2010年12月31日金曜日

神社の歴史と日本のカトリックの歴史

栃木県の太平山神社は天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)など多くの神を祀る。
慈覚大師は827年入山した。静けさは格別だ。

カトリックが日本に来たのは1549年、フランシスコ/ザビエル。
私たちの教会は、まだ60年。

石畳一つ、杉の大木一つさえ、歴史が違う。

インマヌエル

カトリックの典礼は、聖書の朗読と説教が、ある位置を占める。
典礼歴では、過日は待降節第4主日。
インマヌエルなる神の話。
ヘブライ語で、Immanuelは、イザヤ書とマタイによる福音にある。
immanuel=「神は我々と共にある」

ミサ説教は、我々と共にある神。意味深い話だった。
一人の神父が一つのミサで、日本語と英語を使い分け、重要なところは両方の言語で話す。
イタリア語、日本語、英語、スペイン語、ラテン語、・・いったい神父様は何カ国語を話されるのか。

神様のカルテ

「神様のカルテ」1,2を読む。
2のほうが内容がよかった。
最近、勤務医が本をよく書き、よく売れる。
この著者は信州大学。
この間は秋田大学出身の方のものを読んだ。いずれも牧歌的な情景が浮かぶ。
熊本大学の救急救命医も書いているようだが、まだ読んでいない。

30-40歳が多い。医師5年~10年というのは一番脂がのっているのだろう。

医師の日常用語が出てくるし、ちょっと別の世界を感じ、白い巨塔もそれほど楽しいことばかりでもなく、儲かりそうでもないと思われる。さらに人道的で牧歌的な内容だから売れる。
しかし、こんな小説を書いていられる暇があるのはうらやましい。彼らの所得を知ったら、素直に読めないだろう。本で書いている質素な生活は一面だろう。

2010年12月26日日曜日

最近のお気に入り

最近のお気に入り典礼聖歌は
神よあなたの顔の光を 詩編4 典礼聖歌70
いのちあるすべてのものに 詩編145 典礼聖歌17

2010年12月23日木曜日

ロザリオ

ロザリオが好きでいろいろ買ってしまう。
木のロザリオ、輸入だろう。ベツレヘムと書いてある。
シスターには、私が「数珠」と言って笑われた。
「すり切れるほど使って、祈りなさい」
とシスターはおっしゃった。
祝別していただいて、うれしい。
実践している人の言葉は強い。

今日は教会へ行き、神父様とその尊父とご家族のために祈った。
神父様は偉大な方だと思う。
何だかわからないけれど、私はこの道を行くしかないのだと思う。

2010年12月19日日曜日

教会がテレビに

所属の教会がテレビに出るとか。
東映からドラマの撮影依頼があった、どうしようか、教会内で話し合った。

いいんじゃないか、
内容がどうか、
司教様に許可を頂こう、
宣教の一つになればいい、
神父様もシスターも出演したらどうか、
後ろで掃除でもやっていたら映るんじゃないか。

など、おもしろい話し合いだった。
結局受けることになりそうだ。

ゆるしの秘跡

昨日黙想があり、その後の告解が受けられたが、仕事で受けられなかった。今日、告解ともいわれてきた「ゆるしの秘跡」を受けた。
カトリック教会は七つの秘跡を大切にしている。
告解はその一つだ。
司祭は秘密を守る。秘密を漏らせば破門であり、その重要性を知っている。
だから安心して告白できる。

「告解後のすがすがしさは、経験しないとわからない」と、井上洋治神父は書いている。復活祭の前の告解では感じ無かったが、今回はちょっとわかる気がした。

2010年12月12日日曜日

アベ・マリアの祈り

カトリック教会の祈りは、信仰宣言、主の祈り、聖母マリアの祈りが大切。
12月8日は、無原罪の聖母マリアの祝日。この日に、日本カトリック司教協議会は、聖母マリアの祈りを改訂すると発表した。今日のミサで神父様から話があった。

天使祝詞

めでたし、聖寵充ち満てるマリア、
主御身と共にまします。
御身は女のうちにて祝せられ、
御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。
天主の御母聖マリア、
罪人なるわれらのために、
今も臨終の時も祈り給え。
アーメン。
(1958 年~)

聖母マリアへの祈り
恵みあふれる聖マリア、
主はあなたとともにおられます。
主はあなたを選び、祝福し、
あなたの子イエスも祝福されました。
神の母聖マリア、
罪深いわたしたちのために、
今も、死を迎える時も祈ってください。
アーメン。
(1993 年~)

アヴェ・マリアの祈り

(試用版)
アヴェ・マリア、恵みに満みちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、
罪深いわたしたちのために、
今も、死を迎える時も祈ってください。
アーメン。

後半はかわらないが、「女のうちで」「ご胎内の」というところは、昔に戻ったようだ。

「めでたし」を唱えましょうといっていたのが、「めぐみあふれる」となり、「アヴェ・マリア」を唱えましょう、と言い合うようになるのだろう。

覚え、慣れ、味わうようになるには、時間がかかりそうだ。
アヴェは、めでたしということだろうからいいのかもしれない。

2010年11月6日土曜日

018

典礼聖歌18
いのちある すべてのものに 主は しょくもつをめぐまれる

私たちの教会のオルガニストは非常にオルガンがうまい。
ゆったりした、18番は心が洗われる気がする。
この曲は特にそうだ。

2010年10月11日月曜日

日本経済の未来

たぶん縮小する、大幅に。
発光ダイオードも世界一じゃなくなる。
中国も怖い、外交もうまくない。
2005年から減少した北海道の新築住宅は、当時と比較し51%になってしまった。

経済を30年戻すことだ。
GDP半減とは。

ドーキンス

ドーキンスの「生物機械論」(改訳は利己的遺伝子)(The Selfish Gene, 1976)は強烈だった。読み返そうと思うが、出てこない。
「神は妄想である」(The God Delusion,2006)はもっとすごいらしい。
読むのも怖い。
宗教原理主義も怖いが、無神論原理主義も嫌だ。

2010年10月6日水曜日

こもりうた

こもりうた

作詞:野上彰
作曲:團伊玖磨

1.昔 昔よ、北の果て
オーロラの火の燃えている
雪のお城がありました
それから、かあさんどうしたの
黙ってお聴きよいい話 お話きいてねんねんよ

2.雪のお城のお庭には
氷の花が咲いていて
雪の小人が住んでいた
本当にかあさん、おもしろい
黙ってお聴きよいい話 お話きいてねんねんよ

3.雪の小人は十五人
揃って白い雪帽子
帽子の玉は銀のふさ
おやおや!かあさん すてきだな
黙ってお聴きよいい話 お話きいてねんねんよ

4.帽子の房をふりながら
一日踊ってくたびれた
眠った小人は十五人
そうしてかあさん、おしまいね
いえいえ黙っていい話 お話きいてねんねんよ
5.眠った間にいたずらの
白い小熊がもってった
房のついてる雪帽子
あらあらおねむり おりこうよ、
およって静かにねんねんよ

2010年9月12日日曜日

経済力と子の学力

今朝の朝日新聞によれば、「親の経済力が子の学力を左右する」という。
福島県立の高等学校の入試偏差値と、高等学校の授業料免除率で比較したものだが、乱暴な結論だ。
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統計では、2つの変数の関係を相関係数で表現することがある。普通はピアソンの積率相関係数のことを言う。積率相関係数は変数が間隔尺度や比率尺度でなくてはならない。さらに、変数に関係がなくては使えない。

間違いじゃないか?その1
 入試偏差値と、授業料免除率は使えない尺度ではないか。
間違いじゃないか?その2
 二つの尺度が、相関係数に使える尺度だとしても、相関係数の値が大きい場合は「共変関係がある」というが、因果関係ではない。

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相関関係を因果関係であるかのような間違いは、報道のトピックにたくさん出てくる。教育や医療に多い。
この記事は、研究者の論文ではなく、福島県教委の開示データを朝日新聞社が検討したもの。
新聞記者には、統計推計学をちょっと勉強してから書いてくれと言いたい。

正しくは、次のように言うべきだ。
「親の経済力と子どもの学力は共変関係がある」

「左右する」のではない。

2010年9月11日土曜日

ロザリオ

H神父様から頂いたロザリオは、もう30年近く持っているのに、自分で買ったロザリオはなくしてしまう。この1ヶ月で2つなくした。セラミックのロザリオは高かったが、しかたない。誰か拾って使ってくれたらいい。

サンパウロ(長崎)で買ったロザリオ2つ。
木はいい。オリーブ。ベツレヘムとあるから輸入か。

下はブレスレット型ロザリオ。これも外国のものだろう。

できたら、日本の木で造ってみたい。欅や桜など堅い木で。
節のあたりを使いたい。仕上げは、胡桃を染み込ませたらきれいだろう。



これらのロザリオには、家族が珍しく興味を示し、
「すてき」
と言う。私は、
「あげよう」
と言った。すると、
「なんだ、十字架がなければ良かったのに」
とのたまうのである。

2010年8月10日火曜日

沈黙

テレビを見ていて、おもしろい番組が少ない。
はしゃぎすぎ。
喧騒。
「えーうっそー、すっごーい」
語彙力のなさ。

沈黙の中で、公に尽くす事を考え、自制し、人を思い、神のはからいをおもう。

今、世の中に沈黙が少ない。
静寂が少ない。
祈りの姿が最も美しいとある画家が言っていた。
そこには沈黙がある。
旧軽井沢を歩くと、何時も思う。

「ここはブルジョア的で嫌いだが、静寂がある。沈黙がある。祈りがある。」

2010年8月8日日曜日

オルガン

国重要文化財「桐生明治館」所有のオルガン。

バッハのシンフォニア2
フォーレのレクイエム
キリストの平和

などが演奏された。
100年前にアメリカで製造された携帯オルガン。

カトリック足利教会の倉庫で眠っていた。
やわらかい素朴な音色であった。
「キリストの平和」をこれほど美しいと思ったことはなかった。

高齢化が見て取れる
シスターがたには有り難い


オルガニスト


神父様の脇のオルガン。小さい。
足踏み式。



折りたたむと持ち運べる。

2010年8月1日日曜日

ブドウ沢

埼玉県秩父市大滝のブドウ沢の日本テレビ記者の死亡は悲しい。
今回のところは北斜面。反対側の南斜面の沢で釣ったことがある。

記者たちは、軽装で入ったものの、距離がつかめず、取材現場に行けず、午後から雨が降ってきて戻ろうとしたが沢から上がれず、鉄砲水に流されたのではないか。

日本テレビは、半袖Tシャツ装備に問題はない、有能な人材を失って残念だと話した。

私は、水深30cmの川にちょっと出かけるときでも半袖では行かない。
毎年山奥に釣りに入る。1km歩くのに何時間もかかる。夏でも雨なら身体は冷える。水が冷たいときは、入っていられない。歩く下の岩がぐらつくかもしれず、蜂、蛇、熊、猿、鹿を警戒し、何時も緊張しながら慎重に進む。遠くで雷が鳴ったら、上流の雲が暗かったら、さっさと引き上げる。
沢の両側が切り立っている岩だったら、どこからも上がれない。どこから上がろうか、探して歩くにも100m歩いたら増水に間に合わない。
水が出たとき、足下をすくわれたあの恐ろしさ。岩が流れる。取り残されて動けなくなる。
増水した川の恐ろしさは、すごいものだ。

今回の件は可哀想なことだった。

復讐について

執念深く我が極めて強い私だから、聖書の「復讐するは我にあり」は重い。

主日のミサに行かないなんて、珍しいこと。今日は朝からロマ書や申命記などを読んでいた。この箇所は鉛筆で記してある。何度も読んでいる。身につまされる。

ローマ人への手紙(以下、ロマ書)12章19節(フランシスコ会聖書研究所訳)
 愛するみなさん、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。「主は言われる。『復讐はわたしのすること、わたしが仕返しをする』と書かれているからです。」

同所(日本聖書協会 大正改訳)
 「愛する者よ、自ら復讐するな、ただ神の怒りに任せまつれ。録(しる)して『主いい給う。復讐するは我にあり我これを報いん』」

文語訳というのはどうしてこんなにしっくり来るのだろう。
この『  』は旧約聖書の申命記(カトリックのバルバロ訳では第二の書という)の第32章35節の引用である。


<復しゅうとむくいはわたしのもの>


レヴィの書19章18節でも使われている。(バルバロ訳)
 復しゅうするな、あなたの同国民にたいしてうらみをふくまず、あなたに近いものを、自分とおなじく愛せよ。私は主である。

ヘブライ人への手紙10章でも、この第二の書の箇所を引用している。
 悪に対して悪で報いてはならない。悪を行なった者に対する復讐は神がおこなう。

ロマ書の著者、聖パウロは私たちに、
「人が神様を背負ってはいけませんよ、自分が神様になってはいけませんよ、外から自分を見なさい、人がするのではないのです、神様がなさるのだよ」そういう教えているのだと思う。

ロマ書13章4節c(フランシスコ会聖書研究所訳)
 権威は、いたずらに剣を帯びているのではありません。悪いことをする者に罰を加え、おん怒りを現すための神のしもべなのです。

 私たちは、権威や権力によって罰を加えなくてはならないことが社会的にある。裁判官の判決などはその典型だ。しかしそれは、本当は神がなさることなのだ。
 権力者は、神にかわって人を罰するということがあってはならない。権力者は本当に重大な責務を負っている。
 人の上司、人を管理する立場の者は、辛いがよく自分を見つめ、自分を律し、それから叱り罰しなければならない。私たちは怒りに身を任せたり、怒りが収まらなかったり、自分を見つめることができなかったりする。ぜんぜんだめだなと思う。

2010年7月29日木曜日

ロザリオと数珠

木製とセラミック製のロザリオを買いました。木製のロザリオは主任司祭に祝別して頂いた。セラミックのロザリオは8月、長崎に行って恩師に祝別を願う。ブレスレットはロザリオとして使えるが玉が11または12でなくては使いづらい。すると一つの石が大きすぎる。石と石の間に緩衝を入れたらいい。

ロザリオの祈りは、1+10または、1+1+10が単位になっているから30個も石が入っていたらロザリオができないからだ。
玉と玉の間に指の先がちょっと入るくらいのものがよい。
イタリア製のロザリオをずいぶん前に神父様から頂いた。

仏教では数珠108個を単位としている。だから玉は54,27となる。

カトリックの祈りでは、10回を3回、それを5回だから150回が単位になる。

2010年7月19日月曜日

空売り銘柄

サッカーで上がったときに、その日の高値でうまく「ミズノ」を売った。
下がっているからよかった。
売りは、三越伊勢丹ホールディングスをやっていたが、先週全部手じまった。まだ下がると思うが、期日になった。

ニュースで、
< 百貨店売上高、3年連続減少=円高・株安響く >
とあった。2010年上半期の全国百貨店売上高、前年比4.4%減。売り上げが4%も落ちたら、利益はすごい減少だと思う。
<欧州の財政問題による急激な円高・株安で消費者心理が冷え込み販売不振が続いた。>
と報道された。まったくまちがっている。円高、ギリシャ要因ならどうして食料品3.3%減となろう。
百貨店という業態が終わっている。

2010年7月18日日曜日

今日の福音書はルカ

ルカ10―38
マルタとマリアの話。
いろいろな形があって、「働きの人」マルタ。「祈りの人」マリア。
教育や医療に働く修道会があり、祈りの観想修道会もある。
いずれもイエスに向かっている。
私も自分のペルソナを見つめていきたい。

中国の日本買い

中国が日本国債を大量に買ってきていることが発表になった。
喜んでいる人がいる。

私は危険なことだと思う。短期では買ってくれるから支えられて良いが、長期では売られる危険があるということだ。もし、国債償還に不安が出たり、入札未達になったときに、一気に売られる。国債の価値が下がる可能性は大であり、そうなったら、金利が暴騰する。不景気なのにインフレになる。

株、為替、原油

株にはその人によってだろうが、相性の良い銘柄と悪い銘柄がある。
この銘柄を買うと、直後にマイナス修正があるとか。
この銘柄を売ると、直後に工場が火事になるとか。

相性がよいのは、大手。新日鉄とか、巨大銘柄。
相性が悪いのはネット関連銘柄。ソフトバンクなんか、どうもうさんくさい。楽天は最近取っているが、株価操作じゃないかと思われるふしがある。オーナー独裁的な企業は怪しい。コジマなんかもそうだ。

ばくちはいろいろあるが、種類で相性がある。
私は、株△、為替×、原油◎だ。
為替はよく外すが、原油価格は当たる。今86円/ドルだが、今後はきっと円安。115円、130円となるだろう。対ユーロはそれほど下げないと思う。ユーロそのものが弱い。

2010年7月15日木曜日

小さい頃から怖いこと2 虫

小学生の頃は生き物を飼うのが好きだった。いろいろな鳥たち、魚たち、蛇、ヤモリ、イモリ、蛙、ウサギ、カブトムシ、クワガタムシ、セミ、アリ、ミミズ、ゴキブリ、ムカデとエスカレートしていって、とうとうハエを飼い出した時は我慢していた親もあきれていた。大きな瓶の中のミミズに一匹ずつ名前を付けていた。今から思えばおかしな子だった。

蚊が自分の腕に止まった後、血を吸う様子を見ていたことがある。
私は、蚊の姿は、当時初めて見た羽田の飛行機にそっくりだと思っていた。その構造的に、蚊に対してちょっと尊敬の念をもっていた。ところが、あるとき恐ろしいことがおこった。

私は蚊をつぶした。ある観点からは飛行機以上に精密な蚊。
今まで生きていた蚊がいなくなった。さっきまで生きていた蚊の残骸は私の手の平にあるが、蚊の命はどこへ行ってしまったのか。
飛行機は命じゃない。生きていないからこわれても怖くない。しかし、命がなくなってしまったことに非常に理解できない怖さを感じた。小学校3年生くらいの出来事だ。

このころ、立て続けに曾祖母、祖父母が亡くなって、私は命というものに対する「わからなさ」におびえ、神経症的になっていった。ませた小学生だった。

小さい頃から怖いこと1 童謡

「花いちもんめ」
これはなんだか恐ろしかった。

「しゃぼんだま」
しゃぼんだまとんだ やねまでとんだ

やねまでとんで   こわれてきえた
しゃぼんだまきえた とばずにきえた
やねまでとばず   とちゅうできえた
かぜかぜふくな   しゃぼんだまとばそ

こわれて消えてしまった、それは恐ろしい歌詞だった。

「ちょうちょう」
菜の花、桜、花から花へ。そういう移り気なところが怖い。
 
「やぎさんゆうびん」
1 白やぎさんからお手紙着いた
  黒やぎさんたら読まずに食べた
  仕方がないのでお手紙書いた
  さっきの手紙のご用事なあに
2 黒やぎさんからお手紙着いた
  白やぎさんたら読まずに食べた
  仕方がないのでお手紙書いた
  さっきの手紙のご用事なあに
忘れもしない。幼稚園児のみぎり、こんな不条理な結末のうれしくない歌詞は実に怖いものだった。

「七つの子」
7匹の子どもがいるのか、1匹の子どもが7歳なのか悩む幼児だった。

「赤い靴」
「青い目の人形」
「あの町この町」
「かなりや」
次々と怖い歌を思い出す。

「さるとびえっちゃん」
のオープニングは好きだった。

2010年7月14日水曜日

今更ながら3

今更ながら思う。
今夜はずっとヨハネ福音書を読む。
むずかしいもんだ。
でも美しい言葉に満ちている。
旧約聖書に美しい詩編があるが、その美しさと違う。

イエスによる「ゆるしの目差し」、なのだと思う。
本当の改心はここからおこる。

20章11節、マグダラのマリア。
20章24節、トマスが、「我が主、我が神」と言ったところ。

この2か所は、今、とても私を引きつける。

今更ながら2

今更ながら、 キリスト教は、イエス様の死後にはじまったのだと思う。死によってはじめて弟子たちに、イエス様の教えが分かった。弟子たちが急速に変化した。「わかった」ということ。
私にも復活という意味が少しわかる。

今更ながら1

今更ながら、宗教に共通している、少なくとも普遍的な仏教なり、キリスト教なりに共通的なことの一つは、主体があちら側にあることなのだろうと思う。
私が、という思いからの離脱。

民主党かポピュリズムか

これほど民主党が負けるとは思わなかった。
消費税に論究したのは首相として評価したかったが、民意は低かった。
国民の多くは、今の財政状況が分かっていない。その後おこる恐ろしいことも分かっていない。

勝つためには、消費税を出さない方が良かった。しかし、財政からは消費税論議すべきだ。
マニュフェストに書いてないことを、首相が言う。普天間、消費税と連続だ。
それで負けた。が、正直だった。

2010年7月10日土曜日

明日の選挙と、明後日の株価と為替の予想。

参院の過半数は122。民主非改選議席62。明日の参院選で60になれば、単独過半数。
しかし、いろんなのを読むと、無理らしい。
だいたい、2人区で2人立てたのは間違い。共倒れさえある。

株を買っているものは、安定政権を望む。60議席以上を期待している。
民主54議席割れなら日本株は下がる。

民主60議席以上なら上がる。

もし民主党が50議席を割った場合は、かなり株価を下げ、円高になるだろう。

53議席くらいか。それで下げるなら、むしろ株は買いだ。単独過半数割れでも、どこかと連立するから、株価はもどるだろう。一時下げても。

国債の未来

過去にも国債によって国民から大金を集め、結局デフォルトにした。

大日本帝国政府発行、大東亜戦争 戦争割引国庫債券というのがあった。
これは2ヶ月に1回発行された。大変な集金だった。

たとえば、昭和18年8月20日発行、昭和28年10月7日償還、の国債は、
売出額35円、償還額50円である。年利3.631%にあたる。
35円で政府の国債を買い、10年後に50円で償還するというもの。年利は高金利だ。

ところが、この間、物価が125倍になった。米で考えてみよう。
昭和18年には、米1俵(60Kg)が18円42銭だった。国債額35円で、米が114Kg買えた。
償還の昭和28年には、米1俵3,280円になった。償還金50円では、915gしか買えない。

ハイパーインフレというのはこういうことだ。
政府がやることだから安心だというのは間違っている。歴史が証明している。徳政令も国がやったこと。
戦争のために国が国民から金を集めた。そして紙幣をたくさん印刷してハイパーインフレを起こし、国債の借金を帳消しにしてしまった。デフォルトしたわけだ。
デフォルトされた預金者や債権者は損をした。しかし、最も痛手を受けたのは資産も資金もない貧困層だった。彼らは1ヶ月の給与で米が数日分しか買えないインフレを受けたのだ。

先輩が言っていた。昭和24年、初任給で屋台で酒を1合のみ煙草を1箱買った。そしたら給与が無くなってしまったと。

今の財政状況では、そういう時代が来る。国債をデフォルトしなければ、やっていけなくなる。
税収37兆円、国債の金利10兆円。新たな国債の発行40兆円。国家予算90兆円。累積債務はGDP比200%で1,000兆円近い。先進国中最悪。

子ども手当どころではない。高速道路が無料かどうかのレベルじゃないのだ。
国家財政は、焦眉の急、喫緊の課題、薄氷上のダンス状態なのだ。いつ割れてもおかしくない。
国際入札未達、そのときが危機だ。
日本の国債は95%が国民が買っているから売られないと経済学者が言っている。大間違い。債権取引に空売りがあることを知らない。外国人は日本国債に、ここぞとばかり空売りをかけて儲ける。そのとき、金利が急上昇する。国債金利が5%になったら(25年くらい前には実際5%付けたことがあると思う)、利払いだけで50兆円かかる。税収は37兆円しかない。金利さえ払えない。残る道はインフレ。こんな状態で恐ろしくないのか。政治家はどうかしている。

120倍のハイパーインフレが来たら、タクシー初乗り運賃が5万円になる。米は30Kgで35万円だ。医者の初診料は7万円。子どもの修学旅行は120万円。

生活保護費よりも、まじめに働いた方が所得が低い日本だ。
国民は、増税と福祉削減、社会保障費抑制を訴える党に投票すべきだ。ところが、そんな党は一つもない。

増税と歳出削減

明日は参院選挙。
先頃10%増税を参考とすると言った民主党党首は、「次の選挙まで1円たりとも増税をしません」と言い出した。
情けない。こういうのを当選目当てのポピュリズムという。

しかし、増税と歳出削減では、重要なのは歳出削減らしい。経済誌を読むと、アメリカの研究が出ていて、それによればいかに歳出を削るかが先だという。財政再建にあたり、増税が先行すると失敗するという。

それなら、はやり社会保障の切り下げだ。老人医療費個人負担を増やし、高校無償化と子ども手当と農業所得補償をやめなくてはならない。生活保護基準も引き下げなくてはならない。

財政破綻し、ハイパーインフレになった国の悲惨さは、弱者に来る。子ども手当のレベルではない。

Employee Satisfaction

東京都教育委員会は教師に対する人事考課制度を10年以上やってきた。教師をいかに管理・評価し、人事待遇に反映させ、一生懸命仕事をさせようとがんばっている。ここ数年で、他道府県教委も同じようなことを始めた。

私の感想では、時代遅れ。組織マネジメントに関する勉強不足。

企業は、ずっと顧客満足(CS:customer satisfaction)を重視してきた。ところが、最近の研究で従業員満足(ES)を上げなければ、顧客満足も得られないことが科学的に証明されている。

義務教育現場は労働基準法をことごとく無視し、教員から訴えられれば、労災になる労働条件と聞く。法的には、彼らは勝手に土日に部活動をしている。勝手に土日のPTA活動をしている。なぜなら、管理職は部活動などに時間外勤務を命ずることはできないからだ。

学校教職員の職務内容や職場環境、労働条件を改善しなければ、顧客である児童生徒保護者の満足度は上がらない。

進学塾

大手進学塾関係の人の話を読む。
生きがいは、生徒の増加。難関な進路先への進学者増。会社の利益増。

こんなむなしい仕事もあるのだなあ。
難関大学への進学は、将来の幸せを補償するわけでもないのに。
「人の幸せとは何か」をどう考えるのか、そこが間違っているのではないか。

眼乞食、活字食い

俳優の児玉清は読書家で有名。
「自分は読書家ではなく活字食いだ」と雑誌に書いていた。
作家の故今東光は、「眼乞食」と自分を表していた。これも何かで読んだ。
私は何かというと、自分の考えをまとめる手助けを探しているのだと思う。
だから本を読む。
今日は休みだが昼間で仕事して、それから5冊くらい拾い読みした。すべて日本の経済、日本の行く末についての書物。

2010年7月3日土曜日

聖トマ使徒

シスターに「おめでとう」と言われて気付いた。きょうは、私の霊名、聖トマ使徒の祝日であった。

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ヨハネによる福音書
20章24~29節

十二人の一人でディディモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった。そこで、ほかの弟子たちが、「わたしたちは主を見た」と言うと、トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」
さて八日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。戸にはみな鍵がかけてあったのに、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」
トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。
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聖書の勉強は、旧約聖書の第二法まで進んだ。300ページ。1年以上たったが、まだ1/8。

伊藤博文、渋沢栄一、永井荷風、平野謙、谷崎潤一郎、吉田茂、田中角栄

岩波書店の「図書」今月号では、平野謙が載っていた。
私は、戦中、戦後の左翼には共感的だし、いつまでも哀愁を感じてきた。
吉田茂など日本の行く末を見て、国民をだましながらも、国民のために働いた政治家に対しては、最近はちょっと分かるようになってきた。

しかしこの頃は、偉大な人にも人間の限界というものもよく思う。
政治的にも、経済的にも、文化的にも、世を動かしてきた人たちの私生活はどうだったかと思えば、ドロドロした、人間の一人なのだと。

この人たちは、道がみんな違うが、共通しているのは女にだらしがなかった。女性の人権に疎い時代でもあった。明治政府では妾は二親等だった。

私の私淑する高倉健でさえ著書で「縁のあった女性」とか「世話をした女」という。

2010年7月1日木曜日

大変なことだが策はある

アメリカのダウが10,000ドルを割れ、連動して日経平均株価は本日9,191円で引けた。
まだ下げるだろう。為替は87.54円/ドル、86円台も見るだろう。

個人としては空売りという策がある。
1 ミズノを売った。
2 三越伊勢丹を売ったままにしてある。

1について。ミズノなどスポーツ関連銘柄は、サッカーワールドカップ開催からずいぶん上げた。今後、関連銘柄は下げる。自信がある。
2について。大手百貨店の株価は高すぎる。消費者の節約志向とか景気の問題ではなく、百貨店という販売形態が終わっている。

2010年6月28日月曜日

鮎は縄張りがすきだが、最近の鮎は群れ闘争心がないから、友釣りが困難だ。
おとり鮎には、鼻に管、背中と尻ビレに針、先に3本の針を付ける。すべては1本糸でつながっている。天候、水量、水温、鮎の動き、大きさによって、針、糸、を一々変える。手に針が刺さり、糸が絡む。こんな面倒な釣りは日本人しかできないだろう。
友釣りは、虐待的だからあまり好きになれない。

株では、「買い」より「売り」で取る方がおもしろい。人の闘争本能なのか、友釣りに似る。

2010年6月26日土曜日

主の祈りとコーヒー焙煎

昔からの信者は、「主の祈り」を「天にまします」という。祈りが天にまします我らの父よ・・・ではじまるから。
「聖母マリアへの祈り」を「めでたし」というのと同じだ。
大分の教会へ行ったときに神父様から、一緒にめでたしを唱えましょうと言われたのを思い出す。
焙煎をガスバーナーと網でやっていた頃は、「天にまします」1回、「めでたし」10回唱え、これを1セットとすると3セットでミディアムローストだった。
今は電動ロースターでやっているので、温度と時間管理だけ。


8分たって、まだこんな色。
これではまだまだ飲めないが、水分は飛び、200℃になっている。



15分、ほぼローストの終盤に来ている。
一ハゼは終わり、2ハゼが始まっている。
周囲に煙をまいている。
焙煎始めは糖化。最後の煙は油化。
この化学変化によって甘さと香味が出る。
酸味を嫌うなら、ここで15秒余計にやる。
酸味が好きなら、ここでちょっと早めにやめればいい。


237℃、17分15秒で終了。時間をかけすぎた。
温度がやや低いからだ。


急激に冷やす。
冷やし始めて11分36秒。
ここで60℃まで下がって、焙煎終了。



ブレンドを一緒に焙煎したからムラがあるが、よく上がった方だ。
いろいろな焙煎機を見てきた。個人がやるには、これが最高。
ジェネカフェ(韓国製)
使用生豆300g (270円)






明日は鮎釣り解禁

ヤマメ釣りは、1か所「天にまします」3回だが、鮎釣りはそうはいかない。7時間同じ場所でじっくりやるしかない。

イラガ

ロマ書にあるように、人は生きとし生けるものと手をつないでいけるのか。

今年もイラガが発生。
写真は今朝の様子。
イロハモミジは葉が小さい。
一枚の葉の裏に60匹が並んでいるのはけなげでさえある。
もう少し大きくなると蛍光色で綺麗なのだが、今のうちに退治。
4mのモミジの上から下までオルトラン水和剤1,000倍を1リットルまいた。

2010年6月25日金曜日

カトリック松が峰教会

日本のカトリック教会お御堂では屈指の美しさ。
パイプオルガンは、北関東一とも言われる。
今日は運良く、オルガン練習に遭遇。

2010年6月21日月曜日

ペトロの信仰告白

主日のミサはルカ9-18-
2つの点。
一 ペトロの信仰告白、「神からのメシアです」
二 「自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、私に従いなさい。」

一については、この告白の背景に、イエスの取りなしの祈りがあることが大切だろう。
二については、「日々、」のところが「キリストについて」知ることではなく、日々の実践を問うている。
毎日の苦難を背負うことが、私たちのなす事。

2010年6月20日日曜日

イタリア人神父様

イタリア人だからか、彼の個性か分からない。
ミサの後信者を笑わせてばかり。
どうしてこんなに明るいのだろうか。
さすがに女性を口説くことはしないが、やたら周りにちょっかい出し、いたずらしたりする。

しかし、沈黙を愛する祈りの姿勢は、やはり神父様。

H神父様から頂いたロザリオ、27年間ずっと持っている。どこに行くときも持っている。これもイタリア製。

再会

遠く離れた、尊敬するH神父様と電話で話した。
久しぶりに電話をしたのは、20年ぶりに「お会いしたい」とお願いするためだったが、私が言う前に、「こっちにいらっしゃい」と言う。
何故か、何時も、神父様は私をよく分かってくださっている。

