2009年5月2日土曜日

指標と株価

いろいろな指標に先行して株価が動く。
良い指標も、悪い指標も知ったら仕舞い。
最近の指標の動き(景気の不安感の減少)にともなう株価上昇はすさまじい。

市場は良い指標ばかりに反応し、悪い指標を忘れているかのようだ。

・日本の経済成長がマイナス1%程度で続いた場合、「年金制度は2031年度に破綻する」と厚生労働省が発表。
・民間経済研究所(第一生命、ニッセイ、三井住友、三菱、富士通など)12機関のGDP予測は、2009年1月~3月ベースを年率換算で13.6%~19.7%減少。過去最悪の予想。
・消費者物価指数は、3月、0.1%下落。コンビニまで値下げ。デフレ懸念。
・完全失業率は4.8%。2か月で0.7%上昇。
・有効求人倍率は0.52、7年ぶりの低値。
・消費支出は、13か月連続減少。最長記録更新中。
・商業販売統計は、3月、前年同月比24%減。過去最大下げ。
・鉱工業生産指数は、前年同月比で34.2%低下。2月よりは上がった。
・住宅着工戸数は、前年同月比20.7%減。
・国内新車販売台数は、前年同月比28.6%減、7か月連続2桁減。
・2004,5年以降、国内は販売減少していたが、例えばトヨタ自動車は最近4年間でアジアが年間100万台増加したし、北米では日本国内の倍近い年280万台売ってきた。4月の米国自動車販売は34.4%減、約30年ぶりの低水準。米国でトヨタは42%減少した。日産38%減、ホンダ25%減であった。
・米国自動車アナリスト、スティーブン・スパイビーは5月1日「来年まで回復はないとみている」と語った。
・日本、勤労統計では、3月、製造業の残業時間は過去最低であった。前年同月比では約半分になっている。

消費の低迷、雇用の悪化など、悪い指標ばかり目に付くのは、私のマイナス思考のせいではないだろう。

しかし、株価は上がっている。

わたしにはわからない。

0 件のコメント: