自殺した。朝日新聞に北山修の追悼が載っていた。きたやまおさむ と芸名でコメントを寄せたところに、北山修の男心を感じる。

自殺に対しては、いろいろな人が批難めいたことを言う。しかし、本人は苦しみの極みにあって、右にも左にも生きられなくなったのだろう。その苦しみが他の人に分かるか???
魅力的な鋭敏な感受性は哀しみを帯びていた。名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」を15分で作曲したという天才の脳は、凡庸なこの世にはつらいものだっただろう。

神様から頂いた命を自ら消すことをカトリック要理は許さないが、私は、加藤和彦が今、神様のもとで安らいでいると信じている。

2009年10月11日日曜日

さわやかさ

「心のともしび」616号を読む。

「さわやかさ」についてのエッセイが載っていた。
さわやかさは、神の霊と直接関係している。(ガラテヤ5・22)

自分には人生というものは哀しいものだという思いがあって、身近に「さわやかな」感じを受ける人があっても、その人は心の中に、哀しさも抱えているかも知れないなとも思ったりする。例えばそんな哀しさの中にあってもなお、さわやかさを感じさせる人というのは、まことに神の領域で、美しいし、けなげな、尊敬できること。そういうさわやかな人間とはかけ離れているからか、あこがれる。

みずほFG

私の経験と理屈からは、持ち株を一度に売ることは正しくない。戻り売り、持ち株1/4、1/4、2/4と分割して売るのがリスクが少ない。私は買いもナンピン買い下がりを旨としている。

ところが、コード8411「みずほフィナンシャルグループ」現在値187円を持ち株すべて198円で売り指し値した。成り行きでも売りたいくらい。

わけ:
・民主党政権の債務モラトリアム金融政策は、政府の保証を付けたとしても銀行に不利だ。
・今後、自己資本の規制強化が懸念されはじめた。メガバンクの中で自己資本が弱い。
・たぶん200円を超えるが、GDPによっては100円割れの可能性もある。リスクは減らした方がよい。

2009年10月10日土曜日

三猿

「三猿金泉秘録」を読む

昨夜は宴会。
帰宅後読んでいたら、外は明るくなってきた。
朝の静寂にひたる。
9時から仕事だ・・・

2009年10月9日金曜日

円乱高下 株高 原油高 金高

円が89円をはさんで1日1円乱高下。
日経も1万円を挟んで乱高下。

円高、株高傾向の私の予想は変わらない。世界景気が落ち着けば需要が増え、原油高も予想している。過去の原油150ドル/バレルは高すぎ、30ドルは安すぎ。適正75ドル。直近80ドルになる。

米はおかしな事になっている。金高、株高。共に高い。

今日は、私のもっている銘柄がすべて上がった。こんな日もある。来週、トヨタ、京セラなど輸出株はそうとう上がるだろう。

2009年10月7日水曜日

楽天

「楽天」は直近安値1株54,300円。今日の引けは62,700円。
上げ一方の値動きで、チャートは13weekの移動平均線を抜けた。
世間は買い提唱ばかり。
しかし、そろそろ売り。持ち株の1/4を売りたい。

わけ:
1 皆が先高期待の時は直後暴落する。楽天は今、イケイケの雰囲気が形成されている。
2 出来高が少ないときに買い、多いときに売るのが株の極意。このところ多く1日15万株。
3 macdは2,000前で株価は完全に下げる。今1,000。
4 rsiは過去20買い、78売り。すでに80に近い。
5 パラボリックは、前回の+15連続後下げに転じた。今日で+10連続。

2009年10月5日月曜日

ニコライ

「宣教師ニコライと明治日本」(岩波新書)を読んだ。
感想:
キリスト教は、東方教会と西方教会に分けるべきで、西方の中のカトリックとプロテスタント。カトリックは、東方教会に近く、プロテスタントのアングリカンとはさらに近い。伝統を重んじミサ重視は、カトリックもオーソドックスも同じだ。あちらの文化・伝統をそのまま入れようとしていたし、今でも変わらない。一方、日本文化は独特で強固だ。だから布教に於いてはじめから矛盾をはらんでいた。
宗教改革の前に分離したオーソドックスは、カトリックよりも普遍なのか。カトリックは宗教改革のあと、自ら改革をしたが、オーソドックスはその500年前に分離し、旧態を守ってきた。
ニコライは頑固。信仰一筋。伝統、秩序、ミサ典礼構成を重視した。亡くなったとき持ち物がほとんどなかったというのも素敵だ。ニコライのキリスト教を道徳や倫理、哲学と分けて考える姿勢に共感した。ニコライによるトルストイの道徳性やアングリカンに対する強烈な批判は、プロテスタンティズムが典礼よりも道徳ではいけないということだが、宗教というものの本質を突いている。
私はふと儒教は哲学か、倫理か、宗教か、風俗か。そんなことを考えた。

音と脳

ヨーロッパの人が聞く「音」は、音楽会の音のように直接的なのか。
あるエッセイによれば、日本人が自然の音を聞くのとは違うらしい。
風の音によって静寂を感じ、虫の弱い声に静けさを増す秋の訪れを感じる日本人。

もっとも、ヨーロッパの人達をひとくくりにしてはいけない。ドイツ人とフランス人では、言語活動の時に働く脳の位置が少し違うらしい。まして英語圏とそれ以外では違うのだろう。

ロザリオの祈り

10月はロザリオの月。ロザリオの祈りはイエスとマリアの喜び、光、苦しみ、栄え、それぞれの神秘(出来事の意)を5連唱え1環。1連は「主の祈り」1回、「聖マリアへの祈り」10回、栄唱1回からなる。
<1環=5連×4神秘=主の祈り20回、聖マリアへの祈り200回、栄唱20回>
東京の教会で遭遇した小波のようなロザリオの祈りは美しいものでした。

「我欲から今日も人を傷つけた、今更どうしようもないし弁解もできないし・・・」そんなとき一連。

小心で虚栄心が強い私は、南無の心を向ける祈りが好き。解釈しないで、ただ黙々と入る。

26年前にH神父様からロザリオとロザリオの指輪を頂いた。それ以来ロザリオは私を離れない。指輪は、宣教師○○神父様が使い、次にH神父様、次に私。長崎にいらっしゃるH神父様に会いたい。私の本当の師。

2009年10月4日日曜日

多国籍教会

在日ペルー、ボリビア等の方々のパーティー。大音量の明るいリズムの曲を流し続ける。近所から苦情の電話が入った。私は、近所迷惑以上に、お御堂のわきで騒ぐのは苦手。
彼等のミサ典礼曲は明るくにぎやか。日本の典礼聖歌は哀しみを帯びるが、グレゴリオ聖歌だってそんなに明るくない。南米に根付いたカトリックはその国なりに表面を変えて定着したのだろう。
来週日曜日は、ブラジル系の方々のパーティー。オリンピックも決まったことだし、はしゃぐだろう。

ペルーの料理を頂いた。小麦粉か何かを油であげて甘いシロップをたっぷりかけたパンのようなもの(甘過ぎ、油多すぎ)、牛の心臓の焼き肉(異常な臭み、大きすぎ)、インカコーラ(甘過ぎ、コーラではない)・・・私は胃がもたれた。大量に食べる彼等は、違うなあと思った。
「私は日本人だ、日本人は、草食だ、タンパク質は納豆だ、肉なら魚を少しだな。」と思った。
若い人に「俺は草食系男子だ、日本人だ」と言ったら笑われた。草食系男子、定義を初めて知った。今まで、宗教、思想、道徳的な菜食主義男性のことだと思っていた。

日経暴落

 ここ数日、平均株価は1万円を割り込み、暴落といって良いほど。日経は一万円を割らないと言っていた同じエコノミストが、9,000円を狙う下落だと言い出した(ニッセイ、みずほ総研、大和証券、立花証券、野村証券等)。恥ずかしくないのか???

 理由として、ドル失墜、米株下落などをあげている。株の動きを見た結果で評論するのだから、理由の後付。いくらでも理由を見つけることができる。

 この暴落、円高ドル安は、8月末の選挙前に私が予測していたとおり。ここでも書いた。
 私はもっと早く暴落すると思っていた(選挙直後から落ちると)が、下落し始めるのに1か月かかっただけだ。鳩山政権への結構な支持率と強い期待が1か月株価をもたせた。
 今日の評論家のコメントでは、日経平均がしばらく下げると言っているが、私は違う。8月の10,600円の頃は、皆が買いだといっていたが、私は売りだと言っていた。為替はもっと円高になると踏んでいた。今、その通り89円。株価の下は9,700円、9,500円。下げても9,000円だろう。今は買いだ。

失業率、ロイター、株価

日本の完全失業率が8月5.5%と発表になった。これは、すごいこと。プラスの意味で。
過去最悪だった前月5.7%から7か月ぶりに改善した。ロイターの事前予測は5.8%だったから、大変。
雇用については、底入れが近いとみて良いだろう。

米国の失業率が9.8%になった。それで株価が下がっていると評論家は言う。私に言わせれば、ぜんぜん違う。株価が下がったのでその意味を見つけたら、失業率が9.8%の発表が直近にあったというのが本当だ。米国の失業率は10%になる、それが半年前からのコンセンサスになっていた。むしろ悪化に歯止めがかかりつつある。今回の暴落は需給で説明できる。

評論家が、みんな「もっと下がる」と言っているが、それほど下がらないだろう。

デフレの程度

可処分所得がこれからも減っていくことを鑑みれば、どうしてもデフレは避けられない。

身近なスーパーでもレストランでも、寿司やの中でも高級な店でさえ思ったより少し安く請求される。
客単価が高くても、客が少なくては薄利多売にかなわない、そんな時代。しばらくはデフレは続く。

トヨタのディーラーの幹部と飲んだ。高価なレクサスが売れているという。あるところにはあるのが金。しかし、収益では軽自動車をたくさん売っているメーカーの方が有利だそうだ。

デフレは企業収益を圧迫し、その後雇用がやられる。消費に悪影響となり、ますますデフレになる悪循環。このスタグフレーションこそ景気にとっては恐ろしい。海外旅行者向けのレンタル携帯を扱っている友人は、売り上げが前年比10分の1になっているという。要因はビジネスマンの海外出張減少と、会社の経費節約だそうだ。社員の給与を払えないと言っていた。統計学を使ってウソをつくことは簡単だ。政府の経済指標よりも実態のデフレは大きい!私の勘だ。

カトリック聖歌627番

一発で心に入ってしまうもの。初めての出会いでとりつかれる音楽、物、人。
カトリック聖歌627番は、そういう曲だ。美しすぎる。お御堂が浮かぶ。

ベートーベンのピアノソナタ悲愴の第2楽章、バッハのマタイ受難曲の修道女の涙(アリア)も。

異性や物への一目惚れも同じだ。骨董趣味の人も。
二度と出会わないと思うから、いくらでも時間と金と労力を使う。

Diana Ross の You Are Everything も、初めて聞いたときにいたく感動した。理由はよく分からない。あの声か?歌詞か?あの時代か?

売れ筋

 これからの家電業界は、安いデジタル家電の時代だ。
 富士フイルムの1万円を切るデジカメは1020万画素。エグゼモードのビデオカメラは1万円でメモリーカード付き。機能も本体も軽い。私はYouTubeをよく使う。カメラは軽く作動しなければ、YouTube用に適さない。

 パソコンも機能が小さくても動きが速いものが重視されるだろう。今度のwindowsも軽い。

 今日読んだ雑誌では、ソニーの今村執行役員が「日本は高品質な製品が売れる市場で、米国とは違う。」と雑誌に書いていた。間違っている。年に2回しか使わないビデオカメラに、12万円もかけか。年に家族で10回も旅行に行けるか。そんな時代ではない。良い品物はレンタルでいい時代だ。

政治体制の変動

 オバマ大統領はジョージ・ワシントンやエイブラハム・リンカーンの言葉を引用する。ジョージ・ブッシュもリンカーン好き。アメリカ人は、建国以来一貫した政治体制で一度も全面改定したことがない。日本やドイツは戦争で全く変わった。フランスやロシアは革命で変わった。米国民には何か安定感(幻想的な自信)があるように思う。不安や絶望の少なさ。これまでも何とかなってきたし。

 今度も何とかなるのだろうか。もうかつての国力がないと思う。日本は米国を助けないといけない。それが輸出でもっている日本のためだ。たぶん、簡単なのは為替(円高)だと思う。中国もそうだ。元の切り上げ。
 民主党のマニュフェストは55ある。しかし、外交は5項目だけだし財政に対する提言がない。経済成長をうたわなくて、どうしてこの国を保たせるか。

 今、円が対ドルで高い。89円台。円/ドルの90円割れずっと予想してきた。日本経済にとっては辛いが、米国にとっては当面は得なこと。将来は強いドルが必要。

水村美苗

水村美苗氏の評論を読む。

世界における今後ますますの英語の威力と、日本語の特異性と重要性について。
納得。
脳科学の立場からも日本語の特異性を説明していた。
私は日本語で考える。自分が、日本文化を背景にして、西洋文化とどう組み合わさっているのか知りたい。

2009年9月6日日曜日

WSJ

米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)や英フィナンシャル・タイムズ(FT)をネット上で読める有り難さ。
私は翻訳サイトを経由しなければならないが。

WSJの選挙後のコメントで全体に漂っているのは、単純な評価と小国日本に対する大国米の上から目線だ。
鳩山を「62歳のスタンフォードで学んだエンジニアで、ぎこちなくカリスマ性に欠ける」としていた。

しかし、民主党のマニフェストに対する批判には納得。
「公約実現には経済成長が必要だが、民主党は全く考えていないようだ。格差是正、所得の再配分だけでは少子高齢化、突出した債務、医療福祉問題に対応できない。」

2009年8月31日月曜日

選挙後

衆議院選挙が終わった。
私の予想はまあ当たった。
民主党308議席はぴったりだった。
自民党は思ったよりも議席をとった。
公明、小党は思ったよりも少なかった。

選挙明けの株価は予想よりも高い。前々から下げると踏んでいた。今、日経10,600円程度。
これは高すぎる。明日は下げるだろう。
しかし、1年後となると上げるだろう。民主党の政策が功を奏して底辺層の個人消費をあげれば、株価は上昇する。

民主党政権下の為替は円高ドル安になると予想してきた。既に徴候がある。今93円だが、円高はもっと進むだろう。

2009年8月29日土曜日

国を任せる

2009年7月解散時の衆議院議員勢力
(2009年8月30日の選挙結果予測)
自由民主党 302(105)
民主党    112(308)
公明党     31(24)
日本共産党   9(11)
社会民主党   7(8)
国民新党、大地 7(6)
無所属     10(14)
新党日本    0(2)
みんなの党   0(2)
欠員        2(0)

計 480(小選挙区300、比例180)

国を動かすことになるのはどこだろう。

2009年8月22日土曜日

メダカとコーヒー

環境省の種の絶滅に関するレッドデータ・ランク
1絶滅
2絶滅危惧種Ⅰ類(絶滅の危険性が高)
3絶滅危惧種Ⅱ類(絶滅の危険が増大)
メダカは絶滅危惧種Ⅱ類。
職場の池に数百匹泳いでいる。外来種のカダヤシか?と思った。メダカとカダヤシ(外来種)はそっくりだが、目と尾が違う。確かにメダカ。5匹もらってきて家にあった鉢で飼うことにした。
ヤマメとアマゴもそっくりだが目がちがう。
同じ種類でも岩魚、鮎は、天然と養殖では顔がちがう。

コーヒー
もう20年間コーヒー豆をガスバーナーで焙煎してきた。20分間、網+豆=500gを振り続ける。焦げたり、生だったりする。20分間は、ロザリオの祈り1連を繰り返す。

焙煎機を使ってみて、焙煎が職人技といわれる理由がわかる。温度がやや下がると焙煎は何分か伸びる。同じ温度でも10秒長いと、シティーがイタリアンになる。気温や豆の種類によっても違う。
まったく時間加減。

焙煎後の安い豆を売っている。豆が悪いし焙煎から時間がたっているから酸っぱくなってしまう。ソバと同じ。材料と、食すまでの時間。
ソバ打ちは水加減。

前から不思議なこと

太平洋戦争が始まったのは、12月8日。
カトリック教会では無原罪の聖マリアの大祝日。(マリア様がイエスを宿した記念日)

太平洋戦争が終わったのは、8月15日。
カトリック教会では聖母被昇天の祝日。(マリア様が昇天した日)

マリア様の記念日で戦争が始まり、マリア様の記念日で戦争が終わった。
仏教でも、釈迦が悟りを得たのは、12月8日。

前々から不思議だった。

私は、30年以上も揺れ続けた上、今年1月11日にシスターTに「洗礼のための勉強をお願いします」と依頼した。それは洗礼を意思表示した決意でもあった。
あとで知ったが、この1月11日は、「主の洗礼の祭日」であった。

本当に不思議なこと

ロマ書 第6章4節から
マルコ 第1章7節から

格差

朝日新聞は、<高学歴者の保護者は高学歴で高所得者>という調査結果を報じていた。
我家族はこぞって驚いていたが、十分予想されること。明治から戦後少しまでは、今以上の所得格差、学歴格差、強烈な世代間連鎖があったはず。

日本は、これから一層の階層社会になっていくだろう。世代間で連続していく「所得の格差」は、貧困層よりも富裕層の連鎖が強いと思う。民主党の政権公約の中の税制では、もっとも有利なのは年収800万以上の中学生の子どもがいる人だ。

東北大学の先生が経済誌に書いていた。
「富裕層の最上層は、世代間移動が少なく固定的である。」
「富裕層を固定化しないための政策的介入は困難である。」
同感!

