2009年8月8日土曜日

秋の蝉 秋の蛍

昨日は立秋。夏至と秋分の中間。昼夜の長さで考え立秋から冬至前日までが秋。実際はここからが「残暑厳しい」。

相場も暑い。

昨夜、米国雇用統計が発表され、7月の失業率9.4%(6月9.5%)。市場にとって、サブプライム以降最大のポジティブサプライズ。
 ・歴史的に失業率悪化はピークを打つ前に改善したことはない。
 ・失業率は、実態経済の回復後に改善する。
米国のダウ暴騰、為替2円ドル高は、たった0.1%の雇用統計の数字による。

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昨日、玄関の壁にずっと蝉がおり、今朝は居なくなっていた。

仰(あふ)のけに 落ちて鳴きけり 秋の蝉 (一茶)

立秋を過ぎて聞く蝉の声は、清く、はかなく、美しい。夏のように合唱しないでまばら。声も短い。この「もののあわれ」がキリスト教文化にはとらえきれないだろう。この日本文化の中でキリストの教えが開花したときにこそ、キリストの命が生きてくる。

秋風に 歩いて逃げる 蛍かな (一茶)
やがて死ぬ けしきは見えず せみの声 (芭蕉)
ぬけがらに ならびて死ぬる 秋のせみ (丈草)
秋風の 吹く日になりて鳴く蝉の ひとつの声は つづかざりけり (岡麓)
梢より あだに落ちけり 蝉の殻 (芭蕉)

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