2007年12月26日水曜日

建築基準を庶民から選んだものが決めるか?

学校教育は専門家のすることだ。教員免許はそういう意味だ。ところが、元トラック運転手で今は会社経営をしていて居酒屋の社長が、教育再生会議の座長だ。再生というのも気に入らないが、どうして座長なのか。教育の専門家が座長でないのか。素人がメンバーに一人くらいいてもいいが、この会議は素人集団だ。少なくとも教育学に生涯をかけている学者中心でありたい。
芸能人が首長になるくらいだから仕方ないか。芸人でもノウがあればいいが、お笑いのプロが建築基準を論じて、それが施策に生かされるとなった場合、安心できるか?そうだなあ、鉄筋は10本も入れればいいだろう、壁の厚みは10cmだな。なんて、何の根拠もなく決められる。建築の歴史も知らない。

おそろしいことだ。教育というのはそういう分野だ。みんなが口を出す。民主主義の悪いところ、大変なところが出やすい場面だ。国民みんなが、最近は子どもまでが教育評論家だ。

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