2009年7月20日月曜日

民主党の教育施策

福島県二本松藩第7代藩主丹羽高寛が、示した藩士の戒め。
「爾ノ捧、爾ノ禄ハ、民ノ膏、民ノ脂ナリ。下民ハ虐ゲ易キモ、上天ハ欺キ難シ」
「お前の給与は人民が汗をかいたものから出ている。下層の民は虐げやすいが天の目をごまかすことはできない。」の意味。

政治家にはこういう気高さがほしい。
私の信仰から言えば、神様は見ているよと。
民主党は、票を取るためにばらまき政権公約をして民を騙している。
国の借金850兆円の金利は1日430億円。それなのに減税し消費税は4年間上げないという。

さらに問題は同党の教育施策。
「教員の資質向上のために、教員養成課程を医歯薬系と同じ6年生とし、教育実習を1年にする。」

この制度が実施されれば、学者の職場確保に役立つ以外はよいことはない。
教員免許更新制度が、講習を実施する大学を利する以外なんら効果がなく、教育サービスの低下を招くのと同じだ。教育実習や初任者研修は現在でも多すぎる。
教員の資質向上や分限は現行法、条例、規則で十分できる。

教員免許の取得に6年もかければ、むしろ資質の低下を招く。
教員の待遇の改善こそが、良い人材を集める策だ。義務教育では、給与よりも労働時間の低減だ。
学級児童生徒定員、教員定数の改善こそ、良い人材を集め、教員の資質向上に役立つ。

ここ10年、教員養成系大学の入試偏差値下落はすさまじいが、拍車がかかる。
薬学部は、6年制にしたとたんに偏差値が下がった。薬剤師には6年間の高い学費に見合った待遇がないからだ。待遇とは、所得だけではないやりがいと労働条件だ。

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