2009年4月15日水曜日

株価対策??

政府は、株価対策のため、買い支えをする。その資金を用意したという。
株価の暴落は、この国にとって痛手だが、表面的に買い支えをしても、一時の気休めにしかならない。
支える資金がある、やるぞ、という姿勢だけ見せて、実際はやらないほうがいい。

今回のニュースによれば、政府関係機関が株式を買い取る仕組みが導入されたのだが、これは市場原理からおかしな話だ。
上がるときはどんどん上げておいて、バブル景気を招き、下がるときは下げさせないなんて、資本主義社会で許されない。世界のマーケットから売りたたかれる。
為替だってそうだ。一次は介入できても、結局適正な価値に落ち着く。
(その意味では、今の100円/1ドル超えは円が安すぎる。90円を割ると思う)

最大50兆円の政府保証枠を用意するというが、こんな程度の額で、世界からの日本株売りを阻止できるとは思えない。

「不当な暴落を浴びせ続けられている日本を救う」
とニュースでいっていた。
私は、今の株価が不当な暴落と思えない。確かに、暴落でかなりの財産が奪われたが、それが正当なのであって、これまでが異常な高値だったのだとも考えられないだろうか。

欧米と違って、日本は金がある。個人資産、銀行に790兆円、生命保険に220兆円入る。これはすごい金額だ。しかし、だからといって米国のように消費ばかりになって良いとは思わない。あの国は金がないのに使う。日本は貯金しすぎだというが、それが悪いとは思えない。

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