8月にH神父様にお会いし、ともに数日を過ごすことになった。
神父様はご高齢、ご病気。この世での最後の面会になるだろう。
会う前から涙が出る。

問題は、私が飛行機恐怖症であることだ。胃カメラと同じくらい怖い。

2010年6月12日土曜日

少子化

少子化は大変だ。 1985年の日本、小学生は1,100万人いた。
2009年の日本、小学生は706万人だ。

少子化の影響がすでにあらわれているのは、大学の惨状。いずれ破綻する大学が分かっている。大学院をつくってもだめだ。進学率は、上がらない。政治が無能ならば、今後一層進行する少子化は、日本の経済を縮小する。

菅直人の所信演説を読むと、財政立て直しを論じているが、ここに目が向いているだけでも救いがある。
税率アップや、所得再分配に国民がある程度納得している、日本は珍しい国だと思う。教育の成果だと思う。

こだわりこそ

河合隼雄「ユング心理学と仏教」を読む。おもしろい話。

禅僧二人が川を渡ろうとしている。美しい女性が川に入るのを躊躇する。一人の僧は、彼女を抱いて川を渡り切り女性を下ろし別れた。
女性を助けなかった僧が言う。
「僧としてあの若い女性を抱いてよかったのか。」
もう一人の僧が応える。
「俺はあの女性抱いて川を渡った。しかし、お前はまだあの女を抱いている。」

本当にこだわりのない、自由な心は後者。
~はこうであるべき、こう生きなければならない。そんな「ねばらぬ」こだわりに人は悩み苦しむ。
こだわりを一つ一つ捨てていって、段々自由になれたらいい。風のようにふらふらしながら、お任せして生きる生き方、そういう信仰があってもいいと思った。

サティ

朝4時半、イタリアンの珈琲を入れる。
5時 珈琲を飲みながら音楽を聴く。
6時 家族が起きてくるまで新聞などを読み、食事をする。

平凡すぎる日常。
珈琲の時間は、音楽がその日の気分で付くが、今日はサティ。
なぜか、雪の荒涼とした情景が浮かぶ。そして、遠くにひっそりと、しかし巨大な、要塞のような修道院が周囲を睥睨する位置に建っている。
夢だか何だかわからないまどろみの中でボーッとした朝を過ごす。

2010年6月9日水曜日

時期

すべてのことには時がある(コヘレト)

株価が乱高下したのは、菅直人総理が誕生し、支持率が高いから。期待値だ。
今の日本は、強い政府が必要。
私は、民主党単独政権を期待している。そうなれば、株価は更に上がるだろう。
消費税を上げ、ばらまきをやめ、財政の借金を減らさなければ、さらなる株価上昇にはならない。

今は、私の考えでは、株の売買をする時ではない。先が見えない。

たぶん、小沢の再起はない。

2010年6月6日日曜日

グリーグ ピアノ協奏曲イ短調 第2楽章

グリーグのピアノ協奏曲の第2楽章を聞いていて思うことは、修道院のシスター。
所属のカトリック教会に隣接する修道院の老いたシスター。
この道を生き抜いた素晴らしさ、美しさ。

だいたい、シスターが祈る姿というのはどの方も美しい。
若い人よりもこの道を長く生きた方のほうが美しい。

2010年6月1日火曜日

不安な音楽

クラリネット壊しちゃった
という曲がある。この曲に、幼い頃の私はどんなに怖い思いをしたことか。

大好きなクラリネットは、パパからもらった物だが、はじめは、ドレミ音が出ない。最後には全部出なくなってしまう。音が出ないことが見つかったら、叱られる。

それで終わるのだから、幼い心には救いのない曲だ。


同じように、不安をかき立てた曲は、ふるさと。

ウサギ追いしかの山

ウサギはあの山で食うとおいしい、そういう歌詞だと思っていたから、怖かった。

2010年5月30日日曜日

財政破綻

日本の政府の公債残高はすさまじい。
 1991年には、対GDP比60%の水準にあった国債の累積債務残高は、バブル崩壊後の景気後退における税収不足と、今次不況局面も含めてバブル崩壊以後の累次の経済対策における財政出動の結果、2009年の段階では、190%を超えている。あぶないと言われる米国の2倍以上の規模。

財政が破綻すると何が起こるのか。今日のような休みの日は、ミサに行って、本読んで、こんなことばかり考えているのだが・・・。

財政の破綻とは、政府による債務の不履行。
結果、政府は市中から資金を調達できなくなる。
最悪、政府自身が貨幣を発行して支払ってしまえばいい。
結果、激しいインフレが発生してしまい、返したお金の価値は大きく減少する。
結果、国民も外国も、日本国債、日銀券、円を保有しようとは思わなくなる。
結果、政府は市中から資金調達できなくなる。
結果、年金や医療、さらに地方交付税交付金の実質的価値が暴落する。公務員の給与も支払えなくなり、治安や教育にも影響する。
国債の金利は暴騰する。金利だけで、国の歳入額を上回る。

これらは、現実に起こりそうな問題なのだ。緊縮財政にしなくてはならない。福祉の縮減、増税、公務員給与削減は必要だ。

大学の破綻とフリーター博士

 文学の博士未取得、博士課程満期退学者は、職がない。大学が財政危機で、臨時職員ばかりを雇い、1コマ2万円で講義をさせている。不安定なようだが、時給1万円は高額。研究も出来る。しかし、所得としては小学校教師のほうが高い。これはあたりまえの結果だ。あまりにも博士をつくりすぎた。博士課程を修了すると、ストレートで28才。だいたい30才。非常勤講師の年収は最高400万円。週11コマもあれば、非常勤講師の中でも恵まれているという。
 1991年4月に中央教育審議会から「新しい時代に対応する教育の諸制度の改革について」(答申)が出され、2000年度まで大学院生を2倍にすると目標が掲げられた。大間違いだ。結果、1991年度博士課程修了者は6201人が、2009年度は1万6000人となった。文部科学省「学校基本調査」(2009年度)によると、博士課程修了者のうち、大学など教育機関や企業などへ就職した割合は64.3%。約4割の「博士」が就職できずにいる。就職者を職種別に見ると「教員」は25.0%、「科学研究者」は24.7%。

 「大学非常勤講師の実態調査」(回答数1011人)によると、主に大学の非常勤講師を職業とする「専業非常勤講師」の平均値を見ると、年齢は45.3歳3.1校で勤務。年収は306万円、44%の人が年収250万円未満。

 大学経営は厳しい。国立大学は毎年1%運営費交付金を削られ、人件費に手をつける。定年退職した教員の後任は補充せず、専任講師の講座は徐々に非常勤に置き換えた。非常勤の単価も3割カット。事務職は派遣社員。何のキャリアパスも用意されぬまま、大学院生が増え続けた結果が、高学歴ワーキングプアの増加。

 文科省は、また間違いをおかしていると私は思う。2009年度の補正予算で「高度研究人材活用促進事業」を行い、ポスドクを採用した企業に対し1人500万円を支給した。ばからしい話だ。大学院卒を減らさなければ、解決しない。

 研究者、そんなに増やしてどうするのか。何を研究するのか。

医師不足

 今朝、テレビで産科医不足を報道していた。

 マンパワー不足、過酷な労働環境、医療訴訟が原因。
 仕事量・低賃金・収益など臨床科共通原因の他、産婦人科特有事情は、長い拘束時間、看護師内診問題、ハイリスク妊娠増加。
 世界的に安価、安全な周産期管理を実現してきた日本の産科。
 結果が悪ければ安易な医師への責任追及・訴訟は、医師のモチベーションを下げた。
 新生児関連の損害請求が高額であることも訴訟圧力をより大きなものとしている。

 福島県の産科医の訴訟で医師が勝訴したのは大きい意味がありそうだ。もっとも、友人の医師が言うには、医師側も問題があると。

 教育も同じ。日本の公教育は安くて高レベル。学級40人定員をいつまでやるのか。教師の努力だけではもたない。

2010年5月24日月曜日

2010.5.23.聖霊降臨の主日 あなたのいきを

聖霊降臨の主日 C年

この日のミサの始め(入祭)は、典礼聖歌第5番 「あなたの いきを」
であった。
司祭は非常に美しい歌と言ったが、聖霊を唱う美しい歌詞だと思う。

あなたの息を 送ってください すべてが 新たに なるように

2010年5月23日日曜日

つゆのあとさき

つゆのあとさき(永井荷風)
党生活者、独房(小林多喜二)を読む。

昭和初期の時代を懐かしく思う。
東京をちょっと美しく、また猥雑にも思う。やっぱり私は山がいい。

それから、雑誌に「鬱はこころの病ではなく身体の病だ」とあり、興味深く読んだ。

2010年5月22日土曜日

正解

現在は、

●原油70.27ドル
●日経平均株価9,784.54円 -245.77円
●為替89.89円/ドル
昨夜の予測は正解。
楽天暴落。買い増した。
楽天、ソフトバンク、ヤフーなどは、買い時期だろう。

2010年5月20日木曜日

民度

国民としての自覚、全体を見る力。
ギリシャで24時間スト。
ギリシャ政府は、増税、給与カット、年金改革を行おうとしている。やらねば国家財政が破綻する。
ストでは
・各省庁が業務停止
・港湾施設も営業を見合わせ
・交通や航空にも影響
・学校は休校
・医療スタッフも減員
・観光施設も閉鎖

5日のデモで銀行に放火し、3人が死亡した。

日本はどうかというと、
・超低金利を我慢している
・消費税増税に賛成者も多い
・高速道路無料化に反対している人も多い
・子ども手当支給に反対している人も多い
・戦後ずっと働いて経済支えた今の年金生活者が、年金医療福祉の崩壊を前に、暴動を起こさない。

原油 株価 為替 予想

現在は、
●原油67ドル
●日経平均株価10,030円
●為替90.7円/ドル

明日は、原油価格の持ち直し、株価の1万円死守、為替の90円止まりを予想する向きもあるが、私は反対だ。

●原油安は当面続き、かといってあまり下げない。
●明日の日経株価は1万円を割る。
●明日の為替は90円の攻防になり、少なくとも一時は80円台。

わけ
・アメリカではなく、ユーロが不安定。
・ドイツが空売り規制したのは致命的。政府が統制的な規制をすることは、一層不安をあおる。
・日本のGDP、企業決算はよい。しかし、為替が問題。円がドルとユーロに対して高過ぎる。

2010年5月16日日曜日

財政赤字

ギリシャはGDPの13%にあたる財政赤字があって、これを3%にするために、公務員給与引き下げ、増税などを強いようとして暴動がおきた。
日本のGDPは500兆円だから、地方とあわせて1,000兆円(財政赤字)は200%になる。

ところが、日本には1,400兆円の個人金融資産がある。だから大丈夫だというのは間違いだ。
徳政令でも敷くつもりだろうか。
合法的な徳政令は、ハイパーインフレ。
消費税率を上げ、法人税を下げ、ばらまき福祉策をやめ、公務員給与を下げ、公務員を減らさなければならない。

早く手を打たないと、債券の金利が増し、円安になり、インフレになりかねない。
債券の金利が2%上昇すると、金利だけで20兆円が必要になる。国税収入は37兆円である。

