2007年12月24日月曜日

主の降誕祭

カトリックでは聖体の祭儀をミサと言っているが、礼拝とはプロテスタントで言うことば。
今日のミサは、クリスマスイブのミサ。主が来られる、そのミサの前の日の夜。日本中、夜7時とか8時とか、9時とかたくさんの教会で、修道会で、ミサが行われ、カトリックではその形式が決まっているから、同じような文言で同じ聖書の歌書と朗読されたと思う。
普段10名とか多くても30名くらいの信者の教会も、今日は満員でした。100人以上か。
日本語、スペイン語、英語、中国語、韓国語、タガログ語と、神父様も大変だ。
日本語が中心で、スペイン語も沢山入っていた。聖歌もスペイン語のものがあった。

聖体拝領時は、スペイン語で声高らかに唱っている。この場面、背景、私にはどうも分からない。
およそ、この文化の人達は、除夜の鐘を味わうことができるのか。全く音のしない雪を、しんしんと積もる、その表現を理解できるか。
それから、どうして御婦人方はヴェールをかぶらないのか。シスター以外まったく。聖書にあるではないか。

ヨーロッパのキリスト教を、何とか日本人の私が理解し、少しは分かってきたかなというところで、また別の国になじんで形になってきたんじゃないかと思われる、そのキリスト教が、日本の教会の中で。

私には分からない。

かつては、といっても第2バチカン公会議前だから、最近までラテン語ミサが中心だった。聖書だって平信徒は知らなくていい、そんな時代もあった。
おもしろいのは、仏教の宗派でも、禅系統は、信徒がお経の意味を知らなくてもいい、というところがあって、ただ知らなくて唱えることも意味があると言うことらしい。
カトリックもそんな側面を持っているのか。

明日は、主の降誕祭。また多くのカトリック教会でミサが行われる。そして今日ほどではないにしても、多国籍化した教会の構成メンバーのため、いろいろな工夫がされるだろう。ますますこれからの信者、求道者には分からなくなってきた。

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