2012年2月26日日曜日

読む時間が足りない

本を読み出すと時間が足りない。

原発のウソ 小出裕章 読了す

原発事故での、いざというときの話は参考になった。これは故瀬尾健氏のブックレートからの引用だ。福島第一原発は格納容器内よりも、使用済み核燃料が入っているプール内が危ない。水素爆発で屋台骨が。まだ決着していない。巨大な放射もれがおきかねない状況がある。

1)窓を閉め、隙間を目張りして家屋を気密にする。ビルなどの空調は止める。日本様式の家屋は気密性が悪いので、その場合はできるだけ気密の良い家屋に避難させてもらう。
2)ヨウ素剤を早めに服用する。
3)放射能雲に巻き込まれている間とその後しばらくは、屋内でも何枚も重ねた濡れタオルをマスクにして、直接空気を吸わないようにする。またはできるだけ家屋の奥、つまり外部と一つでも多く壁で隔てられているような場所を選んで、集まるほうが良い。二階よりも一階、一階よりも地下室があればもっと良い。窓のそばに長くいるのは禁物である。
4)ありとあらゆる容器に飲料水を溜める。
5)放射能に巻き込まれている間は外出を控える。もしどうしても外出する必要が生じた場合は、健康で丈夫な成人(それも40歳以上)に用件を託す。(略)帰宅の際は、衣服を着替えて、脱いだものは屋外に廃棄する。
6)放射能雲が到着した後は井戸水はもちろん水道の水も飲まないほうがよい
7)雨や雪が降っている場合は特別の注意が必要である。浮遊している放射能微粒子は雨や雪にくっつきやすく、雨粒や雪には上空から地上まで広い範囲の放射能が濃縮されているからである。雪が積もった場合は、それが融けるまで放射能はそのままの状態で固定されているが、雨の場合も雪の場合も、降らない場合に比べて数十倍も地面汚染が強いと考えておかねばならない。雨には濡れないこと、衣服に付いた雪は払うこと、水溜りには近づかないことなどの注意が必要である。

このことが、飯舘村、南相馬市、伊達市で実施されていたら、身体への汚染は小さかっただろう。
なにより、10時間の空だき、海水注入が遅れたことが、水素爆発とそのための放射能放出になったのだろう。

福音と社会 カトリック社会問題研究所 読了
福音宣教(2011年1月号から12月号まで) オリエンス宗教研究所 読了

こんな深い雑誌があることを知らなかった。

放蕩息子の帰郷 ヘンリ・ナウエン 読了

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