2010年5月15日土曜日

どんなことにも良さがある

人の苦しみ、その時にさえも良さがある。

円高でも良さがある。
リーマンショックはよい面もきっとあった。

今後の日本は、物作りでは生きていけないというが、物作りしかないだろう。
金融では生きていけないだろう。日本人的ではない。あのビジネスは、弱肉強食、法にかなっていれば構わない文化の人達が得意とする。農耕民族には無理だ。

モルガンスタンレーは、顧客にサブプライム債券を買わせて、自分は債券を空売りして巨額の富を得た。こんなことが日本人にできるとは思えない。

最後の説教

神父様の異動にあたり、3月21日の神父様の最後のミサ説教のメモがあった。
「人を裁く前に、自らを振り返りなさい。」

この日の福音書は、ヨハネによる福音 8章1-11 イエスと姦通の女
であった。

奥村一郎神父様と井上洋治神父様

奥村一郎神父様と井上洋治神父様は、私淑する人。ただ著作から影響を受けてきた。

奥村神父様は、1923年生まれ。東大法学部と文学部宗教学科卒業。51年渡仏しカルメル会入会。57年司祭叙階。59年帰国。
井上神父様は、1927年生まれ、東大文学部哲学科卒業。50年渡仏しカルメル会入会。57年帰国。60年司祭叙階。

前者は禅仏教を見つめたキリスト者だし、後者は日本人のものの哀れの感性を見つめたキリスト者。似た道を歩んでこられたのに、互いに著作に出てこないところが気になる。

今日、奥村神父様は認知症で静養していると聞いた。

有能な人と職業

日本電産社長、エスバイエル社長の言葉を読む。
我々凡人とは比較にならないほどのレベルの人。先を読む力。決断力。
その仕事が向いていること。好きなこと。発揮できる適性があること。

私は、はやく仕事をリタイアして、3台のパソコンを並べて、景気や経済の急変には株と為替と商品相場に集中したい。雨の日はずっと読書をして来し方を思い、主日には教会へ行って懺悔のまねをして、晴れたら釣り、木工、そば打ち、燻製づくり、野菜作り、屋内ではステンドグラスを作製し、冬にはスキー、スケート、春と秋は山歩き、夏は水泳、バイクで避暑地を回りたい。
こういう一流の人にはなれないし、なろうとしても能力的に出来ない。

ところが、周囲では、能力もなく、哲学もなく、もちろん生きる信仰もない人が高い位置についている。自分で非才を分かっていない、この人達のまき散らす害は非常に大きい。

金融の規制

 さる2010年5月6日、アメリカのダウ998ドル下落は過去最大だった。世界中の相場を下落させた。原因は、コンピュータによるアルゴリズム。1/1,000秒レベルを競いながら自動的に売買がされる。きっかけは、人的ミスでミリオン(100万)とビリオン(10億)の間違いらしい。
 これを機に金融取引規制を、というのが米議会。アメリカは民意が政治を動かす。民意は金融業界に厳しい。なぜなら、ゴールドマン・サックスが顧客にサブプライムを買わせていながら、自分は空売りしていたからだ。
 金融って、そういう醜い恥ずかしい部分がある。とても日本人にはやり抜ける仕事ではない。
 ギリシャに対するEUの90兆もの支援策も今回の金融規制も間違っている。つぶすところは早くつぶさねばならない。傷が大きくなりすぎる。

2010年5月14日金曜日

適応と長生き

あまりにも個性が強くて、自分が正しいというこだわりの強い人は、結局長生きしがたい。男が女よりも長く生きないのは、強くないからだ。男は強そうに見えても実は非常に弱い。肉体的にも。
しかし、本当の長生きは強くない人だ。
むしろ、変化に柔軟で適応してしまう人だ。

過酷な環境変化において種を保存したのは、正確には遺伝子を保存したのは、強さではなかった。適応力だった。変化に自分を変化させることだ。

それからある種の中でも、生きやすいのは、主の中での仲間意識、適応力なのではないかと思う。ヒトもそうじゃないかな。自分の力以上の生き方を望まず、そうしない。ヒトの中での仲良く過ごす力をもっている。ところが、私が魅力を感じる人は、この変化に弱いこだわりの強い人なのだ。

2010年5月8日土曜日

原油価格

昨夜のニューヨーク市場は、
原油75ドル(2週間前比下落率11%)
ダウ1万0380.43ドル(2週間前比下落率10%)

日本は半月前比で9%以上下落している。下落率10%は、暴落の始めと見るトレーダーがある。私は暴落の始めとは見ないが、売り正解と思う。日本の債務はギリシャどころの問題じゃない。

日本の株価はニューヨーク市場にしっかり連動している。
興味深いのは、これほどの円高で輸出産業は大変だが、輸入品が一層安くなるはずであり、得に原油価格が下がっているダブルメリットが効いてくれば、かなり安くなるはずだ。石油の需要期も過ぎた。135円しているレギュラーガソリンは、来月120円/リットルを割っても不思議はない。

ガソリン小売りの先物取引が出来れば、実に旨く儲かるだろう。今は完全な売り。

2010年5月7日金曜日

急落

2010年5月6日 アメリカ市場は暴落。きっかけはギリシャの信用不安だ。


為替

ユーロ/ドルEUR=は約2%安となる1.2520ドル近辺まで下落。ユーロ/円EURJPY=は110.65円まで下落した。ドルは対円JPY=で5%を超えて下落。88.69円をつけた。強烈な円高だ。日本の企業にとって、ドルだけでなくユーロの下落が痛手だ。
朝6時、対ドル90.57円だ。



6日のニューヨークダウ工業株30種平均は取引時間中としては過去最大となる998.5ドル安まで下落。終値は今年最大の下げ幅となる前日比347.80ドル安の1万0520.32ドル。

原油

数日前84ドルしていた原油は、今朝76ドル。

円高で原油安だから、そうとう安く原油が手に入る日本。今133円と上がってきているガソリンはやがて下げるだろう。

2010年5月6日木曜日

円高、ドル安、ユーロ安、株安、債券安

今日の東京マーケットは、ギリシャ不安によって、株価が360円下がった。
ギリシャは国民がデモをしている。暴徒化しているのでますます信用不安に陥っていくだろう。

実はギリシャよりも、日本のほうが債務が大きく、対GDPでも2倍近く悪い。ただ、日本は貿易黒字だ。そこが違うし、円高で輸入品が安くなりつつある。

第2次世界大戦後3年6か月で日本の物価は100倍になった。
このまま国債増発すれば、こうしたことにまたなりかねない。

または、徳政令だな。

2010年5月4日火曜日

聖書

いくつかの聖書をもっている。

ドン・ボスコ社 バルバロ訳
日本聖書協会 文語体
国際ギデオン
フランシスコ会聖書研究所訳注

それぞれに思い出がある。

2010年4月29日木曜日

投機マネー

ファンドなどの投機マネー運用者は、儲けるためなら何でもやる。
今回の、ギリシャの通貨不安に対し、連動するユーロ安を仕掛けている。
資金力に物を言わせた投機だ。1日でユーロは対ドルで1ドル以上乱高下した。ユーロは1月から8パーセント落ちた。

ギリシャ、ドイツ、ポルトガル、いろんな不安を抱えている。
ただただ、言えるのはユーロが基軸通貨の地位から遠くなったこと。やはり、ドルは強い。

私は円のほうが弱くてしかるべきだと思う。
・国民を愚弄し、表面的に人参ぶら下げた政治をしている日本。
・自らの議席のためには、無知で弱い国民を犠牲にすることもいとわない政治家。
・対GDP比では、国債がギリシャよりも不安なのに、金利を無理矢理安定させている(郵貯と邦銀)。ファンドの餌食になり、円安、インフレ、債券安、金利高になる恐るべき日は、そんなに遠くない日にやってくると思う。ハイパーインフレ時代の到来。

クレマチス

紫の8枚の花弁のクレマチス。
と思っていたら、花弁ではなく、「がく」なんだそうだ。
やっと花芽がふくらんできた。あと少しで咲くだろう。

バラはキング、クレマチスはクィーン。
花言葉は心の美、高潔。

昨年4月、主の御復活の祝日、友人ご夫妻から頂いた。
同じ方から大学生時代に頂いたドンボスコの聖書も大切にしている。

コヘレト(伝道の書)と修証義

ある研修会で話をしなくてはならなくなり、私たちの立場や出会いは天から与えられた「時」なのだという話をするため、旧約聖書コヘレト3章1~9節を援用した。
「何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定めたれた時がある。」
クロノスよりもカイロス。
諦観でもあり、自分ではどうすることも出来ないし、受け入れてどう動くかが重要だと話す。

信仰では、神様のなさること。神様のなさることはかなっていて美しいのだ、そういいたいけれども、公の場なので言わなかった。

人的管理の面からは修証義第4章を話した。

何日もかけて準備した60分の講話だったが、仕事とはいえ、命令とはいえ、報酬はインスタント珈琲1杯だった。

2010年4月28日水曜日

ギリシャ国債

 4月から5月にかけてギリシャ政府は、国債償還や元利払いのため3兆円の資金が必要になる。
乗り切るために、さらに10年物国債を発行。今朝のニュースでは、利回りが10%でドイツ国債を7%上回った。信用不安が利率を上げ、さらに財政が悪化する悪循環が起きている。

 ギリシャ国債の外国人保有比率は7割超。外国人保有者から売られて、金利が上昇したという。日本は94%が国内で保有しているから大丈夫だという人があるが間違い。日本の政府債務残高は国内総生産比で199%である。ギリシャの111%を大幅に上回っている。ギリシャのように国債が売り込まれないのは、経常黒字国で国内貯蓄が豊富なためだが、日本が今のようなばらまき政策をとっていたら、破綻は時間の問題。1,400兆円の個人資産があるから国債は売られないというが間違い。空売りという制度がある。先物信用売りである。一度国債の不安が生じれば、保有してない投資家まで売ってくる。それが非情な債券市場だ。一気に売り込まれる。そして、金利が急上昇する。金利が5%になったら、金利だけで年間45兆円が必要だが、税収は37兆円しかない。

2010年4月25日日曜日

相続税、贈与税

国の相続税増税は、相続者が3人(子ども3人など)の場合、現行では8,000万円まで無税だが、民主党はこれを3,000万円までにしようとしている。
だったら、贈与税の無税限度を上げたらいい。生きている間に使わせる。

今は、相続税は控除を超えた遺産が3億円を超えると税率が50%。
贈与税は控除を引いた後1000万円を超えたら税率は50%。
これじゃあ、生前贈与はしにくい。金持ちが預金するのではなく、金持ちに金を使わせる、国民の金を動かすことが日本経済にとって極めて重要だ。

現在、国民の4%しか相続税を払っていない。96%の人はたいした相続を受けてはいない。
これが3,000万になったら、大変なことだ。坪50万の土地100坪に住む人は、かなりの相続税を払わねばならない。だからといって相続した土地を売れば、住むところが無くなる。

2010年4月19日月曜日

おもうこと

医療費

近所の医院に行くと、平日昼間、老人ばかりで混んでいた。身体のどこも悪くない年寄りは珍しく、多くの老人が医者に通っている。これは大変な支出だ。総人口の1割老人75歳以上が、総医療費の3分の1を使っているという試算がある。
このままでは、国保も社保も医療制度は破綻する。


