2009年4月15日水曜日

GM破産法の適用公算大

前々から私はここで言っているが、米国GM社にさらに公的資金をつぎ込んでも無駄だと思う。
そんなとき、ニュースで、破産法適用の方向が伝えられた。
ゼネラル・モーターズが負債問題解決のため、米連邦破産法の適用を申請する公算が大きくなっているという。
問題は組合健保に対するGMの債務、全米自動車労組との合意だというが、オバマが労組の人気をもっていただけに難しいだろうと私は思っていたが、米国という国のドライさ、強さを感じる。
日本では、支持母体の意向を誤魔化し、正面からそれを切れない。これから、全米自動車労組は、年金の減額など様々な痛手を受容すべきだ。そうしないと、会社がつぶれる。つぶれれば、年金その者が破綻する。
米国の自動車会社は、社債を大量に発行しているそうで、それを返済する必要がある。結局株式の増資などになるなら、会社をつぶさないでやっとこすっとこ着陸させるのが良いだろう。

GMは、これからキャデラック、シボレー、ビュイックなどを残して、あとを捨てる、閉鎖する、そういう分割をしながらやっと生き残るのだろう。それが破産法の適用だ。日本が注意しなければならないのは、ハマーなどの悪いGMを引き受けないことだ。

GMの株価は現在わずか2ドルを切った。ひどいものだが、破綻すれば0だ。破産法の適用をし、会社を切り売りして残すべきだと、私は前から思っている。

0 件のコメント: