2009年11月21日土曜日

天皇

昭和天皇は、大日本帝国陸海軍最高責任者の大元帥であったが、戦犯にかからず退位すらしなかった。当時の皇太子(平成天皇)は、空襲で国民が死んでいったときに、山間の豪邸(日光市田母澤御用邸)に疎開していた。
全国戦没者追悼式(平成21年8月15日日本武道館)では、
「さきの大戦において,かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い,深い悲しみを新たにいたします。」
天皇陛下御在位20年記念式典(平成21年11月12日国立劇場)では、
「戦争においては,310万人の日本人の命が失われ,また外国人の命も多く失われました。・・・・・戦後生まれの人々に正しく伝えていくことが,これからの国の歩みにとり,大切なことではないかと考えます。」
と述べた。トンチンカンとは、こういうことだ。

今でも天皇の名で勲章を与える。叙勲は18階級あると聞く。もらって喜んでいる人には申し訳ないが、私にすれば、芥川龍之介と同じ気持ちだ。「侏儒の言葉」(小児)より
「勲章も・・・わたしには実際不思議である。なぜ軍人は酒にも酔わずに、勲章を下げて歩かれるのであろう?」

この間司教様がミサ説教で「遺言を書きましょう」とおっしゃった。私は死後叙勲されることがあっても断る。叙勲の可能性は極めて薄いが。

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