日米同盟

安保闘争世代のあとの私は、日米安保条約にマイナスの感情を抱いてきた。しかし、最近は違っている。条約を締結した吉田茂は偉い。1960年(昭和35年)1月19日に、ワシントンD.C.で締結された安保条約。
1950年に朝鮮戦争が勃発していて、アメリカは後方基地と補給の確保が必要だった。
日本は安全保障に必要な軍事一切をアメリカに委ねることで経済負担を極力抑え、経済復興するのが狙いであった。


基地問題

ホワイトハウスのダナ・ペリノ報道官は、2008年2月13日、「米国はどこに居ようとどこに基地を持とうと、それはそれらの国々から招かれてのことだ。世界のどの米軍基地でも撤去を求められているとは承知していない。もし求められれば恐らく我々は撤退するだろう」と述べた。重要な指摘だ。


渋沢栄一

「現代の青年が、いま最も切実に必要としているのは、人格を磨くことだ。治維新の前までは、社会における道徳教育が比較的盛んな状態だった。ところが西洋の文化を輸入するにつれ、思想界には少なからず変革の波が起こって、今日では、道徳がひどく混沌とする時代状況になってしまった。」
「今日、儒教は古いとして退けられてしまったので、現代の青年たちには十分には理解されなくなっている。かといって、キリスト教が一般の道徳の規範になっているわけでは、なおさらない。また、明治時代になってから何か新しい道徳が生まれたわけでもない。だから思想界はまったくの混乱状態で、国民はどれを信じてよいのか判断に苦しんでいるくらいだ。このため一般の青年たちも、人格を磨くことを忘れ去っているように見える。これはとても憂うべき傾向である。」

郵政の拡大反対3

郵政がどうして国債を買わねばならなかったか。それは政府系機関だからだ。普通の投資家なら、日本の国債を買わない。利率が低すぎる。郵政が国債を買いまくったお陰で、大変な借金に耐えている。

900兆円を超えた国の借金は、金利が1%上がると、金利だけで9兆円の支払が生じる。
国の税収は37兆円だから、1/4は金利となる。
5%なんて事もあるわけだから、金利50兆円だ。
国債の買い手が付かなければ、国債の金利は上がる。
金がないのに金をばらまけば、当然インフレになる。それをごまかして防いできたが、近い将来、限界になる。つまり国債が売れ残る。その翌日、国債は暴落するだろう。そしてインフレが来る。

累積赤字は今年中に973兆円になるという。毎年20兆返しても、50年かかる。それなのに、日本は今年92兆円の歳出を計画している。
「民主党に任せていては、国が滅びる」と与謝野氏がいう。本当だと思うが、自民党に任せても滅びるのが遅くなるだけのように思う。

どうしてこの恐ろしい、危機的な、焦眉の急である借金を解消しようとしないのか。
消費税は4年間上げません。高速道路は無料です。高等学校も無料です。子どもには毎月お金を出します。
そんな政治は、税収がすごいときでも出来なかった。なぜなら、あのバブルの時の税収でさえ60兆しかなかった。今年の歳出の2/3である。民主党は税収が不足していることを分かっていて歳出増をやっている。自分の議席をとるためだろう。ただそのために、国を滅ぼそうとしているとしか思えない。

郵政の拡大反対2

郵政が膨大な量の国債を買うことで、国債の売れない、つまり日本の国債の信用度低下が防げた。
しかし、そのためにどれ程この国の成長を止められたことだろう。
失われたバブル後の20年で、アメリカの株価は4倍になったが、日本は1/4になった。
外国の高金利債権に投資しないで、日本の低金利国債に金を回してきたお陰で、国民の金をどれ程損してきたことか。それが年金問題になっている。
国債の信用度低下を防いだお陰で、見せかけの円高が続き、経済成長はストップされた。日本人の労働力も値上げとなったのだ。円高ドル安は、日本人の賃金を上げた。ところが日本人は、賃上げとは思えない。日本の品物も値上げとなった。日本では、値を全く上げていないのに、対ドルで上がってしまった。

2010年4月18日日曜日

郵政の拡大反対1

郵政事業を拡大するという。2,000万円までの預金を認めるという。

全くの間違い。

小さな政府にしなければ、日本は経済回復が遅れる。

郵貯は預貯金の8割を国債買っている。
利が乗らない。しかし国を助けている(と思われているが間違っている)。

新党名

自民は野党になれない。民主は借金政策が国を滅ぼす(インフレ懸念、国債デフォルト)。しかし議員になりたい。
そこで、新党結成だ。

正直な新党名を提案したい。

「新党とりあえず」
「何でもいいから新党」
「ただの新党」
「新党いまだけ」
「ただ議席がほしい党」
「新党私利私欲」
「政策理念なし党」
「新党がんばれ国民」
「新党増税」
「医療・教育・福祉・年金崩壊 国債無価値を黙認する党」

ヨハネ福音書から4

14章から、イエス様の遺言の書といわれる。
15章16節17節
「あなたたちがわたしを選んだのではなく、わたしこそあなたたちを選んだのである。」


「あなたたちがお互いに愛し合うこと、これがわたしの命令である。」(フランシスコ会訳)

かつてこの言葉に出会い、人生の道を示す様々な宗教や哲学の中から、わたしがキリスト教を選んだのではない、そうか、そうなんだと私はホットしたような自信をもったことを思い出す。

2010年4月17日土曜日

ヨハネ福音書から3

トマスが言う、「わたしの主、わたしの神」20章29節

「我が神、我が主よ」詩編35にもあるこの言葉。
これは、使徒トマ一人のものではなく、教会全体の信仰宣言である。
この美しい言葉をもってヨハネ福音書が終わる。

「見ないで信じるものは幸い」29節

ヨハネ福音書から2

「わたしは道であり、真理であり、命である。」
14章7節

フェリーニの映画「道」は、このヨハネの言う「道」を表現したのではないかと密かに想っている。

ヨハネ福音書から1

「わたしの言葉に従って生きているなら、あなたたちはまことにわたしの弟子である。
あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」8章31節~

前々任神父様の好きな言葉。
本当の自由とは何か、考える。
今日は、ヨハネ福音書を何度も読んでみた。

青海省地震

中国青海省地震の死者は、1339人。行方不明者332人という。
なんということだ。

2010年4月14日水曜日

風土

田辺三菱製薬は4月13日、25日間の業務停止とする行政処分を受けた。子会社バイファが血液製剤の承認申請でデータ改ざん、ねつ造したため。


この処分は甘すぎる。
「バイファ」は旧「ミドリ十字」の子会社。「ミドリ十字」は戦中、中国人への人体実験をした関東軍731部隊内藤良一が設立した。血液製剤のトップ企業となった。戦後も人体実験をして問題になった。経営は厚生省の天下り官僚が行っていた。非加熱製剤によるエイズ感染の危険性を指摘された後も、会社のために認可を続け薬害エイズ事件を引き起こした。

新薬の承認申請にあたり、データを虚偽することは、やってはならないことである。
社風なのか。

2010年4月11日日曜日

憐れに思い

前任神父様の最後に近いミサでの説教は、ルカ福音書の15章、放蕩息子のたとえ話だった。この核心は、父親が息子を見つけ「憐れに思い」の部分だと。
曹洞宗の簡潔で美しいお経、「修証義」でも、同じことが言える。

私は前任神父様の毎週の説教をいつも感慨深くお聞きしてきた。
感謝。

トマス

聖トマ使徒は、私の霊名だから、特別な聖人だ。
今日のミサは、復活節第2主日。福音書は「ヨハネによる福音」20,19-が朗読された。
聖トマ使徒の「我が主、我が神」のあまりにも美しい言葉が、新しいVILLA, Marco神父様(ミラノ外国宣教会)の私たちの教会での初めてのミサで唱えられた。
感慨も一入のものがある。

国語事件殺人辞典

井上ひさし氏が亡くなった。
彼はカトリック信者で、修道会ラ・サールの孤児院で育った。ラ・サール会もサレジオ会ももともとは恵まれない子どもたちのための養育を旨としていたが、いつの間にか日本では東大予備校のようなエリート養成校となった。
信者になったのは「修道者の態度による」と読んだことがある。

彼の本でおもしろかったのは、「国語事件殺人辞典」。
こんなに頭の良い人がいると思ったことを思い出す。

マテオ

今日は、老シスターと話していて、マタイによる福音書の「山上の垂訓」の部分を教えて頂いていた。
シスターがマタイではなく「マテオ」とおっしゃったのが、何だか嬉しかった。

日本のカトリックは、戦後ずいぶんしばらくの間、ドン・ボスコ社出版のバルバロ訳しかもっていなかった。その後、フランシスコ会が名訳を出し、最近ではプロテスタント諸派との共同訳を出し、それが使われることが多い。この、初期のバルバロ訳では、マタイをマテオと訳しているからである。
私は文語調のプロテスタント訳が好きだから、バルバロ訳も嫌じゃない。

こうした訳の違いはたくさんあって、
コヘレト=伝道の書
マタイ=マテオ
使徒の働き=使徒行録
聖トマ使徒=トマス
ヨハンネス=ヨハネ
ルカス=ルカ

神とあそぶ

神とあそぶ 奥村一郎師 を読む。

師の受洗に至る外国人神父とのかかわりが興味深かった。

その他昨夜は
そよ風のように生きる-旅ゆくあなたへ- バレンタイン・デ・スーザ著
オスカル・ロメロ マリー・デニス他著
5つのパンと2ひきの魚 フランシスコ・グェン・ヴァン・トゥアン著
等読むが、よく理解できない。

散るぞ悲しき-硫黄島総指揮官・栗林忠道- 梯久美子著
を読んだ。これは理解できた。戦争の悲惨さを想うと同時に、日本の軍にはこうした立派な人がいたことに感心する。

復活祭

4月3日、主の御復活。都合で所属教会に行けなかった。
カトリック松木町教会で復活徹夜祭にあずかった。
突然おじゃましましたが、優しく受け入れて頂いて感謝。といってもあれほどの信者数では他教会の者もわからないでしょう。準備された卵650個。聖体拝領3列。
歴史を感じる教会だった。
セシリアンシスターズ(聖歌隊)には圧倒されました!
卵は翌日頂いた。
(私のところは卵100個で十分の数だった)

遺産相続と税

民主党は相続の税を上げようとしている。
現在は相続税。今後は遺産税。
現在、法定相続人3人、遺産8,000万円の場合、税金は0円だが、民主党案では、800万円の税金が生じる。
これは、基礎控除が5,000万円から3,000万円に減額されることと、相続人1人1,000万円を廃止するため。

地価の高いところに住む方は、税金が払えないために、住む土地を失うことになる人が増える。
毎年高額な固定資産税を払い続けたあげく、相続できない。

多くの国で相続税がないし、アメリカは控除が350万ドルだから、庶民はかからない。

株価

日経平均が1万1千円を超えた。
私は、あと少しで暴落すると思う。ちょっと高すぎる。消費回復と設備投資に時間がかかっているからだ。
三越伊勢丹HDを空売りしているが、1,060円とは高すぎる。700円くらいに下げると思う。

