2009年1月13日火曜日

円高、原油安はどの程度か

 2008年8月から9月は、原油が1バレル147ドルの最高値を付けた。この時期の為替は1ドル108円~109円であった。1バレル買うのに15,876円必要だった。
 本日は、原油が37ドル、為替は88円。1バレル3,256円だ。
 最高値の時と比較して、日本円では原油を5分の1の金額である。

 原油が安いわけは、世界原油需要が低くなるからだ。経済が回らない、景気が悪いから原油消費が落ちる。だから安くなる。OPEC、IEAの原油需要見通し発表はどうなるか。

 有限の資源である原油は、いずれ貴重品になるだろう。新興国がやはり油に頼ったエネルギー消費をするだろう。だから、今の値段は安すぎる。しかし、来年も安いと予想すれば、その先のものまで買っていられない。アメリカを代表とする短期の利益を追求する今の資本は、そんな先まで見ない。
 5年も10年もお金をほおっておけるなら今の原油は買いだろう。

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