2011年1月29日土曜日

アングリカンとカトリック

 2009年、イギリス国教会の Traditional Anglican Communion が、カトリック教会への改宗が行われた。しかし、私が知る限りでは、改宗ではなく、混入だ。カトリック側が教会規則を変えて、Anglicanの伝統を入れたミサ等を受け入れるからだ。
 しかし、私は気にしていなかった。身近でないから。ところが、教区に聖公会からの改宗聖職者が誕生する。こうなると心境は複雑だ。彼は妻子があるのである。
 妻子ある司祭。
 そもそもカトリックからの分離は、ヘンリー8世の離婚問題だから、リベラル派当たり前だが、
「キリスト教本来の教義は非常に一致している」
との神父さまのお話。ただ、宗教改革のカルヴィニズムは入っているだろうし、聖公会は、ローマを認めないし、国によってちょっと憲章が違うらしい。例えばA国の聖公会は同性愛を認めるが、B国の聖公会では認めないとか。
 そもそもカトリックへの改宗者が増えたのは、女性司祭、同性愛、シングルマザーなどを許容する、アングリカンのリベラル化への抵抗だろう。Traditionalなアングリカンはそれで結構だが、カトリックでそのミサ等をどう受け入れるのかなあ。
 教会法はどうであっても、私は、妻子ある司祭からより、独身の司祭から御聖体を拝したい。

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