デフレ

安かろう悪かろう が止まってきているという。良いものが高くても売れ始めていると。デフレも一段落だと。

しかし、需給ギャップが35兆円あるのだから、まだまだ物価下落は止まらないと思う。
今の日本は、需要が不足している。

いまアメリカともめている中国元が切り上がれば、日本は中国工場からの輸入が割高になる。原油も84ドルくらいに上がっている。
原料が高く、国内物価は安い。

郵政

民主党公約
・簡易保険民営化
・郵貯制限500万円
・郵政天下り禁止

実際は、みななし崩し。郵貯は2,000万円にあげるという。
民業圧迫。
ただ、民業もひどい。メガバンク社員所得は、40才で軽く1,000万円を超える。今年は増額したという。まず、国に借金を返してからにしてほしい。

カトリック新聞

ご復活祭でカトリック新聞を頂いた。広告で学校法人が載っていた。こんなにたくさんの学校を運営している。カトリック修道会は本当に日本のために役に立った。
戦後の日本は、これまでどれ程の人的物的経済的支援を受けてきたことか。

子ども手当

子ども手当は、月額2.6万円、完全支給された場合防衛関係費用4.8兆円を超える。
子ども手当は、最後にどこが得をするのか。
塾か、衣料品か、私立小学校中学校か、親の遊興費か。実は政権だ。民主党の夏参院選挙対策費だ。

マンション

新築マンションが即日完売。
中古マンションのたたき売り。

所得階層の差が広がっているのか。

2010年3月22日月曜日

神父様の異動

5年間主任司祭を勤めてくださった神父様が異動になる。
昨日は、お別れの会だった。
「この5年間に旅立っていった人々が思い出される。皆立派な最期を迎えられ、学ぶことが多かった。」
とのご挨拶が印象的だった。

渋沢栄一

日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一について書を読む。

「現代の青年が、いま最も切実に必要としているのは、人格を磨くことだ。明治維新の前までは、社会における道徳教育が比較的盛んな状態だった。ところが西洋の文化を輸入するにつれ、思想界には少なからず変革の波が起こって、今日では、道徳がひどく混沌とする時代状況になってしまった。今日、儒教は古いとして退けられてしまったので、現代の青年たちには十分には理解されなくなっている。かといって、キリスト教が一般の道徳の規範になっているわけでは、なおさらない。また、明治時代になってから何か新しい道徳が生まれたわけでもない。だから思想界はまったくの混乱状態で、国民はどれを信じてよいのか判断に苦しんでいるくらいだ。このため一般の青年たちも、人格を磨くことを忘れ去っているように見える。これはとても憂うべき傾向である。」

日米同盟

安保闘争世代のあとの私は、日米安保条約にマイナスの感情を抱いてきた。
最近、情報が公開されてきて、内情がわかってくると条約を締結した吉田茂を「すごい人だな」と思う。

1950年に朝鮮戦争が勃発していて、アメリカは後方基地と補給の確保が必要だった。

日本は安全保障に必要な軍事一切をアメリカに委ねることで経済負担を極力抑え、経済復興するのが狙いであった。

ホワイトハウスのダナ・ペリノ報道官は、「米国はどこに居ようとどこに基地を持とうと、それはそれらの国々から招かれてのこと。世界のどの米軍基地でも撤去を求められているとは承知していない。もし求められれば恐らく我々は撤退するだろう」と述べた。

日本はアメリカの軍事的な傘で守られている。日本は都市が攻撃されては困る。

国保、社保はだいじょうぶ?

近所の医院に行くと、平日昼間、老人ばかりで混んでいた。身体のどこも悪くない年寄りは珍しく、多くの老人が医者に通っている。これは大変な支出だ。総人口の1割老人75歳以上が、総医療費の3分の1を使っているという試算があるが、実感としてわかる。

このままでは、国保も社保も医療制度は破綻する。

2010年3月17日水曜日

お札

お札(おふだ)は、神社や寺で出す。しかし、井上洋治神父様はお札を出す。

教会の仲間が病で苦しんでおられる。この間はずいぶんと本人から話を伺った。
1年前、余命1年と言われた。
私だったら耐えられないだろう。見苦しくのたうち回るだろう。

「南無アッバのお札」を彼にあげた。1年前井上神父様が私にくださった。
それからずっと大切にしてきた。神父様もきっと喜んでくださるだろう。

H神父様から頂いたイタリア製のロザリオと銀のロザリオ指輪は、30年近くなくさずに持っている。これもふさわしい人がいたらさしあげたい。

未来の日本は

北海道は25年後、人口の25パーセントが減少。140万人減。

現在でも建設業の60パーセントは公共工事に依存している。

老人が多すぎる自治体になる。将来の老人は、今の老人ほど金をもっていないだろう。老人相手の商売さえうまくいかないのではないか。


北海道の姿は、未来の日本の先取りか。

三越伊勢丹

新社長:「値引きをせずに顧客密着で経営危機を乗り越える」という。これはうまくいかないだろう。

三越伊勢丹、株価は840円くらいまで下げた後、950円を超えた。1,000円を超えた。
上がり売り増し。

・組織が大きすぎる。マスになりすぎた。
・小さな専門店だけの組織にするか、ブランド組み合わせフロア開発など、貸し不動産業態化すれば利も上がるだろう。
・商品が高級品だけではだめだ。三越の梅干しや、三越の背広の質がよいのは分かるが、値段が1割高でないと。数倍ではだめだ。
・「お客様を大切に」とかいっていては、業績が落ちるだろう。一人の客に寄り添って、1時間かけて背広を選ぶ手伝いをして、そんな業態ではだめだ。
・2009年の全国百貨店売上高は、24年ぶりに7兆円を割った。92年が最高で10兆円手前までいった。しばらく下げて、4兆円売り上げくらいで止まるのではないか。

2010年3月15日月曜日

神秘的な

先ほど、シスターから電話を頂いた。

シスター S
私 M

S 息子さんの合格おめでとうございます。Aさん(教会委員長)から伺いました。
M ありがとうございます。
  昨日のミサ前に、Aさんとそんな話をしました。
S 私も自分の子どものようにうれしいです。子ども、いないですけど(笑)
  もしかして、医学部でしょう?
M そうです。どうしてわかるのですか。
  Aさんに大学名も学部名も言ってませんけれど。
S そんな気がしました。私は誰にも言いませんでしたが。

<どうしてわかるんだろう。>

M 私はちょっと信者らしくなりましたよ。
S 合否は御心のままに、と祈ったのでしょう?
M そうです。どうしてわかるのですか?
S そんな気がしました。

<どうしてわかるんだろう。>

S 息子さんの合格は御心なんです。
M そうですね。弱い人や苦しみの中にある人に仕える医者になってほしいです。
S 私もそう思います。

何十年もこの道を歩む方には、わかってしまうのだろうか。
神秘的な会話だった。

横井小楠

朝日新聞でも書いていたが、横井小楠はもっと注目されてよい。
維新では重要な人だがあまり知られない。維新後の世界が見えていた人だ。

「古人(昔のすぐれた人)は、書物に頼ることなく、自分に具わっている能力を十分発揮し・・・」と弟子に話したという。

つまらない書物は読まない方がよいと私は思っているが、横井は書物をかなり読んだからこそ言えたのだろう。

エネルギー

政治家ってすごい。

自民党の与謝野馨元財務相(71)が「新党結成の動き」と報道された。
「捨て石」となってでも自民党内で新たな動きを起こす必要があると判断したんだそうで、その年齢とエネルギッシュな行動に、ただただ、すごいなあと思う。

私は早く社会から引退して、自然の中で晴耕雨読の生活をしたい。
ちょっと曇りの日に釣りをして、晴れたら農業をして、雨なら読書だが飽きたら木工やそば打ちなどして生きたい。

熊谷守一

孤高の画家、熊谷についてテレビで見た。
私は文学や絵画や音楽など、芸術に捕まってしまった人の辛さや哀しさ、その才能や感性故の悲哀を感じることが多いのだが、この人の人生はうらやましい。

書きたいときに描く

それを徹底できて、うまく描こうということさえ無くなったというのだから素晴らしい。

「言葉に出来ないから絵で表す」と娘に語ったという。
芸術はそうだと思う。

2010年2月21日日曜日

ゆるしの秘蹟

今日は四旬節第1主日。
朗読は、申命記26,ロマ書10,ルカ4。

10か月ぶりに会ったシスターに「いつも祈ってますよ」と言われ、感じるところがあった。

初めての「ゆるしの秘蹟」を受く。
償いは示されなかったが、洗礼の意味と心がけを指示された。
私の悔い改めの祈りは、詩編51の最後が「私はあなたの道を歩みます」になっているほうにした。

黙想会参加。
・タレントについて、考えさせられる。
・愛は心を受けると書く。心とは、相手の心の痛みだというお話しは納得。

2010年2月13日土曜日

ポイント還元

小売店の発行ポイント残高は、2009年度7,900億円(野村総研)。経理上引当金を充てる。しかし、国際的な基準では、負債に計上すべき。
ビッグカメラでは、売上高の約8%がポイント。1か月で500億円近くの負債。こうした会計はいずれ破綻する。

少子化と企業

少子化は経済に大打撃。税収減。生産減。経済縮小。企業は大打撃。

しかし、少子化の責任は政治だけではない。企業は少子化の責任を負っている。今のような労働状態では、女性は仕事と子育ての両立は困難だ。
河合塾の調査では、国公立医学部合格者の母親は7割が働いてない。解釈は様々だが、よいことだと思えない。
女性が仕事をしっかりでき、結婚や、出産をためらわないためにも労働環境が必要だ。

公務員が民間よりも女性の労働条件を守っているといわれるが、あたりまえのこと。
自治医科大学の先生の話が新聞に載っていた。
「医師になる人の3割以上が女性だが、出産後医師に戻らない。なぜなら、休んでいる期間にキャリアが奪われる、研修が付いていけないから。医学教授に占める女性の割合は0に近い。」

結婚や出産でキャリアアップが望めなくなるのでは、日本の少子化は避けられない。雇用主にも責任がある。

逝きし世の面影

『逝きし世の面影』渡辺京二著を読む。
一昨日届いた。600ページを超える文庫版だった。寝転がって読むには、不便なカバーの弱さと重さだ。
 江戸末期から明治初めに来日した外国人の著作を丹念に調べた力作で、失われた日本の文明をうかがうことができる。
 「文化は残るかもしれないが、文明は滅びる」。おひな様は残っても、それは精神的な面で江戸の家庭にあったおひな様ではない。一茶や蕪村の心はない。