この度の選挙は

まやかし(目先だけで国家の将来ビジョンがない)
どうでもいい(どっちが勝っても変わらない)
何となく(ただ変わってほしいだけ)
公金使っての買収(政権公約)
口先(だけなら何でも言える)
とりあえず(民主党)

各党、マスコミ、こぞって貧困層解消をうたうが、富裕層から税を取る方向に目を向けない。
世代間の所得移動が固定される。それが教育と職業をもって進行していく。

雑誌「日経ビジネス」にウォーレン・バフェット(米国投資家、資産620億ドル)が書いていた。
「生まれによって富が決まってしまうのは良くない」
雑誌の記事によれば、バフェットは資産の85%を慈善財団に寄付。小さな家に50年以上住み年間10万ドルで質素に生活しているという。同じく米富豪ビル・ゲイツは、株式などの影響で資産が毎年6,000億円増えていく。彼も何かと節約するという。ホテルも飛行機も食事も。そしてさっさと仕事から引退し、今は私財を投じた慈善活動に熱心だ。

こういう記事を読むと、日本の富豪とは違うなあと思う。どうやって税を誤魔化し放蕩息子に資産を相続させるかに夢中だ。資産以外にも政治的な地盤、社会的な地位さえ。

嘆きの天使 トランスポーターⅢ

学生の頃、フランス語の先生が「できるだけ本を読むな」と言った。意味がよく分からなかった。ショーペンハウエル「読書について」も同じことを言う。
正確には、「つまらない本を読むな」ということがわかったのは中年になってから。歴史に洗われた本だけを読んでも人生の時間は足りない。

映画も歴史的名作を観たい。
嘆きの天使(ジョセフ・フォン・スタインバーグ 1930年)
生徒に馬鹿にされる高校の英語教師。彼は授業中に生徒が眺めていたブロマイドを取り上げる。写っているのはキャバレーの踊り子で、教授は生徒指導上の義務からキャバレーに行く。
とんでもない魅力のある女性とまじめな学者肌の教師の出会い。最後、ロラロラと教師の間で交わされる全く意思の疎通のない会話。そういう女性に出会ってしまった男の悲哀を感じる。
しかし、人生の出会いは本当に不思議だ。マイナスもあるが、それがプラスになることもきっとある。二つ良いこともないが二つ悪いこともない。

 この映画は男と女の出会いを扱って名作だと思う。

男女の出会いという視点では、トランスポーターⅢアンリミテッドもおもしろかった。

2009年8月17日月曜日

ユングとティリッヒ

私のカトリックの勉強は、4月から指導者がSr.TからSr.Uとなり、典礼から聖書そのものになってきた。Sr.Uは旧約聖書の専門家で、大学のゼミのような内容を(学者ではなくその道を歩む方から)指導していただける私はまことに幸せ。
8月15日は旧約聖書の3回目。いまだに創世記第12章。バルバロ訳旧約聖書全1896ページのうち24ページに過ぎない。先にSr.Tから指導していただいた新約はだいたい終わったと考えても、1回あたり7ページのペースで月2回の学習では、旧約が終わるには11年3か月かかる。

この夏はゆとりがあったので、楽しい読書ができた。
人間ドックの泊も本を読んでいると快適だ。

「軽井沢とキリスト教のかかわり」に関するもの・・・軽井沢という土地にある情緒を感じるわけはこのあたりなのかもしれない

井上洋治や広谷和文などの汎在神論に関するもの・・・一神教でも汎神論でもない神のとらえ方は日本人としての私を納得させる

米国の日本への原爆投下に関するもの・・・原爆をどうしても使いたかった米国、少なくとも長崎へは不要だった

経済誌のいろいろ・・・今の世界経済は米国と中国のダブルエンジン。懸念されるのは米国の景気刺激策による債務の増加

「カラマーゾフの兄弟」などドストエフスキー・・・著者は天才だ

コーヒーの焙煎技法の本・・・奥が深い

またあとでじっくり読みたいのは、「ユングとティリッヒ」(ドゥアリイ)

2009年8月8日土曜日

秋の蝉 秋の蛍

昨日は立秋。夏至と秋分の中間。昼夜の長さで考え立秋から冬至前日までが秋。実際はここからが「残暑厳しい」。

相場も暑い。

昨夜、米国雇用統計が発表され、7月の失業率9.4%(6月9.5%)。市場にとって、サブプライム以降最大のポジティブサプライズ。
 ・歴史的に失業率悪化はピークを打つ前に改善したことはない。
 ・失業率は、実態経済の回復後に改善する。
米国のダウ暴騰、為替2円ドル高は、たった0.1%の雇用統計の数字による。

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昨日、玄関の壁にずっと蝉がおり、今朝は居なくなっていた。

仰(あふ)のけに 落ちて鳴きけり 秋の蝉 (一茶)

立秋を過ぎて聞く蝉の声は、清く、はかなく、美しい。夏のように合唱しないでまばら。声も短い。この「もののあわれ」がキリスト教文化にはとらえきれないだろう。この日本文化の中でキリストの教えが開花したときにこそ、キリストの命が生きてくる。

秋風に 歩いて逃げる 蛍かな (一茶)
やがて死ぬ けしきは見えず せみの声 (芭蕉)
ぬけがらに ならびて死ぬる 秋のせみ (丈草)
秋風の 吹く日になりて鳴く蝉の ひとつの声は つづかざりけり (岡麓)
梢より あだに落ちけり 蝉の殻 (芭蕉)

2009年7月31日金曜日

名訳

ここ数日、ロージャズ全集第8巻「パースナリティ理論」、第4巻「サイコセラピィの過程」を読んでいる。伊藤博訳。わかりやすい訳。最近の臨床心理学の訳書を読むと日本語としておかしい文章が目に付くが、昔の心理学者は英語ができたなあ、格調高い日本語をきちんと使えたなあと思う。
また、臨床の分野で50年進んでいた米国という国の底力を思う。

10年ぶりに再読。ロジャース(ロージャズ)は、神学校でキリスト教神学を学び児童相談所で臨床心理学を学んだ。人間味あふれる人だと思う。

自殺者数

 我が国の自殺率は、先進主要国では最も高い。失業率との相関が言われているが失業率の高い米国の自殺率は日本の半分以下。

 メンタルヘルスに関する態度が違うのではないか。
 過去1年の精神的疾患者率を国ごとに示した図を見ていてそう思った。米国の精神的疾患者率は日本の3倍。

 つまり、米国人は精神的にまいったら医者に行くということだ。もっとも、米国では精神科医の主治医がいることがホワイトカラーの中の地位ある者のステイタス・シンボル。

今日も高い

3時間後には相場が始まる。
今日は朝から高そうだ。

とりあえずは1万円以上を続けるだろう。目安は8月末の衆議院選挙まで。
今日は100円高くらいか。
今の為替の安定状況(94円から95円台)は相場によい。

この間、売り玉をすべて買い戻し、今は買いしかない。
「京セラ」の売りは損をしたが少なくとも直近ではよい判断だった。

2009年7月26日日曜日

「おぎん」と「無記名のキリスト者」

芥川龍之介「おぎん」と井上洋治「風第81号 無記名のキリスト者」を読む。
テーマである「背教(棄教)」「受洗」は、カトリック教会に30年も通ってやっと受洗した私にとって、重大なテーマ。

おぎんの両親は仏教徒、おぎんは切支丹。共に天国にいると思う。
洗礼は重要ではないとSr.Tはおっしゃった。
パウロは「神の意志の計画」(エフェソ1-9)と言っている。信者か否かは問うていない。

2009年7月24日金曜日

日経大幅高 ブリジストン

日経24日終値 9,944.55円 前日比+151.61 大幅高。
ザラ場高値9,950.04(14:31)で、1万円に届かなかった。 要因は為替円高(94円台)。

為替は短期では円安、97円~99円台。しかし長期では円高、87円まで。円高は88円台で止まると思う。87円が節だからこれを切ると80円も切る可能性が出てくる。
原油上昇中、67ドル台。もっと上げるだろう。70ドル台が適正。

今日、売り玉をすべて買い戻した。買い玉しか残っていない。

ブリジストン(1,650円)。ブリジストンの大株主は創業者の孫の鳩山民主党党首。株価は民主党政権を先読みして上げた。今後2,000円に近づくなら空売りすれば利益が出るだろう。

日経1万円

あと2時間で始まる東京市場

今日は高いだろう。
日経平均は210円以上上がれば1万円を超える。
為替によるが、少なくともザラ場で1万円を超えるように思う。
1万円超をしばらく維持すると、そのあと暴騰する可能性もある。

どうしてこんなに上がるのか分からない。
為替が円安なのは分かる気がする。

買いの3倍売っているので良くない徴候だ。

2009年7月21日火曜日

役人の天下り

役人の天下り、すべて間違いじゃない。この制度すべてを嫌いじゃない。

現役時代に優秀な人材をきわめて安く雇用できる。
人を使うには、やりがい+見合った所得が必要だ。

能力の高い人が、どうして大手企業人の半分以下の所得で役人をやっているのか。
退職後、その分を取り返すから何とか我慢もできるというものだ。

霞ヶ関が悪いとか言うが、議員の穴をきちんと埋めているのが日本の官僚。
国も地方も優秀な人材を雇用してきたから日本は成長した。
しかも議員に逆らって動く役人はほとんどいない。霞ヶ関支配なんて???
民主党は、霞ヶ関をつぶすとか、役人と対峙すると言っているが間違っている。日本の優秀な役人を上手に使いこなすことで政治は成り立つ。

企業は系列会社にたくさん天下りしている。
与党も野党も霞ヶ関改革、国や地方公務員の給与が高いと批判するが、一律には言えない。

2009年7月20日月曜日

民主党の経済対策

民主党が政権を取ったのちも、政治的・経済的に混迷が続くだろう。

理由
1 政権構想で収支が合わない。10兆円無駄を省く?
2 すでに株式市場は2010年の景気回復まで折り込んだ先食い過ぎる高値だ。
3 2010年7月に参議院選挙がある。それまでに景気回復と財源確保ができなければ、民主党は参議院で負ける。衆参の逆転がまた起きて、政治は空転しやすくなる。

  民主党政権は最初の11か月が勝負だ。

民主党の教育施策

福島県二本松藩第7代藩主丹羽高寛が、示した藩士の戒め。
「爾ノ捧、爾ノ禄ハ、民ノ膏、民ノ脂ナリ。下民ハ虐ゲ易キモ、上天ハ欺キ難シ」
「お前の給与は人民が汗をかいたものから出ている。下層の民は虐げやすいが天の目をごまかすことはできない。」の意味。

政治家にはこういう気高さがほしい。
私の信仰から言えば、神様は見ているよと。
民主党は、票を取るためにばらまき政権公約をして民を騙している。
国の借金850兆円の金利は1日430億円。それなのに減税し消費税は4年間上げないという。

さらに問題は同党の教育施策。
「教員の資質向上のために、教員養成課程を医歯薬系と同じ6年生とし、教育実習を1年にする。」

この制度が実施されれば、学者の職場確保に役立つ以外はよいことはない。
教員免許更新制度が、講習を実施する大学を利する以外なんら効果がなく、教育サービスの低下を招くのと同じだ。教育実習や初任者研修は現在でも多すぎる。
教員の資質向上や分限は現行法、条例、規則で十分できる。

教員免許の取得に6年もかければ、むしろ資質の低下を招く。
教員の待遇の改善こそが、良い人材を集める策だ。義務教育では、給与よりも労働時間の低減だ。
学級児童生徒定員、教員定数の改善こそ、良い人材を集め、教員の資質向上に役立つ。

ここ10年、教員養成系大学の入試偏差値下落はすさまじいが、拍車がかかる。
薬学部は、6年制にしたとたんに偏差値が下がった。薬剤師には6年間の高い学費に見合った待遇がないからだ。待遇とは、所得だけではないやりがいと労働条件だ。

好きな仕事

ブラック・ジャックになりたい君へ 南淵明宏(著)を読む。

若き研修医の成長ストーリーを通して医療を語る。
好きな職業に就くということは、金にかえられないものがあるなあと思う。

2009年7月15日水曜日

コヘレット 文語訳

今朝は、コーヒー飲んで、ペールギュントをかけて、「伝道の書」を開く。
ぜいたく。

バルバロ訳(ドン・ボスコ)を読んでいて、しっくりこないので文語(大正改訳)を読む。

たとえば、第一章第二節
「傳道者いわく 空の空 空の空なる哉 都て空なり」(大正改訳)

「空しいことの空しさ、とコヘレットはいう、空しいことの空しさ、すべては空しい。」(ドン・ボスコ)

文語のほうがよく分かる。格調高い。スカッとする。

コヘレト(コヘレット、伝道の書ともいう)は、旧約聖書の中で異色をはなっている。

2009年7月9日木曜日

Chrome

インターネット検索最大手のグーグルがOS「Google Chrome」をPCに搭載するというが、このOSは前から配布していた。1年前?私はChromeをつかっていたが、Windowsとの差を感じなかった。
ところが、今後はPCのスピードをねらうというから意味がある。今のPCは重い。

今日の日経は思ったほど下げなかった。為替が急激な円高(91円台)を付けたわりには堅かった。
しかし、買いにはまだ待てだな。

2009年7月8日水曜日

きつい相場

昨夜予想した日経平均 マイナス170円  本日の結果 マイナス227円
予想以上の下落は、為替。円高。1ドルが94円台になった。

楽天を半分売った。
京セラの買い戻しをいつするか。
売り買いとも、建て玉を減らしている。

2009年7月7日火曜日

慢心

幼少より賭け事が好きだが、今は、競馬、競輪、競艇、宝くじ、パチンコはやらない。みな配当率が低すぎる。

株はほぼ10割配当。上か下かだから。商品相場も為替も。麻雀も。
麻雀は強い方。あまり負けない。
株はヘタだと思う。ところが最近の経済指標や株価の見通しは当たるので、自分に才能があるのではないか?と誤解する。これは本当に慢心だ。

為替の円高(現在95円を割っている)
米ダウ下落と米失業率10パーセント
日経の下落と失業率5パーセント越

博打をやるに一番の敵は、自分の中の慢心だ。分かっているつもりだが、いい気になる。

今後、半年1年の予想は、株は上がらないが、商品相場は暴騰するだろう。
原油、金、小麦、鉄、銅、希少金属、宝石類。例えば原油は1バレル62ドルだが、中国等の経済成長を見れば安い。石炭の衰退のように原油が衰退するとは思わない。
明日の日経、大きく下げると予想している。-170円。そして、これまで当たってしまうと、私の慢心は押さえきれない。そして大きく張って大損するのだろう。
小さく張ることだ。調子に乗りそうな自分を押さえるためには。


仕事も同じ。気をつけて考えないと、いい気になる。
私にはたいした力もないのに能力があるかのように、自己評価する。
みんなのお陰でうまくっているのと、私の力があるのとは違う。
慢心と自信は違う。

2009年7月4日土曜日

予想と結果

先日の予測はまあまああたり。



予測                          結果
3日の日経平均は200円程度下げ。 → 185円下げ

2009年7月3日金曜日

聖トマ使徒

 7月3日、自分の霊名聖トマ使徒の祝日。さわやかな朝。
カトリックは、洗礼名の聖人の祝日を祝う。プロテスタント教会(聖公会以外)は洗礼名を付けない。(プロテスタンティズムはそもそも神と人との直接の関係。万人司祭主義・聖書主義(ルター)。カトリックの聖人やマリア様を通して神に取次を願う発想はない。)

「トマス」は、聖トマ使徒と同一。古くからの信者や古い書物では、「聖トマ使徒」や「トマ」と言う。私も「トマス」よりも「聖トマ使徒」が気に入っている。選んでくださったSr.Tに感謝。

復活のイエスの傷跡に指を入れなければ信じないと言い張り、疑い深いとしてあまり人気のないトマ。聖書であまり登場しない。キリストの傷に指を入れたとも入れなかったとも書いていない(ヨハネ20章)。復活のイエスが弟子たちに現れたとき、トマだけそこにいなかった。イエスが現れるまでの8日間、トマは本当に辛かっただろう。
トマにとっての問題は、イエスの傷跡に指を入れて確かめることだった。しかし、復活のイエスと「出会い」、傷跡に指を入れるかどうかは問題ではなくなった。

「目に見えなくてもある」ということ?

「出会う」ということは視覚的に会ったのではない。信仰の次元に入ったということ?
パウロの回心の場面も同じだろうか。

「見ないで信じる者たちは幸いである」とイエスはトマに諭す。
「出会った」あとの、トマによる言葉「わたしの主、わたしの神」は、まことに美しい信仰宣言だと思う。

2009年7月2日木曜日

明日の日経

 7月1日の日銀短観が市場予想よりも悪かったため、株価は上がりそびれて、もたついている。このまま落ちるだろう。

 政治は自民、民主とも互いのスキャンダルを引っ張り出す政争になっているから、円は上がらない。かといってドルを買っていくほど米国経済も良くない。当面96円あたりでうろうろするだろう。

 株価は、米国失業率が10%に近づいているが、これは予想していたとおり。

 明日の日本の市場は、今夜の米国次第。今回は為替があまり関係しないだろう。というのは、最近の円安にもかかわらず輸出関連企業が株価を上げないからだ。
 明日の日経は200円くらい下げるかもしれない。原油は現在67ドル。最近急落している。原油安は市場が景気を悪いと見ている証左。

 米国がすごいと思うのは、650万人の失業者、年収100万円程度の所得階層人口の多さ、富裕層の世代間固定、破綻しそうだったゴールドマンサックスが社員平均年収6800万円というところ。

 日本は数年前まで北欧並みにジニ係数が低かった。世界でもトップレベルの平等社会。
 今後崩れていくのだろう。
 今の貧富の格差を「最悪」と野党は言っている。しかし、こんなのは最悪ではない。かつての日本もそうだったし、諸外国ではもっと差が開いている。貧困者は政治で救えるが、富裕層の固定化は今の政治情勢で防ぐのは困難だ。

2009年6月27日土曜日

エックハルト説教集

エックハルト説教集(岩波)を読む。
私の脳は、この文章を理解できない。
核心の「心の貧しさについて」と、「離脱について」が、全く理解できない。

しかたなく、訳者の解説を読むと

「離脱」は、離脱を離脱してこそ離脱なのである。

とあり、ぜんぜん解説になっていない。

エックハルトは、ドミニコ会神学大学総長、パリ大学神学部長などを歴任したが、教皇から異端とされ、著作、説教、写本を処分させられた。700年も前の話。
教皇様も彼の言うことがわからなかったのでは?

日銀短観のあと

来週、7月1日、日銀短観発表。

昨今の株高は、短観の良い指標発表期待。景気の底打ち確認。

今日、知り合い(ディーラー)と話して考えが一致したのは、この短観後一旦株価が下がること。
それが、早ければ短観発表時刻直前。遅ければ7月末まで、もっと遅ければ9月くらいになるかも知れない。7月2日から、ぐいぐい上がるようなら売ってもいい。

7月2日か3日に、米国の雇用統計。悪い数字だろうが、株価織り込み済み。
今の景気は、踊らされた景気。景気対策として過剰に流動性を演出し、ジャブジャブの状態。

ディーラー氏が言う、
「米国の銀行はぼろぼろ。いつ悪いニュースが来るかわからない。」

2009年6月23日火曜日

はるかなる山河に

30年以上前の本。装丁がぼろぼろ。
早朝、はるかなる山河に(東大出版会)を読む。
私は最近、靖国神社の存在に批判的でなくなってきている。若いころあんなに毛嫌いしていたのに。
ただただ、日本のために死んでいった人がいること、極限にあっても思考する自由というものはあることを思う。

2009年6月21日日曜日

生きがいについて

昨夜、何年かぶりに「生きがいについて」(神谷美恵子)を読む。

内容よりも、著者の人生を思う。
著者は、語学の天才(フランス語、イタリア語、ドイツ語、英語、ラテン語、ギリシャ語)。ギリシャ哲学に精通。宗教家(無教会、クエーカー)。オルガニスト。精神科医。著述家。翻訳家。通訳者。大学教授。その上、豊かな感受性と弱者(とくにハンセン病者)への愛があり、さらに容姿端麗だったという。

才能がありすぎて人生が200年でもたりない、こういう人生もあるんだなあと思う。

著作も多い。「こころの旅」は、いろんな原語、医学用語が出てくる。著者の日記も出版されている。肝心なところがドイツ語やフランス語で書かれていて読みにくい。

2009年6月19日金曜日

至福の時 教会法

今朝は早く起きグリーグのピアノ協奏曲を聞く。至福の時。

 カトリック中央協議会と日本カトリック司教協議会は、聖職者が裁判員候補者に選ばれた場合、「過料を支払い、不参加とすることを勧める」と見解。カトリックの「教会法」に違反すると。
 45万人の信徒は、「それぞれの良心に従って対応すべきだ」と辞退は求めない。死刑に関与する可能性などから拒否することについては、「尊重する」とした。

 これでカトリックが日本で受け入れられるのだろうか?法治国家だから法に則って文句を言ったらいい。参加して「死刑」に反対したらよい。

2009年6月18日木曜日

国の借金

1999年度末の国の借金(長期債務残高)は446兆円。
10年後の今、+200兆円。
国内総生産(GDP、約515兆円)を超えている。
2008年度の国の税収が45兆円割れ。
先進国はどこも債務が多いから債務の存在は問題ではない。問題はその額。
個人で言えば、年収が45万円で、借金が640万円。さらに借金は増えており、金利だけで年間12万円、元本返済さえめどが立たない。この他、地方自治体も債務がある。
民主党の大盤振る舞いの公約で国の財政は大丈夫か?

自宅で引け後の株価を見る。予想どおりの下げ。円も予想どおり上がってきている。
年に何度もない。
買っている銘柄が上がり、売っている銘柄が下がる。

これから、日米の雇用の悪化が鮮明になるだろう。
日本の失業率が5%を超えたと騒いでいるが、そんなところでは止まらないだろう。
ただ、雇用悪化のピークは、不況のピークではない。雇用悪化のほうが遅行する。

2009年6月16日火曜日

政治と信仰の話

自宅で今日の日経をチェックする。
予想に違わず株価は下がった。しかしこれほどとは思わなかった。
9,752.88(-286.79)(-2.86%) 暴落といって良いほどだ。


西洋のある国では、人と仲良くなるためには、政治と宗教の話をしないことが大切なのだそうだ。
ブログは、そういう意味では有難い。話したいが聞いてくれる人もなく、かといって記録もしたい。
日記がわりに使える。


わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。
マタイ

医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。
マタイ

あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。
レビ

だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。
マタイ

敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。
マタイ

神の怒りに任せよ。
サムエル記

復讐は私のすること、私が仕返しすると書かれている。
敵が飢えているなら食べさせよ、渇いているなら飲ませよ。
ロマ書




私は非常に我が強い。そのためにこれまでの人生、トラブルが多かった。
自分が正しいと思いすぎらしい。
だから? 仕事のトラブル。
聖句がわいてくる。
どうしたものか。

景気は簡単に回復しない

15日のロイターが、国際通貨基金(IMF)の専務理事の話として、伝えた。
「米ドルは、世界の主要準備通貨としての地位を維持する公算が大きい」
こういう発言をすること自体が、米ドルが世界経済の主要準備通貨の地位を降りようとしている証左だ。
ただ、米国の軍事力、メディアの力、研究の力、異質を容認する力、政治的な決断と実行の速さなど、まだまだ強い国だから、簡単には変わる通貨がないのも事実だ。また、米ドルが準備通貨だから結果として経済が強くなるとも言える。なぜなら、実際の国力よりもドルが高い。その高いドルを各国が国債などの形でたくさん抱えている。ドルが低くなれば、米国は今のような消費ができないし、各国が国債をはき出したら米国は没落する。

日本も、G8も、景気は最近底打ちを確認し上昇に転じたと伝えている。
しかし、これは各国が行った経済対策の効果が出ているだけではないか。
商品市場も上がったが、例えば原油にしても70ドルを超え、これで丁度いいという程度だ。かつてのように200ドルになるのではないか、という異常な事態にはならないだろう。

景気回復は、VかWかLだ。V字回復していくというエコノミストもいる。大方はVかWを予想しているようだ。私はL字だと思う。長い不況が続く。
とりあえず、3時間後に始まる今日の東京市場は大幅下落するだろう。

2009年6月14日日曜日

典礼聖歌210番

かみのこひつじ 世のつみをのぞきたもう主よ
われらをあわれみたまえ
かみのこひつじ 世のつみをのぞきたもう主よ
われらにへいあんをあたえたまえ

初めて聴いた30年前から、210番の旋律は至高だと思っている。作曲者Sr.石川和子さんは、グレゴリオ聖歌研究家、東京純心大学の先生。ご健在とSr.Sから聞いた。かなりのご高齢かと思う。
(典礼聖歌210番ミサ曲2平和の賛歌)

210番以外では典礼聖歌216番感謝の賛歌、カトリック聖歌集では246番ひせきにこもりて(聖体)と621番(322番に同じ)あめのきさき(ルルドの聖母)と627番Ave Mariaが好きだ。

2009年6月7日日曜日

トビア

トビアはトビットの子。
この家族の物語、「トビアの書」(旧約)を読む。
トビットは、最後に喜びの賛美歌を歌う。
この書のいわんとするところとは違うが、私はトビットが112歳まで生きたところに目がいってしまう。

2009年6月1日月曜日

図書

経済誌と岩波書店「図書」6月号を読む。
「挫折と危機のなかで」(内山節)でアイルランドの農民の生活が書いてあっておもしろかった。

ウイリアム・ペディによれば、17世紀、アイルランド人は金を使用することなしに生活できた。
家畜が安価で、魚、鳥がたくさん捕れた。
自分の手で馬具や家具が作れ、農耕ができた。
誰でも造れるような家に住んでいた。
夫人はみな毛糸のつむぎ手、染め手である。
一日二時間とは労働しないで自給生活ができた。

短時間しか働かず、貧しい暮らしに甘んじる。これは素晴らしいと思った。
私たちは、豊かな生活の実現のために金が必要だったはずだ。しかし、今では金のために生活するようになってしまった。
労働それ自体が楽しみであった時代が終わり、金のために労働する時代になった。労働は手段に、生活は労働の疲れをとるための場所に。

2009年5月29日金曜日

GMの異常さと米国のワガママさ

 ウォール・ストリート・ジャーナルは、経営危機米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)に対し、オバマが、破産法適用を6月1日に申請と報じた。

 昨夜11時頃からロイターなどでは報じていたし、リアルタイムで私でもこの情報に接することができた。株の掲示板では11時に論議が始まっていた。すごいスピードだ。

 申請すれば、クライスラーに続き、米ビッグスリー(3大自動車メーカー)のうち2社が破産、異常事態。
 資産ベースは、米製造業過去最大規模の倒産。自動車業界、米景気、金融に影響を及ぼす。
 GMは過剰債務をなくすがそこで大損する投資家がある。それがねらい。そして、新しい株を発行.
72.5%を米国が持つという。
 栃木県の足銀と同じだ。ひどい倒産だった。さんざん株を発行し、増資して素人に買わせ最後に株券を単なる紙にした。得したのは、足銀経営陣と借りて踏み倒した大手法人だけ。足銀ファイナンスなんていうのは、足銀の幹部の天下り先だったし、完全な高利貸しだった。そこの債務も帳消しにした。
 しかし、足銀がその後やったのは徹底した合理化だった。社員の給与はかなり下げた。

 GMは足銀のようには行かない。国が大株主として大企業の経営者になり、保護主義を前面に出し、つまらない車をたくさん作って高く売る。他国を閉め出す国家資本主義だ。米国しか許されない暴挙だ。ドルは早々と基軸通貨の座を降りるかも知れない。
 とりあえず軍事的な背景を持っているし、ジャーナリズムと研究は一番だが、金融が崩れすぎた。

 私は真の意味でGMをつぶさない今回の破産法適用は、結局延命措置をしているに過ぎないと思う。延命措置のために政府の多大な浪費が行われる。インフレも懸念される。なによりドルの価値が下がるだろう。
 もう数年前から、毎年3兆円もの営業赤字を垂れ流してきて、債務超過になって4年目?
 こんなことがあっていいはずはない。

 ところが、ところが、今朝方からこんな事件にふれても、今日の東京市場は引けにかけて上げた。ドルは強い。97ドル台。今の景気が底を打って上昇基調になったという、政府や経団連、トヨタ自動車会長社長のリップサービス、願望を鵜呑みしているとしか思えぬ。こんなことがあっていいのか。不思議でならない。
 私は1ドル90円目指して落ちると踏んできたが、この1か月の予想は外れっぱなし。

ニュースでGM

GMがやはり破産するとの報道があった。先ほど。目がさえて眠れない。

「経営危機に陥っている米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)の債務削減交渉で、同社と米財務省は28日、連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請を前提とした新たな提案を債権者に示した。」

これはいいんだが、条件が良くない。

「債務削減の見返りに再建後に誕生する新GMの株式の最大25%を付与するもので、主要な債権者は受け入れを表明。GMは破綻(はたん)回避を事実上断念し、早期再建に向けて「事前調整型」の破産手続きを進める。」

ほんわかした破産だが、これをうけて、今、ドルが買われ97円(1日で3円も高くなった)、株も高い。
こんなことでいいのだろうか。
政府がGMにいくら金をつぎ込んでも、債務を株に転換して帳消しにしても、車が売れなければ、結局この企業は残らない。
そもそも、ハイブリッド車や、エコ・エネルギーで世界をリードすると言っているオバマ大統領の政策を実現できる技術があるのだろうか。トヨタ自動車が株を買う、資本参加するなんてことになったら、トヨタも危ない。なにしろGMはわかっているだけで9兆円も借金がある。
米国は、政府資本主義だ。どの国もその国の資本を守る。得意企業を守る。しかし、今米国がやろうとしていることは、世界の資本主義の根幹を揺るがす。受け入れがたい。

2009年5月24日日曜日

GMとクライスラーの処理

 クライスラーは破産処理中。GMは6月始めに決まるらしい。
GMも破産させたほうが、米経済、世界経済によい。
GMの無担保債券が360億ドルあるのに、政府がつなぎで3千億ドル出しても、破綻は時間の問題。
オバマは自動車産業救済を宣言して大統領になった。処理が???思っていたら、うまい方法を適用したかに見える。
オバマ支援母体の自動車産業の労働組合、保険組合を株主にすることだった。全米自動車労連は既得権益も大きく、その力は大きい。

しかし、私は、クライスラーがやろうとしているやり方は成功しないと思う。会社への帰属意識が日本のように強くはないし、契約社会だから、社員は労働契約以外のことはやらないし、経営に労働組合が参加することなど文化的にうまくいかないだろう。
会社の役員になっている組合が、会社に対してストができるか?
実際、何年か前に破綻した米国スーパーマーケット?も組合を役員の一員にしてうまくいかなかた。経営者と労働者はいつも対立と契約の関係にあるのがこの国の姿。

米国経済は部分的にしか腐っていない。しかし、腐っているところに防腐剤を上塗りしても、早晩全体が腐る。腐った部分を早く切り取り、他を生かさねばならない。そこで損をするのは株主や投資ファンドだが、それはそこで被ってもらって(それが米国が進めてきた極端な市場任せの自由主義経済)、その分フォード車などが売れるのだからいつまでも莫大な資金を支援すべきではないと思う。

破綻すれば、米経済と雇用に影響が出る。GM破綻は、米GDP(国内総生産)を4%下げ失業率を1%上げるそうだ。米失業率は8%になるだろう。政治への批判も出る。しかし、破綻させなければ、税金を垂れ流すことになる。
破綻報道と、その後の雇用の悪化を受けて、リセッションはますます重く感じられるだろう。世界的に相当株価が下がる。そこが絶好の買い場になる。金融不安も再燃するだろう。いくつかの銀行は潰れるだろう。ますます買い場だ。
ここ2か月は、景気は底を打ったと、日米とも政府要人が言っている。しかし、実際の底はこれから来る。
住宅市場、消費者指数、ミシガン大学の予測、鉱工業指数、原油価格などをみると、少しずつ改善の兆しがある。最も重要なのは住宅市場だと思うが、これが底を打つと見られるGM破産を受けて、日本の輸出関連株は底を打って上昇する。

はるかなる山河に

はるかなる山河に 東京大学出版会

を読む。
最近は本をあまり買わないし、書き込みもしないが、昔は蔵書印を押したり日付を書いていた。
裏書きが1977年とある。
もう、30年まえから何度読んでも感動する。
装丁はぼろぼろになってしまった。

2009年5月23日土曜日

風の薫り

「風の薫り」 井上洋治著 聖母文庫
を読む。
後書きから読む。

「俺が」という利己主義がかなり強い自分、生きとし生けるものと共にある自分、アッバの安らぎの人生を想う。

2009年5月18日月曜日

心ない言葉

今日は信徒の皆さんとの食事会で心ない言葉を発してしまい、自らの心の貧しさを想う。
言ってしまったことは取り返しがつかない。何もできない。

あるシスターに相談すると、「わかっているなら祈りなさい」と言われた。
それがあると思った。
---
あなたが私を選んだのではない。私があなた方を選んだ。・・・互いに愛し合いなさい。これが私の命令である。
ヨハネ15-16ー17
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2009年5月16日土曜日

民主党 党首選挙

民主党代表選では、議員と国民に意識の相違がある。

選挙権を持つ議員の票読みでは鳩山の勝ち。
世論調査では、圧倒的に岡田支持。

このわけは、小沢一郎の影響力。
衆議院選挙が近いので、岡田を選んだほうが民主党にとっては有利だと思う。

ただし、政権交代が日本経済に与える影響はあまりないと思う。むしろ、自民党政権のほうが景気回復は早いと思うくらいだ。海外投資家はどう見るのだろうか、今夜のロイターで分かる。
鳩山なら岡田よりもほっとするのでは。自民党に近い方が安心だ。
安全保障、基地移転、米債務のドル建て。

国民の所得を2割上げると鳩山が言っていた。岡田は産業構造を変えると言っていた。

どちらも一般に受けがよいだろうが、実現味がないし現状認識が違う。
今の日本の問題は、莫大な消費をしてくれる米国経済がこわれていること、それに変わる中国も成長率が落ちているし国民気質が米国ほどの浪費をすると思えないこと、そこから発生する問題、これまでの日本の輸出依存経済を見つめないといけない。

国民は簡単に政治を変えたがっている。ただの何となしの期待感。
しかし、民主党が政権を取っても簡単な状況ではない。

2009年5月14日木曜日

日銀、政府の甘さ

◎日本経済に回復の兆し、年末に向け安定へ = 日銀総裁

日銀の白川方明総裁はロンドンで5月13日、ロンドンで講演し日本経済には回復の兆しが見られ、年末に向けて安定し始めるとの見通しを示す一方で、日銀は状況を注視すると述べた。
「日本経済は文字通りがけから落ちた。最近は鉱工業生産が6カ月ぶりに増加するなど一部に明るい兆しが見られる」と語ったという。


◎4月の景気判断、4カ月連続で上昇 = 内閣府

内閣府が5月13日に発表した2009年4月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断DIは34.2(前月比5.8ポイント上昇)で、4カ月連続で上昇したという。



これらの景況感は間違っている。国はできるだけ甘い方向で話している。
家計の厳しさ、ここ数日企業が発表している2010年3月期決算予想の落ち込み、消費悪化、財政赤字、不景気の中のデフレ(スタグフレーション)状態、最後に雇用の悪化が一層顕著になるだろう。
私は、株価は今よりも下落、為替は一層の円高を予想している。

昨日の株価9,400円、今朝の為替95.25円/ドル

2009年5月13日水曜日

総選挙を前に

自民党議員の立場
・民主党には小沢が党首続投してもらいたかったなあ。
・小沢がやっていれば、自民党にも分があるというものだ。
・小沢が辞めた今となっては、そのかいらい政権とも言うべき鳩山が望ましい。鳩山応援だ。
・自民党は麻生に降りてほしい。麻生のママでは勝てないな。

民主党議員の立場
・自民党には今のまま、麻生に総理総裁を続けてほしい。
・麻生がやっていれば、民主党に分がある。
・麻生が辞めるようなことにならないように応援したい。
・民主党は、小沢が辞めて良かったが、次は鳩山では勝てない。岡田に党首になってほしい。

おもしろい国だ。敵対する党首を応援する。自らの党首には降りてほしい。

民主党が政権を取ったら、米国の国債を買わない方向が強まる。
それは世界的にドルが基軸であることを揺るがす行為。
そんなことをしたら、円高ドル安が進むだろう。

次の選挙は民主党が勝つだろう。民主党政権ができるだろう。
それは、景気にマイナスに働くだろう。
内需はまあまあだが、輸出産業は一層打撃を受けることになる。

円高

現在、96.45円/1ドル。
1円の円高が1日で進んだ。

あるエコノミストは、円高がここでとまり、100円付近に戻るという。
私は、さらに円高に振れると思う。しかも歴史的高値。
92円とか、90円割れとか。

2009年5月12日火曜日

民主党党首

今日の日経は下げるには下げたが、下げがたりない。-150円であった。
日経平均9,300円。高すぎだと思う。

小沢が辞めて、次はだれか。
来週あたり党内選挙か。
岡田だと思う。
菅、鳩山、前原との線もあるが。

あと2時間

あと2時間弱で東京市場の相場が始まる。
今日は下げる。2%近いだろう。日経平均で-500円以上になれば有難い。
為替も97.37円となっている。円高ドル安は、もっと進むだろう。

2009年5月11日月曜日

基督教徒とは

キリスト教徒とはなにか。
よくわからない。

キリスト・イエス、救い主であるイエス、
イエスという名の人であり神の子である者を救い主として信じる人達のことだ。

救い主ということはどういうことなのか、
そこが説明しにくいし私もよく分からない。
人が救われるとはどういうことなのだろうか。
自由になるというのはどういうことなのだろうか。

「真理は汝を自由にする」(ヨハネ)
聖書の言う真理とは何なのだ?

罪人(つみびと)は神との関係が正しくないこと。正しい関係を義というのだろう。
罪人(ざいにん)は法における罪の人。

法然や良寛にひかれつつ、イエスの道を歩みたい私はなんなんだとよく思う。
一方、法然、良寛、一遍上人、道元などと、西行などとは違う。全く違う。最近分かってきた。

2009年5月10日日曜日

芸術系



庭の花

ユキノシタ














シラン






















オダマキ

















文字、絵、楽器、歌、そういう芸術系は全くだめだとは自覚していた。


写真もヘタだとは今日わかりました。

2009年5月9日土曜日

選擇本願念佛集

ちょっと、思い出して法然を読んでみた。

選擇本願念佛集  巻本 第三 念仏往生本願篇

法然が山を下りて浄土宗を開いた、その時の宣言論文みたいなものだ。1198年。

第3章はいつも私をなごませる。どうすれば往生できるのかという話。
法然にはいつも弱い者への優しいまなざしがあった。
この章で法然は、往生のためには、仏像造ったり、寺に寄進したりすることじゃない、知恵を積むことでも、多聞多見でも、戒律を守ることでもないと強調している。「諸行等を以て本願としたまわば、往生を得る者は少なく、往生せざる者は多からん。」
として、ただただ、「称名念仏の一行を以て、その本願としたまえる。」
わけだ。
浄土宗の寺はまさかこの、開祖法然の重要な文章を読んでないはずはなかろう。
これに従って生きるなら、坊さん、少なくとも浄土宗の坊さんは、1,500万円の車に乗れないだろう。檀家に布施を強要し総ケヤキ造りの1億円の庫裏に住めないはずだ。
法然だったら、戒名何十万円を払えない、親戚もおらず、近所も、行政も手をさしのべてくれないような孤独と貧困の人達にこそ、大切に大切にお念仏を唱えて仏のもとに送ってくれただろう。

近所の葬儀で寺とのつなぎをやった。
西暦1300年頃はすでに立っていた寺。
我が家もその寺の檀家。住職は立派な方だ。立派は人ほど偉ぶらないと思った。

友人の外科医が言っていた、「実力のある外科医は決して威張らない」
同じだと感じた。

ここは、布施が他の寺よりはずいぶん安い。それでも仏教寺院は高すぎる。
庫裏が立派すぎる。
寺は世襲になったところで堕落した。
国会議員と同じだ。

仏教僧侶でも、檀家をもたず、弱者につくし、自ら清く貧しく生きる、その道を歩む僧侶もきっと多いだろうとは思う。

日本は、家制度がは崩壊しつつあり、多宗教国家になりつつある。埋葬は多宗教の共同墓地化しないといけない。その点を質問すると、
回答は、
「仏教寺院の墓地は寺が管理しており、檀家個人のものではない。その寺の儀式に乗っ取らないものは寺として埋葬を拒否する。これは昭和33年頃の裁判の判例にある。たとえば、遺族数名だけでも立ち会って、その寺の流儀に則った儀式をして埋葬することは許可する。」

よく分かる回答だ。
知り合いの別の坊さんは、
「戒名を新たに与えないと埋葬させない。だって金が取れないだろう。」
と言った。これもよく分かる回答だった。

何によって成仏するのか、何を本願とするのか。

景気底打ち?

