2009年7月2日木曜日

明日の日経

 7月1日の日銀短観が市場予想よりも悪かったため、株価は上がりそびれて、もたついている。このまま落ちるだろう。

 政治は自民、民主とも互いのスキャンダルを引っ張り出す政争になっているから、円は上がらない。かといってドルを買っていくほど米国経済も良くない。当面96円あたりでうろうろするだろう。

 株価は、米国失業率が10%に近づいているが、これは予想していたとおり。

 明日の日本の市場は、今夜の米国次第。今回は為替があまり関係しないだろう。というのは、最近の円安にもかかわらず輸出関連企業が株価を上げないからだ。
 明日の日経は200円くらい下げるかもしれない。原油は現在67ドル。最近急落している。原油安は市場が景気を悪いと見ている証左。

 米国がすごいと思うのは、650万人の失業者、年収100万円程度の所得階層人口の多さ、富裕層の世代間固定、破綻しそうだったゴールドマンサックスが社員平均年収6800万円というところ。

 日本は数年前まで北欧並みにジニ係数が低かった。世界でもトップレベルの平等社会。
 今後崩れていくのだろう。
 今の貧富の格差を「最悪」と野党は言っている。しかし、こんなのは最悪ではない。かつての日本もそうだったし、諸外国ではもっと差が開いている。貧困者は政治で救えるが、富裕層の固定化は今の政治情勢で防ぐのは困難だ。

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