2010年4月19日月曜日

おもうこと

医療費

近所の医院に行くと、平日昼間、老人ばかりで混んでいた。身体のどこも悪くない年寄りは珍しく、多くの老人が医者に通っている。これは大変な支出だ。総人口の1割老人75歳以上が、総医療費の3分の1を使っているという試算がある。
このままでは、国保も社保も医療制度は破綻する。


日米同盟

安保闘争世代のあとの私は、日米安保条約にマイナスの感情を抱いてきた。しかし、最近は違っている。条約を締結した吉田茂は偉い。1960年(昭和35年)1月19日に、ワシントンD.C.で締結された安保条約。
1950年に朝鮮戦争が勃発していて、アメリカは後方基地と補給の確保が必要だった。
日本は安全保障に必要な軍事一切をアメリカに委ねることで経済負担を極力抑え、経済復興するのが狙いであった。


基地問題

ホワイトハウスのダナ・ペリノ報道官は、2008年2月13日、「米国はどこに居ようとどこに基地を持とうと、それはそれらの国々から招かれてのことだ。世界のどの米軍基地でも撤去を求められているとは承知していない。もし求められれば恐らく我々は撤退するだろう」と述べた。重要な指摘だ。


渋沢栄一

「現代の青年が、いま最も切実に必要としているのは、人格を磨くことだ。治維新の前までは、社会における道徳教育が比較的盛んな状態だった。ところが西洋の文化を輸入するにつれ、思想界には少なからず変革の波が起こって、今日では、道徳がひどく混沌とする時代状況になってしまった。」
「今日、儒教は古いとして退けられてしまったので、現代の青年たちには十分には理解されなくなっている。かといって、キリスト教が一般の道徳の規範になっているわけでは、なおさらない。また、明治時代になってから何か新しい道徳が生まれたわけでもない。だから思想界はまったくの混乱状態で、国民はどれを信じてよいのか判断に苦しんでいるくらいだ。このため一般の青年たちも、人格を磨くことを忘れ去っているように見える。これはとても憂うべき傾向である。」

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