3月の安値から平均株価が3割上がった。
ムードのような上昇は、楽観的すぎ。

トヨタ自動車は71年ぶり営業赤字、来期も赤字。製造業で史上最大赤字額。
日立は赤字拡大、7880億円。
三菱UFJは赤字2600億円 3メガバンクは全て赤字
証券主要5社:全社が赤字
東芝は赤字3436億円 自己資本が8%になるため、5000億円規模の資本増強
米国の失業率は8.9%。1983年(9.2%)以来25年7か月ぶりの水準。10%になろう。

日経平均9,500円を付けそうだ。10,000円が見えている。高すぎる。
今朝までの米国市場もまた上がった。2%近い上昇だ。これで来週、日本も高いだろう。

2009年5月8日金曜日

電子デバイス

今、京セラ株、トヨタ自動車を売っている。
京セラは売り上げの24%が電子デバイス。
電子部品、パソコン周辺機器など。

例えば、日本の携帯電話が、今までのようにこれからも売れると思えない。
使えるのに数年で買い替えるそんな市場は続かないと思う。

北米拡大で莫大な利益を得てきたトヨタ自動車。今までのようには行かない。

やっぱり昨日は

やっぱり昨日はあげた。
上げすぎだ。日経平均9385円、+408円。
今日はあと数時間で始まるが、下げるだろう。

原油は57ドル。高い。為替99円。安い。共に日本株高の要因。

今の相場は高い。世界的な株高。

私は、売り方。大方が言う「経済回復」に向かっているのではなく、さらなる景気の悪化、決算の悪さ、銀行や新興市場の危機などが近く起きると踏んでいる。
米国の雇用保険申請者総数が発表になった。660万人だそうだ。もっと上がるだろう。

2009年5月7日木曜日

今日の東京市場は高い

東京市場があと2時間半で始まる。
今日は相当高くなるだろう。米国が暴騰しているし、円安傾向も落ち着いている。
しかし、これは高すぎだという私の考えは変わらない。

2009年5月6日水曜日

神神の微笑

神神の微笑(芥川龍之介著)を読む。
芥川という天才は、まことにかわいそうだと思う。
あまりにも先が見えていた。

日本のキリスト教が日本の文化内で開花するように変革しないことには土着しないことを、大正期に予想していた。

「ぼんやりとした不安」という言葉を残し、自宅で自殺した。
それを批判する人は多いが、急にそうしたわけではなく、安易にしたわけではなく、そこまで内面的にそうとう苦しんだ末のことであったと思う。
芥川が死んだ時、奥さんは「お父さん、よかったですね」と語りかけた。
これも批判されるが、奥さんだけは芥川龍之介のつらさ、そこまで追いつめられて苦しんでいたことを分かっていたんだと思う。
亡くなる前数週間、薬でもうろうとしていたのだから。

キリストに影響された「西方の人」「続西方の人」が最後の作品だった。

トマス・ア・ケンビス

世界で一番読まれている書物は、聖書。私にすれば、世界で一番積んでおかれた書物でもあると思うが。
世界で二番目に読まれた書物は、「キリストにならいて」(古い訳は 倣いて )
初版1473年。邦訳は最初が1596年というからすごいものだ。
修道生活について書かれたが、ひろくキリスト者(特にカトリック)にとって、信仰の内的生活を語る古典である。
著者トマス・ア・ケンピスは、トマス・アクイナスと同一人物と私は長く思っていた。
今日は、『キリストに倣いて』をつまみ読みした。

最近は、実にいろいろな書をつまみ読みしている。読んでいるものには、そういうことができる類のものが多い。どこから入ってもどこで辞めても可能なエッセイのようなもの。
力を込めて、正座して全巻一気に読む体力も能力も気力もない。
リビングのコタツに10冊くらい、寝床に20冊、手を伸ばして取って寝ころんで読むのが至福の時間。

第1章から3章は、修道生活について。第4章は、独特だ。ちょっと分からない。聖体についてのようだ。
新約聖書の共感福音書も、マタイ、マルコ、ルカまでは読みやすいが、ヨハネはよく分からない。
「キリストに倣いて」も、同じ感じだ。
ただ、第4章の格調の高さには驚かされる。
訳者の優れた日本語にもよるのだろう。訳者大澤章は、名著「丘の書」の著者で、語学にたけ、毎日ラテン語聖書を読むのを日課にしていたという。
トマス・ア・ケンピスは、14世紀ドイツの神秘主義者。92歳で没するまで71年間の修道生活を送ったという。

2009年5月3日日曜日

連休明けの株価暴落は?

あるのではないかと思う。急落するのではないかとも思う。
このところの株高はおかしい。
かつて、永年投資をしている先輩から
「自分の考えに固執しているから儲からない。周りがおかしいのではなく、自分がおかしいと思うようにしなさい。」
とアドバイスを受けた。確かに、相場は理屈どおりに動かない。人気で動く。

それにしても、このところの株高は需給で動いた相場だ。ファンダメンタルズではない。
売りが多すぎた。PBRが0.8倍になっていた。私は3月、4月は買い戻し相場だったと考えている。

それなら、9,000を超えPERは180倍を超えている今の相場は、売りだろう。それは連休明けに来るのではないか。
まだまだ空売りは多い。信用倍率は1倍以下の銘柄も多い。
しかし、業績をともなわない需給相場は、きっと反動反落がこよう。

司教様訪問での話

 司教様の説話のあと、神父様が話した。
 「3誓願のうち最も重要なのは、従順だ。従順によって、あとの二つも何とかなってきた。」
 深い話だ。しかしきっと、私には本当のところは分かってないだろう。

 カトリック教会では、教区(地区割り)と修道会がある。修道司祭は、三誓願による奉献生活を志し、修道会に入り司祭になった修道士。三誓願は清貧、従順、貞潔と誓願を生きること。
 1 イエス様の貧しさを生き、私有財産を持たない。
 2 神のみ旨は会を通して示される。修道会の長上の思い、意志に自分の意志をあわせる。
 3 独身生活を生きる。

2009年5月2日土曜日

ルカ10章

夕方から、新約聖書 ルカによる福音書 第10章を読む

夜イノシシ肉が友人より届く

株と園芸

連休で何をするわけでもない。外へ出る気力もあまりない。そういう欲求も少ない。
だいたい人がいるところは嫌だ。

連休でほっとすることがあった。こんなにほっとするとは。
株で評価損が発生しない。何しろ市場が休みだから。
儲かっているときは、休みの日はつまらない。しかし、今は逆。


そんなわけで、何をしようかと思っていたが鉢植えのシュロチクを植え替えようと思う。
この間は主の御復活の主日に友人が遠くから来てくれた。清楚な可憐な淡い青のクレマチスの鉢植えをいただいた。鉢が小さかったから大きいものに植え替えた。私がヘタなので彼(クレマチス)は元気がなくなった。
そんなことにならないように、一生懸命調べて土から選んでいこう。このシュロチクも頂き物だ。くださった方の心を感じながら植え替えよう。

指標と株価

いろいろな指標に先行して株価が動く。
良い指標も、悪い指標も知ったら仕舞い。
最近の指標の動き(景気の不安感の減少)にともなう株価上昇はすさまじい。

市場は良い指標ばかりに反応し、悪い指標を忘れているかのようだ。

・日本の経済成長がマイナス1%程度で続いた場合、「年金制度は2031年度に破綻する」と厚生労働省が発表。
・民間経済研究所(第一生命、ニッセイ、三井住友、三菱、富士通など)12機関のGDP予測は、2009年1月~3月ベースを年率換算で13.6%~19.7%減少。過去最悪の予想。
・消費者物価指数は、3月、0.1%下落。コンビニまで値下げ。デフレ懸念。
・完全失業率は4.8%。2か月で0.7%上昇。
・有効求人倍率は0.52、7年ぶりの低値。
・消費支出は、13か月連続減少。最長記録更新中。
・商業販売統計は、3月、前年同月比24%減。過去最大下げ。
・鉱工業生産指数は、前年同月比で34.2%低下。2月よりは上がった。
・住宅着工戸数は、前年同月比20.7%減。
・国内新車販売台数は、前年同月比28.6%減、7か月連続2桁減。
・2004,5年以降、国内は販売減少していたが、例えばトヨタ自動車は最近4年間でアジアが年間100万台増加したし、北米では日本国内の倍近い年280万台売ってきた。4月の米国自動車販売は34.4%減、約30年ぶりの低水準。米国でトヨタは42%減少した。日産38%減、ホンダ25%減であった。
・米国自動車アナリスト、スティーブン・スパイビーは5月1日「来年まで回復はないとみている」と語った。
・日本、勤労統計では、3月、製造業の残業時間は過去最低であった。前年同月比では約半分になっている。

消費の低迷、雇用の悪化など、悪い指標ばかり目に付くのは、私のマイナス思考のせいではないだろう。

しかし、株価は上がっている。

わたしにはわからない。

2009年4月30日木曜日

不景気の株高

今日は上げた。円安、米国株高が背景にある。
これが株の上昇の始まりだろうか。
株価は底を打ったのだろうか。

どうもそう思えない。けっこうな不景気で、数年続くと思えてならない。
今は指標が悪くない。しかし、これからもっと悪くなる気がする。

2009年4月29日水曜日

聖書の構成

聖書は旧約聖書が39の話からなっている。
カトリックでは旧約聖書は46ある。
どういうことかというと、聖典とされるものがどこまでかなのだ。
プロテスタントとカトリック共同で訳そうとなって、共同訳の聖書が出たが、日本語があいまいなので助かった。西洋では大変な論争だそうだ。
カトリックの主張する7つの話を、続旧約聖書として載せることで、プロテスタント側も納得したらしい。

もともとユダヤ教の聖典である旧約聖書は、39の本からなっている。それを踏襲しているのがプロテスタント。

午前中は仕事がらみ、家でやっていて、午後は釣り。夜はこれからちょっと聖書を読もう。そんな日だった。
釣りは山奥へ。山桜、枝垂れ桜、八重桜が満開だった。家を出るとき21度あった気温は渓流では14度だった。
弘前市が桜満開だそうだ。

体罰基準

 教育は社会問題、経済問題、社会の思想、民衆がふらつく意識と切り離せない。とても影響される。

 昨日ニュースで学校教育における体罰に関する最高裁判決(初めての判断だという)を見た。
 私の友人A君は「学校教育における体罰」についての論文で学位を得た。A君によれば体罰であるかないかの<基準がない>日本の公教育現場は大変だ。日本の学校教師は法のあいまいな体罰禁止条項と抽象的な表現の文部科学省通知だけで動いているという。

 熊本県の14歳が訴えていた裁判の昨日の判決は、教師の行為を体罰に当たらないとしたものの、基準を示していない。国は早く体罰基準を示すべきだろう。
 この判決に関するいくつかの報道を読んだ。ひどいのは毎日新聞。堀尾輝久・東大(教育法学)の話を掲載し、

1 「児童の胸ぐらをつかむ行為は肉体的苦痛や強い恐怖心を与えるもので、指導ではなく体罰に当たるのではないか。」
2 「教師はまず第一に子どもとの信頼関係の構築を心がけるべきで、「体罰基準」の解釈にとらわれ過ぎるべきではない。」
と報じた。

1について
 私は、「絶対に恐怖心を与えない指導」を目指したら、子どもを叱ることはできないと思う。叱るということは、感情のぶつかり合いだ。
2について
 友人A君によれば、信頼関係の構築は体罰場面と別の問題。因果関係がないわけではないが、必要なコンディションではない。信頼関係が構築されつつも必要な体罰があるという。
 体罰基準の解釈こそ重要で、国が早急にしなければならないこと。(教育再生会議でも指摘されている)

 車の運転において、交通違反とはなにか、具体的な基準があるから運転できる。「危険のないように運転するべき」「場に応じた運転するべき」などと言われ、その場ごとに判断するのでは、違反のない運転はできない。交通違反の基準があいまいな場合、運転者が絶対に違反しないためには、そうとう萎縮した運転になる。学校教育は体罰禁止のあいまいな表現のために、基準を示さないために、萎縮している。判決の中で、「社会通念に照らし教育的指導の範囲を逸脱するもの」が体罰なのだそうで、そんな不明朗な基準で日々の具体的な生徒の問題行動に対応するのが今の学校(特に公立校)の教師だ。
 昨年度は教師への志望者が減り、東京都では小学校で試験倍率が2倍を切った。県によっては他県にまで試験会場を確保しているという。ワガママな子どもたち、保護者、法の未整備、教師への責任転嫁、縦社会、不人気はあたりまえの話だ。採用試験倍率が下がれば教師の質が下がるのは当然だ。2倍以下では相当のつわものが合格してしまうと採用人事担当に聞いたことがある。面接をしても見抜けないという。

私が読んだニュースではAsahi.com が、もっともすっきり事実を伝えていた。
特に、この子は、「廊下を通った数名の女子をけったこと。」「それを注意した教師を2度けったこと。」

この子は、発達障害を疑うべきだ。

 偉いのは熊本県天草市、及び同教育委員会だ。地裁1審、高裁2審は教師の体罰と認め、市が上告していた。市側は「必要に応じて生徒に一定の限度内で有形力(目に見える物理的な力)を行使することが許されなければ、教育は硬直化する」と主張したという。これは学校教育法第11条でいう懲戒権の範囲を超える主張だと思う。2審の21万円の支払に妥協せず、最高裁まで上告した市当局は立派なものだと思う。原告側は「肩に手を置き向き合って説諭するなどほかに適切な行為を取ることができた。」と反論していた。

 説諭なんてことをやる場面と、きちんと怒る場面は違う。怖くない教育ばかりではだめだ。暴力場面でさえ「説諭」なんてことを言っているから「どうして人を殺してはいけないんですか」などという質問をする子どもが育つ。小中学校では、文科省に報告があった明らかになっているだけで年間5万人を超える児童生徒が暴力事件を起こしている。隠れた暴力行為は20万件になるだろうといわれる。それに対して、<教師が感情的になってはいけない、説諭するだけ>そんな指導で教育効果が上がるとは思えない。問題は個々の教師でも学校長でも、教育委員会でもない。国なのだ。文部行政なのだ。

先のA君がいう、
 学校教育は硬直化、萎縮化、縦系統が強化している。
 社会で通用している常識が、学校だけは別だ。
 子どもはまず女子生徒を蹴り、注意した先生の尻を蹴った。そんなことをすれば、胸ぐらをつかまれるのはあたりまえ。教師が大声で「もう、すんなよ!」と注意したもあたりまえの良い指導だ。
 駅で同じことを目撃した大人が注意したらどうか。注意して大人がけられたらどうか。見て見ぬふりをせず、他人の子でもきちんと指導すべきではないだろうか。

 判決文では、男児の母親は教師を刑事告訴しており、判決も「男児の母親が長期にわたり、学校関係者に対して極めて激しい抗議行動を続けた」と言及している。訴訟の背景に保護者の過剰なクレームがあったようだ。この教師は、講師であった。今は学校を辞めているだろうし、当時の校長は退職しているだろうが、大変な7年間だっただろう。
 この親子は
1 地域社会に対し、学校教育を混乱せしめ
2 裁判に負けて多大の裁判費用負担が科せられ
3 子にとっては義務教育期の重要な成長を妨げられた
4 懲戒の範囲について、少しは文科省行政に影響を与える判例を示した

判決文
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20090428113912.pdf

2009年4月27日月曜日

司教

 来週司教様が教会にいらっしゃるというのでちょっと面倒。
 信者さんはけっこう来るらしい。
 今日は、午前中教会と仕事。午後は読書。経済誌5冊と、井上師の初期の著作2冊をざっと読んだ。

2009年4月25日土曜日

ロマ書8章

 内村鑑三は、ローマの信徒への手紙(ロマ書)8章を「パウロの天然」といってたたえた。そこで唱われる自然観は、自然の中に憩う日本人になじむものだ。

 今日はロマ書を読んだ。
 ロマ書はパウロの書簡の中心を成すもの。そしてロマ書の中心は第8章である。

「全ての被造物」、つまりは宇宙をさしているのだろう。
旧約の「レビ記」などの人と動物の差を感じさせないところが、新約の真意だし、また日本人の私をしてパウロの天才を思わせるところなのだろう。

こう書いていると、だんだん分からなくなってくるのでやめる。

先日井上洋治神父様から南無アッバのお札をいただいた。大切にしたい。

景気は底を打ったのか

 ワシントンG7で、世界経済の急激な悪化が、ここにきて、やや緩和しつつあることを声明に盛り込んだ。ニュースでも取り上げていたが、どうも勘違いじゃないか、読み違いじゃないか、期待先行では?と思われる。

 間違ってはならないのは、底を打って上向いたのではない。
 ところが、昨夜の米国の株価は上昇し、日本もけっこう高値で安定していると思う。
 私はこれから景気は更に落ちると思っているので、興味深い。

 今回の声明では「景気後退速度鈍化」なのである。

 国際通貨基金(IMF)は2009年の世界の成長率マイナス1.3%と読んでいるが、これは戦後最悪だ。

 今後は、為替レートにおいて中国の「元」切り上げが求められよう。アメリカドルが基軸である限りこの圧力は続く。そうしなければ、米国の国民の豊かさを維持できない。円に対してもドルは同じだ。
 これが終わるのは、10年後か、50年後か分からない。ドルが基軸でなくなる時。

足尾

 日本各地に戦没者の慰霊碑がある。日清戦争、日露戦争ころは人数も少なかったから村の英霊として至る所に立っている。先の第2次世界大戦では数が多いから、まとめて立っているところもあるが、英霊とするには反対も多かったのか、それまでの戦争よりは慰霊碑は目立たない気がする。山間の村や神社なんかを歩いていて、こういう碑を見つけ立ち止まる。碑の裏を見て、いつ誰が立てたのか、村長がいくら出したのかなど。背景に人やその思いを感じるから好きなんだろう。

 中国人殉難烈士慰霊塔というのが栃木県日光市(旧足尾町)にある。

 この町では、第2次世界大戦で400余名が死んだ。足尾は今は過疎地だが、かつては栃木県第二の人口だった。足尾銅山のためだ。400名のうち、驚くべきことは、中国人、朝鮮人が多いことだ。畑仕事中に日本軍に強制連行され、銅山で働かされた戦争が終わるまでの1年半の間に109名がなくなった。連行総数257名の実に42%。多くは栄養失調であった。
 家畜だってこんなに高い割合では死なない。
 「中国人殉難烈士慰霊塔」なんか建立されたって、この人たちは帰ってこない。

 こういう話は、世界中にあって、資本主義経済とか、軍部独裁とか何か理由はわからないが、政治・政策が間違っているだけではないと思う。人間がもっている、何かとても怖いものの一面が表れるのだろうか。私もその一人だ。
 日本人もシベリアに連れて行かれてかなり亡くなった。第2次大戦後シベリア連行の死者6万人とも、100万人とも言われてよく分からない。満州・樺太・千島には273万人の日本人がいて、このうち約107万人が終戦後シベリアやソ連各地に送られ強制労働させられた。少なくとも37万人はそこで死んでいるという学者もあるようだ。

金のためには、人は本当にむごいことをするものだと、思う。

 今はいい世の中か、日本かというとそうではない。外国人研修生のうち、昨年の死者は最多の33人であったとう。その前年は21人だった。健康管理がひどいのだろう。企業経営者の友人が言っていた。
「彼等はすごいよ、ちょっとくらいじゃ医者にもかからないし、仕事を休まないから。」
 こういう姿勢では、日本の未来はない。奴隷の犠牲によって成り立っていた「ローマの平和」がそうだったように。

米国の株価と日本の株価の連動と非連動

2009年4月25日、日本時間午前2:10現在
米ダウ139.54ドル
為替96.95円/ドル

日本の株価と米国の株価はきれいに連動してきた。
しかし、ちょっとずれるだろうと思うのは、今日のような米国の株価と為替の次の日本の株価だ。
具体的に言えば、米株価は上がったが、日本の株価は下がるだろうと思う。なぜなら、為替が円高ドル安だからだ。
米株価が上がれば為替は円安ドル高に振れやすいだろう。しかし、こういう日の翌日は日本の株価は良くないだろう。
私は、もっと円高になると思っているので、米国の株価以上に日本の株価は悪くなると予想しているわけだ。

2009年4月15日水曜日

株価の予想

米ダウは、8,000ドルを上回ったり割ったりしている。日経平均も9,000円を上回ってきている。
為替は、しばらく1ドルが100円以上であったが、今朝は100円を割った。

しかし、株もドルも高すぎる。いずれ日米とも株は下がり、円高ドル安になると思う。
ダウも、日経もいずれ下がると思う。今は上げ基調だ。

というのは、たとえば、昨夜米財務省発表、米国の3月の小売売上高は、2月に比して1.1パーセント減少した。大変な数字だ。発表前のアナリスト予想は0.3パーセントの減少だったから、4倍の悪さだ。出てくる指標が次々と悪い。それが止まらない限り、株価は上がらない。そう思う。

株価対策??

政府は、株価対策のため、買い支えをする。その資金を用意したという。
株価の暴落は、この国にとって痛手だが、表面的に買い支えをしても、一時の気休めにしかならない。
支える資金がある、やるぞ、という姿勢だけ見せて、実際はやらないほうがいい。

今回のニュースによれば、政府関係機関が株式を買い取る仕組みが導入されたのだが、これは市場原理からおかしな話だ。
上がるときはどんどん上げておいて、バブル景気を招き、下がるときは下げさせないなんて、資本主義社会で許されない。世界のマーケットから売りたたかれる。
為替だってそうだ。一次は介入できても、結局適正な価値に落ち着く。
(その意味では、今の100円/1ドル超えは円が安すぎる。90円を割ると思う)

最大50兆円の政府保証枠を用意するというが、こんな程度の額で、世界からの日本株売りを阻止できるとは思えない。

「不当な暴落を浴びせ続けられている日本を救う」
とニュースでいっていた。
私は、今の株価が不当な暴落と思えない。確かに、暴落でかなりの財産が奪われたが、それが正当なのであって、これまでが異常な高値だったのだとも考えられないだろうか。

欧米と違って、日本は金がある。個人資産、銀行に790兆円、生命保険に220兆円入る。これはすごい金額だ。しかし、だからといって米国のように消費ばかりになって良いとは思わない。あの国は金がないのに使う。日本は貯金しすぎだというが、それが悪いとは思えない。

GM破産法の適用公算大

前々から私はここで言っているが、米国GM社にさらに公的資金をつぎ込んでも無駄だと思う。
そんなとき、ニュースで、破産法適用の方向が伝えられた。
ゼネラル・モーターズが負債問題解決のため、米連邦破産法の適用を申請する公算が大きくなっているという。
問題は組合健保に対するGMの債務、全米自動車労組との合意だというが、オバマが労組の人気をもっていただけに難しいだろうと私は思っていたが、米国という国のドライさ、強さを感じる。
日本では、支持母体の意向を誤魔化し、正面からそれを切れない。これから、全米自動車労組は、年金の減額など様々な痛手を受容すべきだ。そうしないと、会社がつぶれる。つぶれれば、年金その者が破綻する。
米国の自動車会社は、社債を大量に発行しているそうで、それを返済する必要がある。結局株式の増資などになるなら、会社をつぶさないでやっとこすっとこ着陸させるのが良いだろう。

GMは、これからキャデラック、シボレー、ビュイックなどを残して、あとを捨てる、閉鎖する、そういう分割をしながらやっと生き残るのだろう。それが破産法の適用だ。日本が注意しなければならないのは、ハマーなどの悪いGMを引き受けないことだ。

GMの株価は現在わずか2ドルを切った。ひどいものだが、破綻すれば0だ。破産法の適用をし、会社を切り売りして残すべきだと、私は前から思っている。

2009年4月14日火曜日

2009年4月7日火曜日

2009年4月6日月曜日

O beata solitude

O sola beatitude

2009年4月4日土曜日

儲けるためなら

コムスンが介護医療不正請求を行って結局破綻した。
ミートホープも儲けるために消費者を騙した。
しかし、米国はもっとひどい。儲けるために合法的に人間を軽んじる。

最近読んだ書から2例。

1 マクドナルドの戦略

最大の開拓地である中国人を肉食化させるために、様々な手を打っている。穀物を食べている国民から、ハンバーグを食べる国民にしたいわけだ。肉食によってどれ程身体をこわすか、アメリカ人は分かっているのに肉食を仕掛けている。恥を知らない。
 我が国は、2002年中央教育審議会答申において、「子どもの体力は低下傾向が続いており、体力の向上のためには、適切な運動と十分な休養・睡眠に、調和のとれた食事という健康3原則の徹底による生活習慣の改善が不可欠である」と指摘された。2002年、食育基本法案が可決された。
 しかし、日本は具体的にマクドナルドやセブンイレブンのファーストフード(ジャンク)を攻撃してない。米国では、自分が肥満になったのはハンバーガーが原因だと、食品会社に訴訟が起きてる。日本は、もっと自信をもって食に切り込むべきだ。一部の企業の不満を恐れてはならない。30歳以上のコレステロール値は、日本よりアメリカのほうが高いが、30歳未満では日本の方が10ミリグラムも高い。
 米国上級裁判所で、2005年に判決があり、マクドナルド社に、トランス型脂肪酸の含有量を安全な量に減じること、全米心臓協会に7億7千万円を寄付しトランス型脂肪酸の知識普及などに使用すること、トランス型脂肪酸の使用状況を消費者に知らせる広報活動のために1.65億円を投じること、トランス型脂肪酸が心臓血管に与える害(LDLコレステロールを増やし心筋梗塞や心臓病を増加させる)について広く国民に周知させるべきことを命じられたという。

2 ファイザー社のバイアグラ販売戦略
 先頃、20年ぶりにあった友人に「昔と変わらない」と言われ、全くうれしくなかった。私は若いころから額が広く、というか髪が後退していて、後頭部も20代にして薄かった。しかし、ハゲをマイナスに思っていなかった私は、なんら問題はなかった。声も幼少期よりだみ声だが問題はない。
 しかし、これが私の中で「問題だ」という定義だったら困ったことだっただろう。
 それをファイザー社はやってきたのだという。まさに悪党。
 ファイザー社の戦略は、勃起に対する不安をもつ人を増やすことだった。
 「たまに勃起しないのは正常ではない。勃起不全という問題なのだ。」という定義を広めたのだ。そのため、米国では新たに3,000万人もの国民が勃起不全という病気に定義されバイアグラの潜在的消費者になったのだそうだ。バイアグラの爆発的消費は、勃起不全の脅迫にさらされた男のかなしい物語なのだった。
 自分で考えろ、と言いたい。なさけない。そんなことで男の価値が決まりはしない。(もっとも、米国ではセックスの強さが男らしさの指標なのかもしれないが)
 そもそも、肉体や精神について、何が正常で何が異常なのかは、簡単に定義できない。誰が決めることなのかも問題だ。

わからないことばかり

どうして為替がドル高になっているのか。とうとう100円を超えた。90円を切ると思っていたのに。

どうして日米の株価が高いのか。平均株価は、8,000円を超えて安定し、今にも9,000円を差し込みそうだ。5,000円でもいいと思うのに。

経済の実態は、株価よりも悪いと思う。米国は30年ぶりの雇用悪化。軍隊を含まず、8.5パーセントの失業率とは大変なことだ。

世界のトレーダー! 目を覚まさなくてはならない。明日の利益ばかりを狙ってはいけない。

ドルが100円を超えていて、米国の膨大な赤字収支が追っつくわけはない。ドル基軸という世界の金融状態を維持するなら、ドル安にする、つまり米国の債権の棒引きをするしかないのに。棒引きしない、自由に任せたらドルは不安定になる。ドルが基軸でなくなれば、今の世界平和は崩れる。保護主義が台頭し、各国の自由貿易は立ちゆかなくなり、関税をかけて短期の国内企業を守る方向へ行く。そうなれば、戦争しかない。 なぜなら、これはいつか来た道。世界恐慌からファシズム、保護主義、そして第2次世界大戦となった歴史を、中学生だって学んでいる。戦争は、独裁者一人が起こしたわけじゃない。国民が独裁者を選び、国民が強い国家、自国だけ、自分だけを望み、明日の食事が豊かになることばかり考えた結果なのだ。ヒットラーは軍事的クーデターでできた政権ではなかった。正当な選挙で極端な支持を得て第1党になった総裁なのである。

米国の国民の浪費のつけを各国が尻ぬぐいするのは、平等ではない。しかし、実態はしょうがないじゃないか。米国を助けるしかないじゃないか。そもそも、米国の浪費のお陰で日本や中国は潤ってきた。10年前の日本の金融危機を救ったのは、米国のクレジットによる消費、住宅バブルだったと私は思っているくらいだ。

回心の祈り

全能の神と、兄弟の皆さんに告白します。わたしは、思い、ことば、行い、怠りによってたびたび罪を犯しました。聖母マリア、すべての天使と聖人、そして兄弟の皆さん、罪深いわたしのために神に祈ってください。

しあわせなひと

しあわせなひと かみをおそれ しゅのみちをあゆむもの

2009年3月31日火曜日

今日の東京マーケット

開始まで2時間以上。
市場はどうなるのか。
たぶん、大幅に暴落するだろう。
特に輸出関連株、中でも自動車はかなり落ちそうだ。
もし、下げないなら売りたい。絶好の売り場だ。

2009年3月28日土曜日

不景気の株高だが、結局下げる

 2月末の発表でS&Pケースシラー住宅価格指数は、前年比ではマイナス18.5%と過去最大の落ち込み。
「S&Pケースシラー住宅価格指数」は、米国の一戸建て住宅の販売価格推移を指数化した指標で、2000年1月時点を100として指数化したもの。
 3月末の今は、更に落ち込んで前年比20パーセントを超えた。そろそろ底だという評論家がいるが、私はまだだと思う。
 根拠は、いわゆる世界恐慌。米国住宅価格は、1925年に高値を付けて暴落し、1933年までに5割に近くに下がった。それから上がり続けて今回の暴落となった。一度暴落すると、これだけ長期の上昇は簡単には取り戻せないだろう。下げが止まったとしてもそれは一時の踊り場で、価格が戻ったとしてもあや戻しでまた下げるだろう。4割くらいまで行かないとならないだろう。

 いわゆるバイアメリカン、保護主義の台頭を最も恐れる私だ。ここにも書いてきた。ニュースによれば、先日オバマが米国自動車産業を守り、雇用を創出すると言い出した。危険な兆候だ。米国にとって、世界にとって。
 日本のバブルは米国のバブルとは桁違いに小さかった。日本のバブル崩壊後、救ったのは米国個人消費だ。しかも借金しての消費だった。米国の住宅バブルは日本にも責任がある。
 米国のバブル崩壊後の立て直しに為に、助けとなる国はない。中国だと雑誌に書いてあった。しかし、中国は人口は多いし、経済発展が落ちても6%あるというものの、現段階では国民が貧しくて米国の経済を立て直すほど米国産のものを消費できない。

 ドルは政策的にも安くしなければ国がやっていけないだろう。また、国力がなかなか回復しないことから、実態としても安くなるだろう。ドル安によって国内企業の輸出を伸ばしたい。しかし、米国はドルが安くなると債権が返せない。膨大な債務がある国で、今度の財政出動で更に国債を売りたいが、ドル安では価値が目減りするし、買ってもらう条件が悪くなる。様々な問題があるが、オバマは強気で、精神的な債権株売り、パニックを防ごうとしているが、リップサービスには自ずから限界がある。

予想:
・シャープ、ソニー、トヨタ自動車、武田薬品、三井物産、日立製作所、三菱重工、などの膨大な資金がある日本企業が、米国の巨大企業に資本参加したらおもしろい。日米にとって良い。ただ、GMやAIGはだめだ。あれを買ったら借金で日本がやられるとおもう。普通の企業と借金の額が違う。
・日本がもつ外貨、ドルでいけば100兆円と言われる債権を日本は破棄することになるだろう。破棄は日本国民がゆるさないから、密約で支出することになるだろう。例えば、北朝鮮やソマリアがらみ防衛補助を金で米国に渡す、基地費用の水増し、イージス艦をもっと買う、日米企業の合併に巨額の支援をする、など体裁のいい債権放棄の方法はたくさんある。マーシャルプランは第2次大戦後の米国の政策だが、世界が米国に同様のプランを、しかも今の政治体制で国民が納得する(正確には誤魔化せる)方法で実施することになるだろう。

2009年3月27日金曜日

読み違えた 高値

2009年3月26日の米国株式市場は続伸した。指標が予想ほど悪い内容とはならなかったことで、米経済が最悪期を脱したとの見方が強まった。
ダウ工業株30種は174.75ドル(2.25%)高の7924.56ドル。
ナスダック総合指数は58.05ポイント(3.80%)高の1587.00。
S&P総合500種.SPXは18.98ポイント(2.33%)高の832.86。

これを受けた
3月27日の東京市場は、
日経平均は上げ幅縮小、週末で手じまい売りも見られたものの、日経平均は上げ基調であることにかわりはないだろう。
現在8600円台半ばで推移している。これは移動平均線の上を保っており、チャート的には今後の高値を暗示していると言えるだろう。
2週前の私の予想とは逆に、日本株は高い動きとなっている。

ネットの株式トレーダーによると、これまで売ってきた外国人投資家は米系ファンド勢が金融や電機、不動産、小売などを中心に一転買いに回っており、日経平均は底堅い値動きとなっているという。
逆に、国内勢は08年12月末の8859円付近で売りを出す動きから、上値が抑えられている。同株式トレーダーは「これまでと180度異なる動き」としたうえで、「公的年金の買いはみられない」と指摘する。
日経平均は強含んでおり、ある株式トレーダーは「9000円が視野に入ってきた」と述べている。主な要因としては期末要因と海外勢の売り圧力の減退が挙げられる。

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それでも株価は下がるだろう

私はそう予想している。
1 景気対策が功を奏さないだろう。
2 財政出動は無尽蔵ではない。
3 ドル基調が弱い。

2009年3月22日日曜日

世界経済の恐慌と保護主義と株価

 金融危機が進展して、世界恐慌になるのかどうか。
 たいしたことはないというのが大方の意見だろうが、私は甘いと思う。もし恐慌に陥らなくても、回復にはエコノミストの言うよりも時間がかかる。
 1929年との違いは、貿易が自由であることだ。金融も世界的になっているし、情報も早く正確だ。さらに、開かれている。80年前の大恐慌では、各国が自国を守るべくブロック経済を実施した。さらに、保護主義貿易を使った。簡単に言えば、それがやがて第2次世界大戦を導いた。今、私が怖いのは、それから80年、第2次世界大戦後、世界同時不況は初めてだということだ。
 ロシアでは中古車輸入制限をし、自動車輸入の関税を引き上げているのだろう。インドは鉄鋼の関税を引き上げた。各国が政治的に短期の自国のみを考えて保護主義を導入する雰囲気になることを極力避けるべきだ。自国通貨の切り下げ、関税の引き上げなどはすぐにでもやりかねない。一時は良さそうに見える。日本なども政局だからどうしても関税を引き上げないと雇用が守れない。政権が取れない。政治家を選ぶ民の民度を上げることが必要だ。

今回の危機は、米国の金融派生商品が招いた。その米国のオバマ大統領はどのような方向に進むのか。

 1929年10月24日、ニューヨーク株式市場で株大暴落が始まった。暴落は続き、11月にはダウ平均224ドルにまで下落。3か月間で半値になった。ここまで下がれば底値だろうと思われた。ところが、株価はその後も下がり続け、3年後の1932年7月が底値となった。株価は58ドル。大底といわれた頃の株価の1/4。
 今、ニューヨークダウは、高値から半値になった。そして下げ止まって最近では上がっている。私はきっとこのまま収束するとは思えない。公的資金投入は、必ず行き詰まる。財政赤字がかなり悪化する。ドル暴落は危険だ。ドルが世界金融の基軸通貨だから、悲惨な経済状態の米国が何とか保っている。今の世界経済は、米国が不安になれば、世界が不安になる。

 私は、アメリカの自動車産業ビッグ3が生き残らない方が米国のためだと思う。自動車労連や退職者のためには生き残った方がよいだろうが、国全体、世界経済を考えれば。すくなくともGMはつぶすべきだ。従業員や退職者とその家族のために、公的資金をいくらつぎ込んでも、立ち直らない。

 3月22日の新聞では、米下院に、米国で生産された低燃費車への買い替えを促す助成制度を導入する法案が提出された。8年以上になる古い車を低燃費車に買い替える場合、最大7500ドル(約72万円)を助成する。米自動車大手3社を販売面で支援する狙いがある。輸入車は対象外で、日本の自動車メーカーからは「明らかな保護主義」と反発する声も出ている。法案はオハイオ州のベティ・サットン下院議員(民主)が、17日に提出した。ペロシ米下院議長は、法案に賛同する姿勢だ。09年~10年は、燃料1ガロンあたり24~30マイル(1リットルあたり10・1~12・6キロ・メートル)走る米国車を購入する場合は4000~5000ドルを助成する。このうち、カナダ、メキシコで生産された車は1000ドル減額する。11年型以降は米国で生産された電気自動車とプラグイン・ハイブリッド車に限り、7500ドルを助成する。日本のメーカーなどが現地生産した車は助成されるが、日本から輸入するハイブリッド車などは対象外となる。

 こうした保護主義的な法案は、次々と出てくるだろう。各国でその要求が政治家に押しつけられる。
 世界にとって非常に危険だ。

2009年3月21日土曜日

聖トマ

シスター武が洗礼名を考えてくださる。 シスターが考えてくださったのだから、そのまま受けよう。

7月3日使徒聖トマ(S. Thomas Ap.)

トマは、ガリレア生れでジェネザレト湖の畔に住み、漁りを生業としていた。
イエスが福音を宜べ伝え始められた頃弟子となり、十二使徒選定の際はその列に加えられ、常に主の傍離れず仕えた。
トマは剛気であった。主が死せるラザロを蘇らす考えから、ベタニアへおいでになろうとした時、他の使徒達は一生懸命引留めた。ベタニアは主の敵ファリザイ人達の縄張内で、見つけられたら生命にかかわる心配があったからである。ところがトマだけは凛として言った。「さあ、行って一緒に死のうではないか!」(ヨハネ11:6)
最後の晩餐の時にも、主が別離を告げられると、他の弟子達は悲しみに心くれて口を利く事さえ出来なかったのに、トマはなお平常心を失わず、汝等はわが行く所を知り、又その道をも知れりとの主の聖言に対し「主よ、私共は貴方がどこへおいでになるか存じません。ましてその道などどうして知って居りましょう」と卒直に申し上げた。「我は道である、真理である、生命である」という御答えはその時のことである。

トマは、主が捕われ給うと他の弟子同様姿を隠した。しかも彼は人と離れて逃げていたので、主が復活して弟子達に現れた時も、帰り着いておらず、姿を拝むことも出来なかった。その話を弟子から聞かされても、信じなかった。疑い深いとも言えよう。何事も徹底的に調べて見なければ気がすまぬ心の慎重さを証するものでもある。彼は他の使徒達に言った「諸君はよみがえり給うた主を見たというが、果してそれは真の主であったろうか。私はその手の釘痕を見、その釘の所に私の指を入れ、その脇腹の傷に私の手を入れて見なければ信じられない」と。もちろん彼は主の復活を全然信じないというのではない。ただ信ずるための証拠がやや不足していると考えた。疑惑をさしはさんだだけ、他の人々のような平安と歓喜とに恵まれなかった。
八日目に至って再び主が来り給い、トマに向って「さあ、お前の指をここに入れて私の手を見、また手を伸ばして私の脇に入れ、早くお前の疑いを晴らすがよい」と仰せになった。トマはもう一言もなく、ただただ「わが主よ、わが神よ」と申し上げるほかはなかった。

その後トマは他の使徒達と離れず、主の御昇天にも立会えば聖霊をも蒙った。布教を始めることになると、彼は遠い東洋諸国を志し、ますパルト人に福音を宣べ伝えた。彼がそれからどこまで来たかは明かでない。しかし当時は既にローマ帝国とインドとの間に通商貿易が開けていたから、彼がインドに至り、マドラスのマイラプールに伝道したという伝説も無根とは云い難い。トマはその布教熱心の故に偶像教徒の憎悪を受け、槍で突き殺されて他の使徒達と同様に殉教の死を遂げた。彼の遺骸は後シリアのエデッサに移され、今なおそこに保存されている。

使徒聖トマは信仰が薄いと、信者の間にいつも評判がかんばしくないが、聖アウグスチノの言ったように、トマの不信仰は多くの人々の信仰を固めた。彼が疑惑を抱いたばかりにイエス復活の明らかな証拠が得られたからである。またもし人あって「キリストの弟子は皆無学な者であったから、何でも無批判に信じたのだ。キリストの復活などは迷信に過ぎない」というならば、我等はトマの例をもってこれに反駁できる。トマの言った「わが主よ、わが神よ!」という言葉には、聖会から購宥が附与されており、カトリック祈祷文の聖変化のくだりに用いられているが、これは天主に対する信仰のこよなき宣言である。

世界恐慌を直視しなくてはならない

もっと危機感を持たなくてはならない。個人的には株の売りで対応を、少ししているが。

1 世界の株式市場でこの1年で、2,000兆円が消えた。金融不安を呼ぶ。
2 世界の金融機関への公的資金投入は100兆円である。国そのものが危ない。
3 米国の新車販売台数は、このままいけば、年間460万台減になる。とんでもない数字。
4 世界の粗鋼生産が1月は前年同月比マイナス24%。とんでもない数字。
5 世界の巨大企業は数万人単位で人員を削減しつつある。キャタピラー、ソニー、シティー
6 治安悪化。全米万引き防犯協会によれば、米国では集団万引きによってスーパーがつぶれつつある。日本とは持っていく規模が違うという。米国の万引きは一大産業ほどの巨大なものだ。想定で3兆4千億円。
7 贅沢に慣れた米国人、ボランティアや公的支援の限界。無料食糧配給所が米国にはたくさんある。贅沢に慣れたホームレスが求め、それに応じている料理は1食2,000キロカロリーだ。家賃が20万円のマンションから、無料配給所に食料をもらいに通っている人もあるという。公的制度ではなく、ボランティアや寄付によって運営されているこのシステムが、近い将来崩壊しつつあるという。ある州では、母子家庭で子どもが2人あれば、公的給付によって生活できる。働くよりも給付金のほうが高いから働かないというのだ。

日本は、経済的・軍事的な友好国として米国を抜きにはいきられない現実がある。しかし、この国の様子を直視し、日本の危機を見つめなければならない。

麻生総理大臣は6か月前、日本は大丈夫だと言った。与謝野大臣も軽く考えていた。今の惨劇を予想していた人は少ない。私もこれほどとは思っていなかったが、日本の輸出依存大成を鑑みれば甘くないと思い、株は全て売り、空売りをかけてさえいた。
今、事態はもっと深刻だ。日本は今がそこではない。もっと悪くなる。以下は今年1月の指標。
1 輸出が前年同月比45.7パーセント落ちた。
2 工業生産指数が10.2パーセント落ちた。
3 企業業績が94.3パーセント落ちた。
4 消費が9.4パーセント落ちた。(12月の百貨店協会指標)
これらは恐ろしい数字で、全て過去最悪なのである。消費は消費税導入翌月はもっと落ちたがそれは一時的であった。
恐ろしい数字だ。雇用は1月で4.1パーセントの失業率だが、過去最悪の5.5パーセントを超すと私は思っている。
これだけ悪いのに、政治が政争に明け暮れている。
自民党は民主党の小沢党首続投を望み、特捜の捜査を辞めさせた。
民主党は自民党総裁の麻生総理大臣の続投のまま選挙を迎えたい。
政敵政党の党首継続を望むまれな構造になっている。
個人消費には消費マインドが大きく影響する。今のままで9月まで選挙をやらないと、消費は落ちたまま、または更に落ちるだろう。
さっさと選挙をやって、自民党が勝っても負けても、民主党が政権を取ってもとらなくても、あまり政策はうまくいきそうもないのだが、マインドの変化が期待できる。
円は本来安くなるべきものだ。日本経済が悪いのだから。ところがドルを安くしないと米国がもたない。それを世界が読んでいるからドルが売られる。
足の引っ張り合いは、国内にとどまらない。

売り買いの正攻法

今簡単な売買の正攻法がある。
日産自動車株を空売りする。
トヨタ自動車かホンダ株を買う。
同額(同株数ではない)を売買する。
これによって、景気がどうなっても利益が出るだろう。
なぜなら、トヨタは価値より安いし(現在2,965円)、日産(現在367円)は価値より高いと見るからだ。
価値とは、未来の車。トヨタとホンダはハイブリッド車で完全にリードしている。トップ争いはどちらかだ。日産はハイブリッド車で遅れているというよりは、ない、と言ったほうがよい。「今売れている車は全てがハイブリッドではない」という日産のコメントを読んで、ますます日産の凋落に確信をもった。
いずれも、国内販売が低く輸出で利益を出す体質は変わりないから、為替や世界経済で株価は動く。しかし、トヨタが1割下げても日産は1割ですまされないだろう。上げるときも同じだ。トヨタの1割上げなら、日産が1割上げると思えない。
つまり、その差益によって利が乗るだろう。正し小さい利だ。しかし、確実な投資法だ。
この手法は、かつて新日鐵と住金で使ったことがある。両社の価値を比較して、同時に上下するが、幅がおかしいときがある。その時に売買を仕掛けると取れる。小さい額だが取れる。この意味は大きい。

為替

2009年 3月21日(土)
ニューヨークの円相場は、ドル買いで急落した。1ドル=95円91銭―96円01銭で、前日比1円43銭大幅円安・ドル高。
しかし、円高ドル安の流れは変わらないだろう。
90円を割れたところで、急に円高に進み、それは80円ギリギリまで行くだろう。
その時、いつもいいかげんな経済評論家という役に立たない人達によって日本の産業は壊滅的な予想を立てられ、新聞は一面で恐慌を訴え一層の不安を誘うだろう。
その時、私の売り玉は全て買い戻すことになる。徐々に買いを増やすことになる。
または、総選挙がらみで買いを増やすことも考える。

基督教徒のなぐさめ

内村鑑三のをちょっと読んでいる。この間はHow I Became a Christian「余は如何にして基督信徒となりし乎」を読んだが心に響くよりは、おもしろい小説のようであった。
今回は時代の背景を考えるとよく分かる気がした「基督教徒のなぐさめ」。
昭和54年3月23日の購入日の印が押してある。岩波文庫100円であった。初版が1939年だから、なかなか内容の咀嚼・解釈が困難だ。

2009年3月20日金曜日

為替

円ドルの為替相場は、1ドル96円に節目がある。
3月20日朝9時現在、94円46銭。
私は、今後、90ドルを割れると思っている。
巨額財政出動でドルが買われており、円安になった。原油高もドル高に連動した。
しかし、財政も限度があろう。
日本が良いから、円高になるのではなく日本よりも米国の問題が大きいから円高になる。

2009年3月17日火曜日

日経3連騰はあや戻し 下げの過程

この間の手記で、日経平均は7,000円どころか6,000円まで下がる可能性があると書いた。
今日まで日経3連騰で、8,000円が射程に入ってきた。
本日 始値   7767.34
    高値   7967.03
    安値   7723.94
    終値   7949.13
    前日比 +244.98
3連騰といっても中身は爆上げ。
円相場(円/米ドル)も下げている。98.65円

しかし、これは売りだと思う。

今は、下げの過程の一時の上げだと思う。
寄り付き前の外国証券(11社)の注文状況は、220万株の売り越しである。
外人が売って、日本が買っている。

上げる材料
★シカゴ225先物は堅調だし、やや上げている。しかし、これはあや上げだろう。
★NY円は3日続落

しかし、下げると思う根拠は次のとおりだ。
★米国株は4連騰したが、やや落ちている。金融株中心に悪い。
★NY原油は反発、4月物は1バレル=47.35ドル
★日銀短観で良いものが出ない。悪い指標ばかりだ。
★トヨタ、プリウス現行モデルを189万円に値下げ。これはよしとする人もあろう。数が売れる。しかし、売れても収益が問題だ。シェアより利益だ。ホンダを意識しての値下げだろうが、売って儲からなくては株は上がらない。
★政策期待がこれまでの売り玉の買い戻しを誘っているだろう。しかしここは踏ん張りどころで、売り方は資金があれば更に売る場面だと思う。
★銀行が上げている。しかし、収益では買えるが成長では買えない。

というわけで今日も売った私でした。

2009年3月16日月曜日

イザヤ書43-4 あなたは、わたしの目に尊い

パスカル「瞑想録」(パンセ) 人生はもう船出しているのだ。今賭けなければ

福田勤 人と人との愛の出会いが永遠の愛である神との出会いである。
聖書「愛し合いましょう。神は愛だからです。」


シスター渡辺和子 一生の終わりに残るものは、我々が集めたものではなく、我々が与えたものだ。

聖書 使徒ヨハネの書簡からとった
「愛と慈しみのあるところ、そこに神はおられる」


シスター菊地多嘉子 真の愛は、痛みを伴う

詩編40 神のみ旨を行うことは私の心の喜び

実るほど頭をたれる稲穂かな
対人関係の謙虚さは難しい。
謙遜は傲慢の始まりともいう。
○正直にのびのび語る。
○自然体で話す。
○堂々と反論するが、相手を傷つけないユーモアがある。
○間違った場合は、心からありがとうといい、反省をする。謙虚である。
○人への愛がある。

×慇懃にへつらう。
×その場を繕うだけで、他人に会わせているだけ。
×本心を隠して生きている。
×心を開いたら危険だと相手に思わせてしまう。
×人への愛がない。

関心があること 深く憐れむということ

前の話:
2009年2月15日 日 年間第6主日の今日は、マルコによる福音から1-40であった。

マルコ1-41では、イエスが深く憐れんで、・・・とある。この深く憐れむということは、昨日の勉強でも出てきたが、とても大事だと思う。
神父様は、最大の悪は、病む人や困った人々への関心がないこと、関わりを軽んずることだという。また、最大の病は、自分の存在価値がないと希望をもてないことだという。そして、これらがなければ、我々はどんな社会になっても、絶望することはないとおっしゃった。

2009年3月8日日曜日

日経平均6000円あり

日経平均は7,173.10円 前日比-260.39(-3.50%)
これは、2003年頃の安値を割りつつある。
ここまで来るとだいたい底値だという人もある。
しかし、6,000円だってあり得る、もしかしたら5,000円もある。
麻生首相は、今回の金融不安や住宅バブル崩壊に端を発する不良債権と経済不況は日本が最も痛手が小さいと言っていた。
はたしてそうか。

輸出依存、しかも対米依存の高い日本経済が、アメリカの不良債権400兆円の痛手を大きく被らないはずはないと思うし、そうなれば日本の株価は今の7,000円台は高すぎる。

かつて、失われた10年とか15年とか言った1990年代の日本の不良債権は、43.2兆円に達した。国家予算82兆円(一般会計)の70%を占めた。

米国はどうか。
米国は軍事予算50兆円と、大変な国力をもつ。
国家予算は350兆円とも言われるから、今回の不良債権400兆円は、国家予算を上回っているのだ。
甘い事態ではないのだ。だから私は、今、株を売っている。空売りは株が下がって儲かるシステム。どうなるかは分からないが、今のところうまくいっている。

国を思えば、のんびりしていられない。日本は本気で早く対策をしないと、とんでもないことになる。ただ景気が悪いと言うだけではない。大きな不景気は、猛烈な税収減を招き、真っ先に教育、福祉を削る。年金が少なくなるとか、公的保険料が高くなる程度ではなくなる。年金は出なくなるのだ。保険は日本の誇る皆保険が維持できなくなるのだ。
やっと消費を維持している公務員階層でさえ、給与は大幅に減ぜられ遅配となり、教育は経済力の格差がその機会均等を維持できなくなる。杞憂ではない。歴史をみよ。そういう時代があったではないか。
戦前は金がないから旧制中学(現、高等学校)に行けないというのはよくある話であった。もう少し前、昭和初期は、米を持っていけない者は修学旅行に行けなかった。そういう学童がどのクラスにもいたのである。戦前、大学に進学できる条件は能力よりも経済力だった。

私は、今の日本の大学進学率が高いと思っている。それほど行かなくていいんじゃないかと。昨日の新聞でも犯罪に手を染める大学生の多さが報道されていた。何をしに行っているのだろう。しかし、学問のために行きたいなら、経済力ではなく能力に応じて行けるような社会が望ましい。

一昨日は、職場で外国から来ている労働者の多さ、それに関わる日本の今後のあり方などを同僚と話した。すがすがしいものである。もっとこういう論議ができないものだろうか。天下、国家を憂える心は、自分勝手な感情だろうか。多くの人が自由になる大事な時間帯に、テレビではどうしてくだらない番組ばかりやっているのだろうか。
あの時の話題で日本の失った文化という点で、つらつら思うには、公共心があげられると思う。戦後、急速に失った。自分がよければいい、他者を忖度しない。さらには、国がなくては私たちは生きられないのに、国を大事に考える教育をしてこなかった。私は最近これを思う。(しかし国旗国歌はいまだにしっくりこない私だ)
みんなのために、無償で働く。みんなのものを大事にする。民生委員、児童委員、保護司、人権擁護委員、町内会長、そんな人達は公職なのであって、その無償の組織が全国で活動している、そんな国が他にあるのだろうか。アメリカ人のように目立った寄付をするわけではない。黙って、誰が民生委員なのか、誰が保護司として厚生事業に奔走しているのか、あまり周囲に知られずにあたりまえのように奉仕をしている。昨年、近所の方が一億円を行政に寄付した。ほとんど周囲に知られなかった行為だが、彼はそれでよしとしているだろう。彼の家は40坪の土地に小さな平屋の質素なものだ。

2009年3月3日火曜日

麻生は正しいと思う

麻生総理の今日の発言は正しいと思う。

3月3日の参院財政金融委員会で、3月決算期末を控えて株安が波乱要因に指摘されるなか、政府・与党が検討に着手した株価対策を中心とした金融・資本市場安定化策に対する質問が相次いだ。

麻生首相や与謝野財務・金融・経済財政担当相らは慎重な見解に終始した。

麻生首相は公的資金を活用した株価下支え措置など株価対策の必要性を問われ、「よほどのことがない限り、安易に(株価対策を)やるべきではない。極めて保守的、慎重でなければならない」とし、金融システム全体に不安が生じるような事態にならない限り、政府が市場に介入すべきではないとの考えを示した。これは極めて正しい。そもそも、株価というのは市場が決めること。前提を壊して何とか株価を維持しても、結局市場に決めさせるときが来るのだから、一時的なものに終わる。その株価維持のために使う金が無駄。

2009年2月22日日曜日

洗礼名

洗礼名

シスターが、そろそろ誰にするか考えておくようにとのことであるが、困惑している。
考えてもらいたいのは、私のほうだ。
誕生日ではルカが近いが。

2009年2月15日日曜日

憐れに思い まず慈愛の心を発し 利行に催さるる

聖書ではいくつも「憐れに思い、・・・」
というところが出てくる。

福音書ではじめてイエスを主とよぶ場面  ルカによる福音書第7章13節
放蕩息子を待つ父親 ルカによる福音書第15章20節
良きサマリア人 ルカによる福音書第10章33節

よく知らないが、原典のギリシャ語では「憐れに思い」は「スプランクニゾマイ」であって、「はらわたがちぎれる」の意味があるそうだ。
つまり、理屈ではなく自然に反射する心があったのだ。
聖書にはないが、カトリックでは古来十字架の道行きの第6留「ヴェロニカ」が登場するが、この人も、心が彼女を動かした。こういった心持ちに、私は非常に動かされる。憧れる。自分にないからよけいだ。

日本の仏教でも似たところがあって、私はとても好きな場面がある。修証義。
その第四章にしてその崇高な理念がみられる。
有名なのは、「愛語廻天の力あり」だが、私はその後が素晴らしいと思う。

第五節
 愛語には廻天の力あり 愛語というは、衆生を見るに、先ず慈愛の心を発(オコ)し、顧愛の言語を施すなり、慈念衆生(ジネンシュジョウ)猶如(ユウニョ)赤子(シャクシ)の懐(オモ)いを貯えて言語するは愛語なり、徳あるは讃むべし、徳なきは憐れむべし、怨敵を降伏(ゴウフク)し、君子を和睦ならしむること愛語を根本とするなり、面(ムカ)いて愛語を聞くは面を喜ばしめ、心を楽しくす、面(ムカ)わずして愛語を聞くは肝に銘じ魂に銘ず、愛語能く廻天の力あることを学すべきなり。

第六節
 人のよろこびは我がよろこび 利行というは貴賎の衆生に於きて利益の善巧(ゼンギョウ)を廻らすなり、窮亀(キュウキ)を見病雀(ビョウジャク)を見しとき、彼が報謝を求めず、唯単(ヒト)えに利行に催おさるるなり、愚人(グニン)謂(オモ)わくは利侘を先とせば自らが利省かれぬべしと、爾(シカ)には非(アラ)ざるなり、利行は一法なり、普(アマネ)く自侘を利するなり。

第五節で、まず慈悲の心が先で、それが起きてから次に行動するといっている。第六節の中の「唯単えに利行に催おさるるなり」の部分は、私の中で、キリストの十字架の道行きのヴェロニカの思いと行いに結ばれる。かたや亀、雀、かたやイエス様であるから、比較もどうかとも思うが、共通しているのは、催されたということ。慈愛の心、利他救済。窮亀、病雀を救った利行の心。ただ無心に相手の為によかれとおもう心にひかされて助けた。そこがとても好きな言葉。聖書の「憐れに思い」に通じる思いだ。

学生の頃哲学のF先生に「あなたはどうするかが大事ですよ」といわれ、結局今でもウダウダしている。かわっていない。行っていない。哲学のF先生も美学のI先生も昆虫学のT先生もあちらに行かれてしまった。

失業率はどうなるか

失業率はもっと上がる。

2008年12月の失業率は4.4%。上がってきたが、どこまで上がるのか分からない。

これで底打つと思えないが、そろそろいいんじゃないか、2009年末には良くなると言う人もある。

実は失業率の変化は、景気の変化よりも遅れる。2009年のGDP成長率はマイナス2.2%。ニュースでは、2009年の失業率は5.3%程度になるという。GDPが更にマイナスになるなら失業率は5.9%程度となり、過去最高の2002年の5.4%を超え6%に迫るとか。6%を超えると心理的にもますます良くない。

失業率は、あいまいな指標といわれる。リストラ等によって仕事を失った場合でも、統計上の失業者には含まれないことがある。職をあきらめて、探してない人を含めない。実際の失業者は、数字よりも高い。

非正規労働者が雇用者数全体の3割を超えるようになってから初めての景気後退で、過去以上に、雇用調整が生じやすくなっている。

政治家はプライドをもち、背筋を伸ばせ!

 駅に行ったら、朝早いのに立候補予定者が演説している。内容は政策ではないようだ。
「みなさま、おはようございます。」
「私は、Aでございます。早朝から失礼致します。」
「みなさまお勤めご苦労様です。」
誰一人とどまる者なく、握手を求めるもなく、ましてや声援を送る者はない。
「皆様のご声援、ありがとうございます。」
極めつけに気持ち悪かったのは、中学生に深く頭を下げて
「お勉強頑張ってください」
これが当選後は腹を出して歩くようになるかと思うと「政策を語れ」「恥を知れ」「もっと背筋を伸ばせ」と言いたくなる。

政治家になるには 医者になるには

国会議員は高給取り。歳費(給与)が年2,000万円、文書通信交通滞在費を含め年収は3,000万円。ほか、党本部から金が出るから、相当なものになる。民主党は年間1人あたり1,000万円出しているという。
 ところが支出もすごい。知り合いの都議は、新年会だけで80回に及んだ。1日に3か所というのは普通の日だったと疲れた表情で言う。5,000円を包むなら40万円。1万円を包むなら80万円かかる。会合の度にお祝いを包み、冠婚葬祭は毎週3回以上ある。議員を呼ぶ方も、気が利けば「お車代」なんていってしっかり返金する人もあるが、呼ぶだけの人も多いらしい。秘書経費もあり、固定費だけでアップアップしている。喉から手が出るほど金がほしい。だからそこで汚い金をつかませられるのだ。経済誌によれば衆議院議員は総選挙までずるずる引っ張られて、ある民主党候補者は1事務所を維持するだけで月200万円かかっているという。
 こんな時「次の選挙までこちらで面倒をみますよ」、とあまい言葉で金をもらえば、当選後十分見返りを求められるだろう。多額の献金に対して「領収書はいりません」、という献金ほど怪しいものはないという。知り合いの中規模企業の社長は、「区議とか、都議とか一人くらい飼っておかないと」と言った。
 経済誌記事では、このまま9月まで選挙が行われないと、5,000万円では足りないという。1億あっても使い切るほど金がかかるという。選挙というのはおかしなものだ。余程の資産家とか、現金があるとか、スポンサーがいるとか、二世議員とかでなければ、自民党や民主党の国会議員にはなりにくいらしい。医者と似ている。
 医者の息子でなければ、そう簡単に医者になれない。私立大学医学部医学科は国公立大学医学部医学科と大きな差がある。一つは合格ラインの偏差値。もう一つは納入金額。東大理1よりも群馬大学医学部のほうが偏差値が高い。京大理学部よりも京都府立医科大学のほうが偏差値が高い。福島県立医大が京大理学部程度ということを知る人は少ない。

公職選挙法とソロバン教育

オバマ大統領は、献金が生んだ。最後の最後で資金力が違ったという。
オバマは、利益団体や大企業からの寄付を拒み、個人からの献金を募った。献金額は平均100ドルに満たなくても、数百万人もの有権者がポケットマネーを提供したという。献金は、インターネットを使ったクレジットカード決済が主流を占めた。YouTubeを駆使した選挙運動にしろ、ネット社会が選挙に絡んだ。
日本では、インターネット選挙運動は禁止。候補者は、選挙期間中にメールで投票を依頼するとか、ブログ更新することはできない。
公職選挙法は、1950年に制定された。改正を議論しているが、ネットの威力や可能性を知らない人達が議論していては遅くなる。ネットによる選挙運動や投票さえ解禁すべきじゃないか。投票率も上がる。若者にとっても政治との距離が縮まる。金をかけ新聞に候補者が折り込みを入れている時代じゃない。小学校でソロバンを教えている日本の算数教育に似ている。エクセルや計算機の使い方を教えるべきだ。

2009年2月12日木曜日

ペンペン草

泣きながらただ一人
ペンペン草をみつめたの
ただの雑草だったけど 少し青くて小さくて
神様がやさしく涙をふいてくれたとき
ペンペン草は風に揺れて とてもきれいだったわ

泣きながらただ一人
窓の外を見つめたの
私の目にはつらくて なにもうつらなかったわ
神様がやさしく涙をふいてくれたとき
夜空の星がきらきらと とてもきれいだったわ

泣きながらただ一人
雨のなかを歩いたの
雨に濡れて 身も心も冷えきってしまったの
神様がやさしく涙をふいてくれたとき
雨だれのすてきな 音楽会を聴いたの

神様がやさしく涙をふいてくれたとき
ペンペン草は風に揺れて とてもきれいだったわ

女子パウロ会発行 CDより

2009年2月1日日曜日

ルオー







郊外のキリスト















ヴェロニカ

















この二つは私のお気に入り

2009年1月30日金曜日

為替と株価の予想

現在

為替 1ドル=90円前後
日経 8,000円割れるかどうか

予想

円は更に高くなる。今の90円ではまだ底を打っていない。1ドル70円程度。
当然、株価は下がる。輸出企業を中心に下げるが、内需特に、サイトで商売しているようなところは株価を維持するか、上げるだろう。
売り:三越伊勢丹、トヨタ自動車、京セラ、シャープ、
買い:ヤフー、楽天、カカクコム。。。

要因

①円高基調

2007年半ばには、1ドルは120円だった。
2008年1月には107円。
このところ90円を行ったり来たりしている。
基調が円高。

②財政赤字

・米国は財政赤字が大きく、今後も増えるだろう。ドル安傾向になる。
・雇用や金利や業績の数字も大事だが、それよりも世界の米国経済に対する見方が重要だ。
米国に対する信頼が薄れるか、維持できるかで相場が決まる。今はオバマ人気で政策を見つめているが、世界の心が重要になる。信頼感を維持しながら実態経済を戻す綱渡りだ。

②金利差
・日本の金利はこれ以上下がらない。他国が政策金利1%以上で変動させているにもかかわらず、日本は0.1%だからだ。これ以上金利を下げられないのだから、円の信頼は高くなり、円高になる。
・財政赤字を増やしてまで需要喚起のための財政出動をする世界各国だが、果たして効果はどうか。副作用として言われるインフレはどうなるか。
・最悪なのは、日本では、財政支出が工事にからみ、雇用が増えるかもしれないが、短期の需要ではだめだということ。国が国民から土地を買い何かを造るのは、短期的に地主とゼネコンが儲かるだけで何ら効果は薄い。こうなればますます株安になる。

2009年1月25日日曜日

会計基準 ごまかしてもだめ

 ずいぶん昔、日経平均株価を上げるために、銘柄を入れ替えた。当時上がっていったIT関連をたくさん日経平均に入れていった。そうすれば平均株価も上がり、日本経済は良さそうに見えるから。
 ところが、結果は惨たんたるものとなった。IT不況になったのである。入れ替えてますます悪くなった。

 今、企業の業績予想を下方修正発表している一つのわけは、会計に持ち株など、保有金融資産の評価損がある。逆もあって、業績は良くなっていなくても、保有する資産価値が上がったために時価会計していって業績がよく見えることもあった。
 評価損が大きいために、時価会計をやめるように改正したらどうかという意見があるが、間違っている。一時的に表面上だけは良く見えても、実態が悪いのはすぐ分かる。その上、会計に信用がなくなる。後者のほうが弊害が大きいだろう。
 いつの時代も、商売も、企業活動も、個人の生活においてさえ、糊塗することが何ら良い結果をもたらさない。

ラザロ

マルキシズムとカトリシズム。
このことが長く私をとらえ続けてきた。
シスターがおっしゃるには、ラザロの例を出され、最低の経済的なものは求めてよいが、目の前の苦しむ人へどうするかという問題だと。

私のそばにいるラザロ。「ラザロを通して神さまに接する」マザーテレサは言った。
更に、「貧しいラザロは、大声で訴えてはいませんが、私達のごく身近で、私達に問いかけています。」
「それに気づくのは、やはり、御言に真に耳を傾けることではないでしょうか。」

ルカによる福音書第16章

チェンジ、ホープとゴミの山

オバマ就任演説は、選挙中のチェンジも、ホープもなかった。責任が連呼された。
演説のあとは、ナショナル・モール含め、町中がゴミの山。

これがアメリカだ。

平等と差別のハザマ

 米国は、大学や大学院の入学に際し、「アファーマティブ・アクション」が取られる。名門大学では、1600点満点の試験結果に、黒人は230点、ヒスパニックは185点が加算されているという米プリンストン大学教授の教唆結果がある。

 最近は批判もされている制度のようだが、マイノリティーを優遇しなかったら、社会の強さは発揮されないのではないだろうか。日本はもっとやるべきだ。海外からの労働者を下層と見なしてはいけない。

日本の水平社運動もそうだが、マイノリティーにあっては、彼等自身が自信をもって誇りのうちに立ち上がる必要がある。黒人が黒人であることを誇ること。日本も、多様性の生かせる国家になるべきだろう。

自動車産業を救済するのか

救済すれば、国が不安定。ドルが不安定。
救済しなければ、支持率が下がる。

これがオバマの最初の問題。
デトロイトの黒人比率は、84%。自動車にかかわる黒人は他産業よりも多く、他の黒人よりも収入が1割多い。
雇用は選挙公約だ。

1世紀に渡って黒人を採用してきたが、ビッグスリーの歴史には、黒人がほとんど登場しない。
奴隷制廃止、公民権運動を経て黒人が活躍したのは、スポーツ、音楽、文化。経済・産業界において、成功者が少ない。全米売上高上位500社中、黒人経営者は5人。

アメリカは、まだまだ人種差別の国だ。白人金融資産が、1世帯あたり800万円。黒人は54万円、ヒスパニックは71万円。

黒人大統領誕生のわけ

1年前、オバマ勝利は予想できなかった。
民主党内の激戦も、民主党の勝利も。
勝利のわけ

①ウォール街だけが儲かった、という誤解から、共和党離れ。
②国民の不満。医療保険に入れないなどから、共和党離れ。
③若者に受けた。ヒラリー離れ。
④オバマの名演説は、単純でキーワード。保険、イラク、雇用、希望
⑤金融危機で共和党離れが加速。

このうち最も大きいのは⑤ではないか。

オバマの効果説明

オバマ米大統領は、昨日総額8250億ドル(約73兆円)の景気対策法案の経済効果について説明した。
雇用創出
医療保険の拡大
代替エネルギーの生産力倍増

その他7000億ドルの不良資産救済もある。どうなるのだろうか。

2009年1月23日金曜日

日経平均5,000円か

日経平均は7,000円で底を打つという評論家がある。
私は5,000円でもどうかと思うくらい暗い見方をしている。

だから、売っている。

ただ、今日は楽天を買った。ヤフーも買いたい。下げたらまた買う。楽天5万、ヤフー3万は安い。
この手はまた上がるだろう。
それから商社。三井物産はいずれ買いとなるだろう。今、800円台は安い。

2009年1月21日水曜日

オバマ就任 株価の下げ

世界株価の上昇のためには、政策効果しかない。
人気だけではもはや経済効果はない。

オバマ氏が米大統領に就任したが米国ダウは就任式当日としては過去最大の下げ幅となった。
材料出尽くしだ。
心理的には、悪い状況だ。
日経も米安と円高で大変だ。
今からは、効果を見るしかない。政策の効果。景気の上向き指標しか、株価を上げる要因がない。
売っても売っても儲かるだろう。
シャープが800円を超えたときは高すぎだと思ったが、今、下げて700円台になっても、まだ高いと思う。

気になるのは、これほどみんなが景気が悪い、株価は下げると言っていると、むしろ底かと思う。

2009年1月19日月曜日

デフレになる

◎日本の消費者物価指数
 2008年の9月をピークに落ちている。食料・エネルギー価格高騰がおさまり、下落してきたため、今後一層の物価下落になる。

◎円高
 資源・エネルギー価格下落だけではあまりこわくない。円はドルだけではなく各国に対して高くなっている。輸入価格を下落させている。アメリカの財政出動は、円安圧力に。しかし、アメリカはどれ程出せるか分からない。

◎需給
 設備投資だけではなく、個人投資も落ち込んでいる。明るい指標を出そうとして甘く表現する日銀さえ認めている。売れないのだから値を下げるしかない。例えば100万円の車が売れないで残っているなら、90万円でも売りたい。1,000万円の土地が遊んでいるなら900万円でも売らなければならない状況が起きるだろう。不動産価値の落ち込みは実に景気に影響すると思う。

2009年1月18日日曜日

需要収縮は怖い

世界屈指の通信機器メーカー、ノーテル・ネットワークスが、アメリカとカナダで破産法適用申請。
米自動車ビッグ3のように政府からつなぎ融資を受けることもできず、経営破たんとなった。
ノーテルは世界150か国を超える国々で事業を展開しており、日本にも拠点を有す。
ノーテルは、ベルの「電話の発明」にまで遡ります。ベルは、1877年に米国でベル電話会社(後のAT&T)を設立。さらに、1880年にカナダで電話会社を設立、その製造部門を分社化した「Northern Electric and Manufacturing Company Limited(1895年設立)」が、ノーテルの前身。
ノーテル株は、一時800ドルを超えていた。ITバブル崩壊、ノーテル経営危機。売上が前年の半分、株価は4ドル台に下落、従業員数は2年間で3分の1。

「リーマン倒産」で、投資家心理が悪化し、株価は1日で半値。さらに、11月10日に発表した第3四半期決算は、34億ドルの赤字に転落。債務超過に陥った。株価も1ドルも割り込みました。

固定電話ネットワーク最大手、フランスのアルカテル・ルーセントは12日、マネージャー職1000人を削減するとともに、向こう2年間にわたり経費を年10億ユーロ(約1190億円)減らすと発表。契約スタッフも約5000人減らす。

米ネットワーク機器、シスコシステムズは25日、コスト削減のため、米国・カナダ事業の大半を5日間休業と発表。

株価は、世界的な需要減少を考えて、そうとう下落するだろう。
大恐慌リスクは、日本人が思っているよりも高いだろう。設備投資需要縮小は、スピードが速い。
需要収縮は住宅・不動産、自動車、設備投資関連企業へ。
次は雇用悪化。
次は国民の可処分所得減少。スタグフレーションスパイラルに陥る可能性がある。
需要が前年比10%減を超えれば、恐慌となるおそれがある。回避したいものだ。

2009年1月17日土曜日

売り一本槍

現物で買っていた三井物産を900円台で売り、建て玉は売りだけになった。
7203トヨタ自動車(株)
6971京セラ(株)
1812鹿島(株)
7905大建工業(株)
イスラエルのガザ侵攻中止の可能性報道や経済評論家の楽観的言い方、ニューヨークダウが上げたことなどから、1月19日(月)の東京は少なくとも寄りつきは高いだろう。
ここは、さらなる売りをしたい。売りで取れそうなのは、シャープだ。
オバマの環境関連対策への期待で上げた。ここまでの売買も多かった。ここを踏み上げればどんと上げる。しかしむしろ下げるだろう。
今90円の円高も一服し、円は安くなるだろう。しかしそれは一時的なものだろう。また90円を割るだろう。
北浜○○○という株式評論家がいる。30年も前から評論活動をしているが、短期では当たったこともあるが、長期の視点はいつも強気で、買いばかり。この評論家がいうには、

「日経平均の日足チャートで昨年10月28日につけた安値6994円を起点に、11月21日につけた安値7406円を通るトレンドラインを引くと、現在の水準はその延長線上にしっかり乗る形」
「オバマ大統領が正式に就任します。来週から新たな時代が始まるのです。そのため私は「オバマに賭けろ」と主張しています」

オバマ大統領就任したら、アメリカ経済が復活するのか。彼は極めて困難な舵取りをしなければならない。自動車産業に従事する黒人の所得は他の産業従事者の黒人の所得よりも1割高い。更に、年金保険などの待遇は抜群によい。黒人の雇用を守れ、それは彼の支持基盤だった。
しかし、自動車産業をどうやって復活させようというのだろう。ただ資金をつぎ込んでも、無駄になるだけだ。

2009年1月13日火曜日

復讐するは我にあり

 愛する者よ、自ら復讐すな、ただ神の怒に任せまつれ。録して「主いひ給ふ、復讐するは我にあり我これを報いん」とあり。「もし汝の仇飢えなば之に食はせ、渇かば之に飲ませよ、なんぢ斯くするは熱き火を彼の頭に積むなり」悪に勝たるることなく、善をもて悪に勝て。

ロマ書12:19-21

円高、原油安はどの程度か

 2008年8月から9月は、原油が1バレル147ドルの最高値を付けた。この時期の為替は1ドル108円~109円であった。1バレル買うのに15,876円必要だった。
 本日は、原油が37ドル、為替は88円。1バレル3,256円だ。
 最高値の時と比較して、日本円では原油を5分の1の金額である。

 原油が安いわけは、世界原油需要が低くなるからだ。経済が回らない、景気が悪いから原油消費が落ちる。だから安くなる。OPEC、IEAの原油需要見通し発表はどうなるか。

 有限の資源である原油は、いずれ貴重品になるだろう。新興国がやはり油に頼ったエネルギー消費をするだろう。だから、今の値段は安すぎる。しかし、来年も安いと予想すれば、その先のものまで買っていられない。アメリカを代表とする短期の利益を追求する今の資本は、そんな先まで見ない。
 5年も10年もお金をほおっておけるなら今の原油は買いだろう。

良く下げる日経

 日経は8,400円台となっている。良く下げた1日だ。買いは三井物産しか持ってない。鹿島、京セラ、トヨタ、大建工業など売り玉が多いから助かる。
 11日早朝、ここで為替1ドル90円割れを予想したが、こんなに早く達成するとは。今日は88円となった。大変なことだ。輸出産業は昨年来105円くらいを想定してきた。それでも円高目に設定したと思う。それが日本的な企業の予測だ。業績も低めに予想を出すのが常となっている。
 原油2月物は1バレル=37.59ドルとなった。一夜にして3.24ドル下げた。
 ユニクロのファストリ(株)は、経常益11%増を発表した。ニーズに合う日用品は売れる。外食産業などもこの不況では強いだろうが、今だけであとから効いてくるだろう。
 政府は、太陽光発電インフラに5兆円かけるという。すごい金額だ。これが景気につながるか分からない。
 米国の業績はまだ下がるだろう。企業損失は一層ふくらむだろう。
 円はどこまで行くか分からないほど高くなる気配を感じる。90円を切ったからには、80円、次に70円を目指すだろう。
 内閣府が本日13日発表した2008年12月の景気ウオッチャー調査では、景況感は前月比5.1ポイント低下の15.9。3カ月連続過去最低更新。消費が冷えているのが分かる。「今が景気の底ではないだろう」ことが、怖い。現状判断指数低下は9カ月連続だ。
家計による消費がさがっていること、企業業績が恐ろしいスピードで落ちたこと、雇用不安定。すべてが過去最低である。

 今日は、トヨタ自動車を買い戻した。2,925円。

2009年1月12日月曜日

なす事によって

 なす事によって性格や考えが変わっていくこともあろう。
 私の性格が簡単に変わらないだろうが、ミサに行き、良き指導者と接するうちに少しずつでも変わっていけたらと思う。
 身体から入る心理療法なんて、本当に興味があった。西洋の心理療法が心からはいるのに比して、内観や禅など日本の心理療法は体を重視してきた。本当に興味深いことだ。

肝心なところがわからない

 カトリックの信仰を恵まれた人達の回想、修道者になった人達の思いを読んでみると、結局肝心なところが書いてない。書けないのだろう。召命としかいいようがない。
「どうしても修道者になりたいと思った。」「修道者の生活に憧れた。」などと表している。
女子パウロ会のサイトに「どうしてシスターに」というコーナーがある。同じだ。
その、思った、憧れたのはなぜか、その肝心なところが書いていない。神の恵みなのだろう。

神父様が2008年の11月頃、ミサの説教でおっしゃっていた。
「あなたが私を選んだのではない。私があなたを選んだ。」
ヨハネ 15-16

2009年1月11日日曜日

米ダウ、日経平均の比較

 米ダウは、あまり下げないで頑張っている。先頃まで9,000ドルを超えていた。金曜日下げ先物8510ドル。
 日本はさっさと解散して、政策論争をし早めの手をうっていかないと、株価は上がらない。

 たぶん、ニューヨーク市場は日本より大きく下落する。そのあと、日本は選挙がらみで上がったところが最高で暴落気味に推移し、ニューヨークの下落に追いつくだろう。
 上がったとしても売り、下がったとしても買い戻しはできない。売り一辺倒のこのごろなのです。

主の洗礼の祭日に

 Advent キリスト教において、キリストの降誕を待ち望む期間をいう。「待降節」という。
 カトリック教会は、11月30日に最も近い日曜日からクリスマスイブまでの約四週間である。教会では暦で節目を考えている。1年の始めである暦の起点はこのadvent。第一、第二、第三週を経て、第四主日がクリスマス直前の日曜日である。最後は「王であるキリスト」の祝い。グレゴリオ暦である。

暦は次のとおりである

待降節、主の降誕、聖家族の主日、降誕節、主の公現、主の洗礼、年間主日、灰の水曜日、四旬節、受難の主日(枝の主日)、復活の主日、聖木曜日(主の晩餐)、聖金曜日(主の受難)、聖土曜日(復活徹夜祭)、復活の主日、復活節、主の昇天、聖霊降臨の主日(ペンテコステ)、三位一体の主日、キリストの聖体、イエスのみこころ、年間主日、主の変容、諸聖人の日、死者の日、王であるキリストの主日

今日、1月11日は「主の洗礼」の祭日であり、このような日に、シスターに洗礼にむけての勉強を依頼できたことはまことにありがたいことでした。

「わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。」ロマ書 第6章4節から

マルコによる福音書 第1章7から
彼はこう宣べ伝えた。「わたしよりも優れた方が、後から来られる。わたしは、かがんでその方の履物のひもを解く値打ちもない。わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。」そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。

創価学会

 創価学会幹部のインタビューをテレビでやっていた。

 国政は分からないが、身近なこととして、信仰は個人の自由だが、自分の信仰の正しさを確信し他人に押しつける、また親類縁者を巻き込むのは、結果的に信仰を得た場合以外、巻き込まれた側にとって迷惑な話だ。

 我が家は聖教新聞なるものを長年とっているが、親類の依頼による。内容では読むべきことはない。毎日1面を飾るのは池田名誉会長の素晴らしさであり、横目にて見るだけで閉口頓首。足利銀行の破綻直前の増資株を追加購入したのも足利銀行幹部であった親類の依頼によるところであった。いずれも自分の判断でないものは、良い結果をもたらさない。

 創価学会は、うさんくさい団体だ。部外者の私が、信仰そのものについてや信者さんそのものをどうと言える立場ではない。しかし、過去の盗聴事件や、出版妨害事件などがあったことは記憶している。また、学会と政治的な活動についてはどうなのだろうか。

 創価学会は、日本最大の宗教団体だという。会員はどれ程いるのか知らないが、確実に増えているらしい。公明党の支持母体だが、そもそも政教分離ではなく、政教一致思想が学会にあるらしい。体制としては創価学会は日蓮正宗から破門されたのであり、政争は絶えないが、勢力としては本山を上回っているのではないか。

 与党となって10年くらいになる公明党が、政治的に政権を取っていること、それに反対する意見が少ないことに不思議さを感じる。政教分離は憲法の原則だ。選挙となれば、親戚の信者さんから電話は訪問を受けている。迷惑千万だ。

 つぎの国政選挙では自民党が負けることは国民的な予測だが、自民党は公明党と縁を切らないと次の政権では生きられない。このことを自民党議員は早く気付くべきだ。公明党票がほしいばかりに、理念が違うのに与党を形成し、選挙では共闘を組もうとしている。行動すべきだ。その点、栃木県の渡辺氏はマスメディアを利用して自民党批判を繰り返し、次の政変に備えているように見える。小泉と同じ手法か。

東京市場は上値重い

 来週の東京株式市場は上値が重くなるだろう。
 オバマ次期米大統領への期待を背景にした買い戻しは一度終わった。
 雇用や業績面などでの実体経済の悪化があらためて認識されるだろう。
 「オバマ・ユーフォリア(陶酔感)」は終わる。
 約8000億ドルの経済対策を公表したとたん、「材料出尽くし」との声が出そうだ。
 外為市場ではドルが再び90円を割り込む。

2009年1月10日土曜日

幸いなるかな

しあわせな人

幸せな人 神を畏れ主の道を歩む者
神よ あなたの幕屋に泊まる人 あなたのとうとい山を住まいとする人は 誰それはとがなく歩み 正義を行ない心からまことを語る人
幸せな人 神を畏れ主の道を歩む者
言葉で人を傷つけず悪を行なわず 隣人を辱めない 神を捨てた者を戒め 神を畏れる者を尊ぶ この様に振る舞う人は とこしえに揺らぐ事がない

詩編15:1-4
典礼聖歌101

第6留

私は十字架の道行きの第6留の情景がとても好きなので、それをデザインしてもらいました。具体的な場面を抽象的に表すのは、さすがプロです。いくつかの工房にデザインを依頼しましたが、ここしかできませんでした。

2009年1月9日金曜日

悪材料はこれから出る

 株は、悪いニュースで下げたときが「買い」の場合がある。一方、悪いニュースでは、売れば損が確定しても更に下がる前にさっさと投げ売りしなければならないこともある。
 その見極めは次の通り。

1 悪材料は、徹底的なものであり、これで最後のものなら買いである。この局面の株価は、それ以上下がらない。あとの材料は+に働く。
2 悪材料は、今後も出る可能性が高いなら売りである。この局面の株価は、単なる下げの途中に過ぎないからである。あやもどしで少し上げても、またさらなる悪材料で下げる。その時はあや戻しの買い玉が更に重しとなって上値を抑えるから一層上げにくくなる。

今のアメリカとそれに連動した日本やアジア株式は、上記では2である。
 そのわけは、

1 12月の米雇用52万人減。失業率7.2%。前月より上がっている。年間ベースでは258万9000人減で第2次大戦中1945年(275万人)に次ぎ、戦後最大の減少となった。しかも、雇用者数、失業率ともに市場予測よりも悪かった。

2 米製造業10月の景況感指数、前月よりも下がっている。38.9となった。1982年9月以来、26年ぶりの低水準。好不況の判断の分かれ目は50であり、それを3カ月連続で割り込んだ。しかも、市場の事前予想(41.5程度)も大幅に下回った。

 これらは、9月に急速にあらわになった金融危機が実体経済にも影響し、幅広い業種で景況感の悪化していることを示す。底値をいつ打つのか分からないところが更に怖い。項目別には「雇用」が34.6と前月比7.2ポイント低下。「生産」も34.1(6.7ポイント低下)。企業の生産や設備投資が一段と低迷していることが鮮明である。さらに、「輸出」は41.0と11.0ポイントの大幅低下。個人消費の失速を映し「輸入」も41。「価格」が37.0と16.5ポイント低下。米失業保険申請、26年ぶり高水準1週間の新規申請件数は季節調整済みで58万6000件。前週に比べ3万件増加。1982年11月下旬以来、約26年ぶりの高水準。個人消費を柱とするアメリカの内需低迷は必至。失業保険の受給者総数は437万人。

 このようなわけで、私はとても今の低株価が「買い」だと思えない。今が底かも知れないが、今の「買い」は、丁半博打だ。まだまだ悪い材料が出続けると思う。そのたびに株価は落ちる。政策期待でやや戻す。また悪材料が出る。更に落ちる。そうなるのではないだろうか。オバマの就任前の今、80%という支持率の高さも良くない。就任して、期待通りに運ばなければ株価は急落するだろう。四方によい政策はできないのではないか。例えば、ビッグ3を救済する財政投入は、国家財政を悪化させる。ビッグ3を救済しなければ、膨大な支持基盤を失う。なにしろ労組が強い。労組はデモクラティク・パーティの巨大な支持。財政の投入に道があるならいいが、労働者の一部の生活を一時守るだけで、企業業績は回復せず無駄遣いになるだろう。
 住宅価格を上げるしかないが、バブルで上がったものは、いいところで収斂する。それがどこなのか、分からないところに、問題の根の深さを思う。

 私は今、全力で売りたい気分だが、株の世界は何が起こるか分からない。全力をかけて良いほどの自信もない。才能もない。だからちびちびと売りをかけているのだ。
 トヨタ自動車、京セラ、大建工業など売っている。大建工業は月曜日、かなり下げるだろう。小型の住宅建築業は暴落するだろう。

2009年1月7日水曜日

2年9か月ぶりの日経7連騰

 日経平均株価は9,239円となった。
 6日のNYダウが反発したうえ、1ドル=94円とさらに円安に進み、オバマ新大統領の景気対策効果期待がそのわけ。
 今日は3,250円、トヨタ自動車を空売りした。
 オバマが自動車関連に金を出しても、私には、あの業態が回復するとは思えない。
 トラックのような大型エンジンとボディの、製造元に1台1万ドルの利益をもたらす車がかつてのように大量に売れるようになるとも思えない。小型車や環境配慮車を造ろうとしても、その部品、期間技術は日本のメーカーの方が持っている。オバマは選挙中からビッグ3をつぶすわけにはいかないと言ってきた。強大な支持母体である全米自動車労組に対する言葉だ。
 自動車労組の力はそうとうに強く、日本よりも高い労働コスト(生産性が日本より悪く、時給は日本の1.3倍である)を維持するためだけではなく、退職者に対する手厚い保護(例えば高額年金、フィットネスクラブ、病院、保健など)がある。20歳でクライスラーに入り、30年勤めて退職すると50歳である。そこから死ぬまで平均的な労働者で年間3万ドルの年金が出されている。それを守るために公的な資金を出そうというわけだ。それで会社が立ち直るなら結構だが、私は立ち直るとは思わない。
 新大統領として就任後、景気対策を発表するだろう。それはかなりの額になるだろう。それまでに株価が上がっているか、今の状態を保てば、この政策を発表した直後は下げの始まりだから売りだ。発表までに株価が下げていれば、政策を発表した直後は上がるだろうから、1日おいて売りだ。たぶん、前者になるだろう。
 ただ、アメリカという国はジャーナリズムや基礎研究の力や軍事力を見れば分かるように、相当な底力を持っている。今回の金融危機でつぶれ、世界の基軸通貨であるドルが弱いまま推移することは、10年くらいのスパンでは考えられない。オバマを大統領に選んだことも、彼が敵を巻き込んで政権を造りつつあることも、日本にはできないすごい国だと思える。評論家が言うように、今年前半で株価が持ち直すと考えるほど私は楽観的ではないが、長くても5年後には強いアメリカが実現しているだろう。

2009年1月6日火曜日

株価544円 +30(+5.84%) ジー・エス・ユアサ

(株)ジーエス・ユアサ コーポレーション 【東証1部:6674】の株価が、544円引け、前日比+30円

業績も未来も200円でも高いと思われる会社だ。蓄電関係はむしろシャープなどの方が狙える。鉛バッテリーではどうか。車自体が売れない時代。

今の相場は、売り方をつぶして無理矢理買わせる、「空売りの踏み上げ相場」である。
今日も7,000万株近くの売買があった。東証全体で21億株の売買。ユアサは3億6千万株しか発行していないのに。

いずれ200円に戻る。今売っておけば儲かるだろうな。

オバマ期待

 日経平均は6営業日連続で上昇し終値9,080円となった。高値9,171円まであった。これは、オバマ米次期大統領の景気対策への期待から円安・ドル高に進み、自動車、電機など輸出関連銘柄が買われたから。
 午後に入り株価はたれたが、米国の金融市場の機能が回復に向かっているとの見方も重なり、買い優勢であった。

 オバマ大統領期待の上げは、予想どおり。ここは売りの機会だ。怖いところだが売りだ。
 オバマがビッグスリーを切れるか。ユダヤ人票を切れるか。イスラエルを切れるか。アフガン対策をやめるか。環境ニューディールが功を奏するか。
 今回の景気減速の原因である住宅価格が上がらない限り、カンタンじゃない。

 今日は昨日に続き京セラを空売。

 今日のテレビで経済評論家が、今年の日経平均は16,000円になると言っていた。日経は5,000円台に暴落するだろうと考える私は、笑えるほどばからしい。もし16,000円になったら、売り偏重の私は大損するだろう。

2009年1月4日日曜日

Kissinger

H.A. Kissingerへのインタビューをテレビで見た。(テレビ東京)
10の提言の中で同感できるのは次の点。

  原油が1バレル42ドルの現在だが、75ドルくらいで落ち着く。

同感できないのは次の点

  今年前半はドル安株安。後半はドル高株高となる。

彼は、ニクソンとフォードの期の大統領補佐官で、国務長官でもあった。
両親がユダヤ人で、アメリカへは亡命者である。
ハーバードを出て博士学位を取った。
アメリカにはこうした優秀な亡命者を実力で評価して、国家の中枢にさえ置く風土がある。
日本はこれから、人口減少に向かい、この多国籍国家を見習わなければならない。
我が国の首相補佐官がベトナムからの移民だとか、北朝鮮からの亡命者だという時代が来ることが望ましい。

My favorite stained glass


This is a lamp of my second favorite stained glass.
Of my room,an old and settled shade.

2009年1月3日土曜日

米ダウはオバマ就任で上げるか

 先ほどのロイターの配信では、米株市場はオバマ政権の景気対策で10―20%上昇するという。
 米国株式市場は2008年に過去数十年最大幅の下落をした。「09年はオバマ政権の景気刺激策によって相場が上向くと市場関係者は期待している。」と。

 S&P総合500種指数は2008年に38.5%下落した。2009年、巨額の資金が株式市場に再流入すると。オバマ新政権が大規模な景気対策を打ち出すとの期待感から、株価が上がれば、日本も上がる。その時は売りをかけていいだろう。非常に怖いところだが、売りだ。
 米国経済がV字回復するとは考えられない。第1・四半期に底を打ち、2009年を通して上昇が続くだろう」なんていうのは、たわごとだ。2009年はS&P500種指数が20%上昇するというのは根拠のあやふやな予想だ。
 オバマ大統領が1月20日に就任し、大規模景気刺激策7,750億ドル以上の規模になる。これはますますのドル安を招く。ドル安は輸出に頼る最近の日本との関係においては、東京株安だ。
 行き場を失った資金が「数兆ドル」あるというが、消費の落ち込みは深刻で、世界のGDP60兆ドルに対し、8兆ドルの需要消滅といわれる。アナリストらは、割安な株価と行き場を失っている豊富な資金が、2009年の相場回復を後押しすると指摘するが、景気の悪化にはジャブジャブの資金も勝てない。
 米株は2008年11月20日に1997年以来の安値を付けたが、2008年末に約18%戻した。株価は底を打ったとの見方もあるが、私は底はこれからだと思う。

大発会の株価

昨夜のニューヨークは高かった。ダウは9,000ドルを越えた。3%近い上昇。
このままの情勢なら、5日(月)の大発会は、高く始まるだろう。1,2%の上昇で始まるとそのまま行くだろうが、寄りつきから4%以上の上昇であれば、引けの11時には株価は下げるだろう。
寄りつきが5%も上がるなら、売り乗せて良い。
京セラ、トヨタ自動車を売ってある。三井物産は買ってある。5日(月)の寄りつき予想は、
三井物産950円
トヨタ自動車3,47円
京セラ6,705円
これよりずいぶん高いなら売って良いと思う。

貧困の連鎖

かつての被差別部落は、貧困と教育力のなさが悪循環していた。それは昭和44年の政府の同和対策審議会答申に明らかである。
今、日本の子どもの貧困世帯率は14.7%だという。これは上がるだろう。貧困世帯の子どもは学力、健康などの面で不利である。その家庭は更に末裔も貧困と教育と健康の不利を背負っていく。貧困の連鎖は、教育の不利を引き起こしていくのだ。
これはかつての同和地区が明治期から抱えてきた問題である。
義務教育段階の公教育が質の低下を呼べば、経済的に豊かな階層は私立で恵まれた教育を望むだろう。
就労者の3割以上が不安定就労で、そのうちの多くは年間200万円台の収入である。義務教育小中学校における給食費等未納問題は、決して怠けている家庭だけの問題ではない。払えない家庭があることを忘れてはならない。

人口減少の国の将来像

人口減少がとどまらない日本では、様々な問題を予想する。新生児は年間105万人。小学生は年間120万人生まれていた。大学生は130万人。停年を迎える世代は、270万人生まれていたのだから、激減ぶりは甚だしい。米国が人口増加している国であるが、それは移民による。日本も移民を受け入れながらアジアとの成長共有が必要だ。
株価はそこを見ているのではないか。

国の関与と国債

変動金利の国債は、昨年10月には、100円額面に対し90円を割った。また回復したが、問題は、会計基準の政府の関与である。
銀行協会の会長が政府の中川大臣に要望して、会計基準を時価会計から棚上げした。国債の評価損を隠すためである。株の空売り禁止と同じで、一時隠してもいずれは明らかになる。山一証券がつぶれたのも、歴代隠し続けた「とばし」の露呈だった。
株式まで評価損を隠すために、企業の会計から時価評価をやめようとする。それは表面的なお化粧に過ぎない。

2009年1月2日金曜日

大発会

大発会は5日だろう。
今日だと思って探したがやってなかった。
休みが重ならなければ1月4日。

大発会が急騰すれば売り乗せていいだろう。
3日、4日で悪いニュースがなければ、大発会は上げるだろう。前引けで売りかと思う。
今回の不景気は相当悪い。そう思っている。
原油は42ドルでは安すぎる。
昨年147ドルまで行き、32ドルまで下げ、戻してきた。それでも安いが、原因はイスラエルのガザ爆撃ではない。アフガニスタンの不安定でもない。産出量が多すぎるわけでもない。OPECは最大級の減産を決めたばかりだ。
原油が安い原因は一つ。世界に不景気が来るため消費下落予測。

2009年の日経平均予測
いくら高くても12,500円
いくら安くても 5,000円
今9,000円を目指してあげてきたから、正月のスタンスは売り。
特にオバマ期待で上げているのだから、オバマが政策を実行に移す頃から下げてくるだろう。
米国は、GEは買いだが、GMは売り。

My favorite


This is my favorite stained glass.
It is filled in the table of my room,the soft light and warmth.

祈り

全能の神と、兄弟の皆さんに告白します。わたしは、思い、ことば、行い、怠りによってたびたび罪を犯しました。聖母マリア、すべての天使と聖人、そして兄弟の皆さん、罪深いわたしのために神に祈ってください。
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天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日も お与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
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恵みあふれる聖マリア、主はあなたとともにおられます。
主はあなたを選び、祝福し、あなたの子イエスも祝福されました。
神の母聖マリア、罪深いわたしたちのために、今も、死を迎える時も祈ってください。
栄光は父と子と聖霊に。初めのように今もいつも世々に。