2010年1月31日日曜日

大学進学率を下げ、就労。

・就労に、ある程度の自己責任を持たせたい。病で働けないつらい立場の人を守る社会保障、福祉は重要。しかし、働けるのに職を選んでいる人を働かせたい。
・格差と言うが、幼少時から塾に行かなくても、公立だけでも学力は上がる。
・私立に比して公立小学校の教師の質は低くない。施設設備がそれほど悪くない。
・教師の質は平等の防波堤。民間に比して、給与等待遇を下げてはならない。
・経済が縮小傾向にある中で、どのような所得再分配政策も、格差是正の解決策にはならない。
・日本は教育費をたくさんつかう。小学校から大学卒までに、国公立で3,000万、全部私立で6,000万。私立高校は授業料以外に年間70万円かかる。公立も40万円かかる。
・大学進学率を下げるときだ。中学校の勉強がわからないのに、大学で勉強させている。18才から働いたほうがいい。

教育格差は経済格差のわずかな要因だ

 教育が最大の経済格差を生むというのが識者の評価だ。幼少時から塾に行ける、私立に通える家庭と、公立だけの経済力の差があるという。経済のグローバル化、企業の競争のための雇用形態の多様化、非正規雇用化、こうした新自由主義は、格差を助長したと言われる。それが教育に反映し、格差の世代世襲、固定につながるという。
 本当は教育格差のウエイトはそれほどではない。日本においては。義務教育も受けられない人々が多いわけではない。
 問題は意識変化。今の不安定就労者、無職者の中には、「政治が悪い、企業が悪い、官僚が悪い、世界経済が悪い、アメリカが悪い、中国が悪い」と言う人が多いように思う。
 テレビで中年男性が「希望する事務職の募集がない、職に就けない。政治が悪いからだ。金持ちの政治家に底辺の気持ちは分からない」と。希望する職種に就けないことは、当たり前だ。しかたない。
 石原都知事が「仕事を紹介してもやらないのだから甘い」と言って批判された。しかし、法学部を出たのに法律の仕事に就けないのは、国が悪いのではない。法学部卒が多すぎるからだ。職に就くためだけに大学に行くのではないはずだ。
 大学の教師になれなくて、高校教師になった者もある。講師を続けている月収15万の博士がある。急増されてきた大学院、供給される大学院卒業者、博士の数よりも、受ける皿がないのだから。大学院を出て臨床心理士の資格を取っても仕事がない。仕方ないだろう、心理系大学院が多すぎる。
 教育を受けても仕事は望み通りにはつけないというのが常なので、教育格差なんて、経済格差の大きな要因ではない。義務教育を受けられないというなら話は別だ。

生活保護費

都市での母親と小学生子供2人の生活保護費(毎月)
・生活費15万円。
・母子加算2万3千円。
・教育扶助費7千円。
・住宅費は5万円まで全額支給。
合計23万円

・医療費全額無料
・通院費も認められれば全額支給
・上下水道の減免
・NHK受信料は無料
・国民年金全額免除(受給資格がある)
・都営交通無料
・JR定期券割引
このほかにも、給付、免除がある。

自営業者で400万円の年収がある人(所得税、健康保険税、医療費、年金・・・を差し引けば)に匹敵する。

生活保護世帯数

足立区では、生活保護受給者が毎月120人ずつ増えている。受給ニーズはその5倍ある。足立区では、区の年間予算額2,100億円のうち、347億円が生活保護費。
台東区の生活保護率は4.22%
足立区の生活保護率は3.34%
足立区の就学援助率は、47.2%
墨田区の就学援助率は、36.9%
4世代連続100年生活保護世帯もある。格差の世襲があると役所担当者の言(日経ビジネス)。
現在、生活保護世帯は、日本で120万世帯を超えている。1995年には60万台だった。
相対的貧困状態を示すジニ係数は0.5を超えている。日本は、先進国では米国に次ぐ悪さ。

健康保険の破綻

健康保険の財政を調べれば調べるほど、大変なことがわかる。もう限界。
後期高齢者医療制度は、健康保険組合や共済組合から国保と国に金を回した。サラリーマンが自営業者を助けた形。
国保は市町村が運営する。保険料は一律ではない。市町村によって4倍の差がある。年間所得200万円、4人家族で、国保保険料が50万円を超える自治体がある。
私のところの自治体は、生活保護世帯の収入は、年間120万円+児童手当+教育扶助手当。国保保険料無料。医療費は0割負担で無料。

ある自治体は、保険料収納率が8割を切っている。
国保財政は、保険料でまかなっているのは3割弱。あとは国庫負担や自治体補てん、健保組合と共済組合からの納付(これが27.6%)。
健保組合と共済組合への負担の付けまわしは良くない。
健康保険はいずれ破綻するだろう。

雇用形態

日本では、ここ10年、正社員の長期雇用を守るために、派遣労働者や不安定就労者が犠牲になった。モラルハザードが心配だ。

政府は雇用調整助成金をやって、従業員を解雇させないために金をばらまいている。
米国は、短期雇用から始めるが、長期雇用に転換する。カットもするが雇用もする。そもそも長期雇用を保障するような社会ではない。「仕事は短期的なもの」という通念があるのだろうか。
日本は、景気動向を新卒者の採用で調整している。また、不安定就労者で調節している。

正社員が守られすぎているのだろうか。
派遣労働者があまりにも権利が少なすぎるのだろうか。

まず、日本は、同一労働同一賃金の徹底を図らねばならない。

ヘネシー

スーパーの酒の値段に驚いた。
シーバスリーガル、ジョニーウォーカー黒、バランタイン12年(700ml)がみな2,000円台。
30年前、これらは、1万円では買えなかった。

ブランデーを見てみたら、
カミュ、レミーマルタン、クルボアジエ、オタール・・・これらのXOが4,000円~8,000円。
20年前に飲まなくなったので、その後の価格変動を知らない。レミーマルタンも、オタールもXOは4万円以上した。昔ヘネシーのXOがおいてあるバーがあって、高いので1ショットも飲んだことのなかった。それが1本12,800円で売っていた。ヘネシーなんて10万円以上しただろう。
だったら、幻とか、最高傑作といわれているヘネシー・リシャールだって、小遣いで買えるかも知れない。これは売ってなかった。

When China Rules The World

英国のマーチン・ジャックという人が書いた表題の本。邦訳は出ていない。
解説書を読んだ。
中国の
・ 集団主義
・ 社会主義
・ 独裁

このまま、米国にとってかわれるのだろうか。
ニューヨークから北京
ドルから元
英語から中国語

現在、為替が元/ドル固定のため、中国は貿易黒字になっているそうだ。
いつか、元は高くしなくてはならないだろう。その時、米国の債権を持っている中国は大損することになる。
民主主義とか人権など、とりあえずの世界規範は、今の中国が覇権を持てば維持できない。

2010年1月27日水曜日

修証義

通夜があった。曹洞宗。ご住職は、お経の前にかなり長い時間をかけて、戒名の意味と、これから唱えるお経「修証義」の第一章の説明をされた。キリスト教の洗礼や、人の死についてもふれられた。立派な宗教家だと思った。

ご住職は、「しゅしょうぎ」と言っているようだった。私は、「しゅうしょうぎ」と読んできたので、家に帰って調べたら、確かに しゅしょうぎ。

修証義は、道元禅師の「正法眼蔵」を明治になって口語にした、素晴らしいお経。
第四章は特に美しい。
第四章第五節「愛語廻天の力あり」が有名だ。

第六節
 利行というは貴賎の衆生に於きて利益の善巧を廻らすなり、窮亀を見病雀を見しとき、彼が報謝を求めず、唯単えに利行に催おさるるなり、愚人謂わくは利侘を先とせば自らが利省かれぬべしと、爾には非ざるなり、利行は一法なり、普く自侘を利するなり。

「唯単えに利行に催おさるるなり」が好きだ。催されたということ。ただ無心に相手の為によかれとおもう心にひかされること。
修証義は、正法眼蔵を口語訳したもの。正法眼蔵を見ると、
「愛語といふは、衆生をみるにまづ慈愛の心をおこし、・・・。愛語は愛心よりおこる。」
とある。最初に心があって、その後に言葉がある。

新約聖書第一コリント12の31も、「愛」という言葉をつかって同じことを言っているのではないか。

2010年1月26日火曜日

福音書の朗読

カトリック教会のミサでは決まった箇所の聖書を読む。その日、世界中で同じ所を読む。

平日と日曜日はちょっと違う。
平日は、福音書(新約聖書の中のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネのいずれか)の1か所の朗読と、福音書以外の聖書(例えばロマ書)の1か所の朗読。

日曜日(主日という)と教会の祝日には、福音書の1か所の朗読と、福音書以外の聖書の2か所(第1朗読、第2朗読という)がある。

福音書は重要なところだから、神父様が読むが、ほかは信徒の代表が読む。
1月24日は、年間第3主日。
ミサの前にロザリオの祈りを皆で唱えた。
そのあと先輩が私に「第1朗読をやってくれないか」というので、「わかりました」と応えてパンフレットを見た。皆の前で朗読するのだから予習しなくては。ネヘミア記8章で、かなり長いなあと思っていると、先輩が再度私のそばに来て「やっぱり第2朗読をお願いします」という。また「わかりました」と応えてパンフレットを見る。第1コリント12章で、第1朗読ネヘミア記8章よりも更に長い。ふだんの朗読の3倍くらいある。はしょって読んでも良いそうだが、第1コリントは好きなので読んで良かったと思う。

2010年1月24日日曜日

トラピスト修道院

 26年前、北海道のトラピスト修道院に泊まった。トラピストは最も世間と隔絶している修道院だから、外からしか見られないはずだった。このころは、H神父様から1対1で指導を頂いていた。H神父様は、信者でもない私のためにはからってくださって、お陰で修道院内に泊めて頂くことができた。1月だった。
 聖ベネディクトの「祈れ、働け」の精神の修道士さんたちにふれて、豊かな時間を過ごした。帰るときに、客室のステンドグラスの置物が美しいと申し上げたら、修道士さんは「持っていっていい」とおっしゃった。高価なものだろうから、私は遠慮した。祈りと、労働と、沈黙を生涯守る観想修道者の「物にこだわらないすごさ」を思った。
 修道院の裏山を登った。「フランスのルルドよりも素晴らしい」と言われるルルドまで、腰までつかる雪をラッセルして登ったことがなつかしい。
 眼下にまっ青な津軽海峡が広がっていた。

2010年1月11日月曜日

随筆

同業の諸先輩は、随筆集を出す方が多い。頂いたので二冊読んだ。毎度ながら、だいたい自慢話なので、読んだ時間を返してほしくなる。特に表面的に謙遜しながらの自らの功績の説明には辟易する。こうした本は、捨てられないので始末に悪い。

先輩の戦争体験の話は興味深い。しかし、その戦争部分はあっさり書かれる方が多い。やはり、「大事なことは言葉にならない」のだろう。

繰り返し

●キリスト教の人生論(桑原秀延 講談社)
●死とは何か(関貞夫 三一書房)
●共産党宣言(マルクス エンゲルス 岩波書店)
●葉っぱのフレディ(レオ・バスカーリア 童話屋)
ずっと前に読んだ本ばかり。
仕事が休みなので、読んでみた。

JALの給与など

平均年収が高いか安いか。


楽天:(31歳)5,540千円
三越伊勢丹HD:(46.3歳)10,170千円
三井物産:(41.7歳)14,430千円
栃木銀行:(37.7歳)6,150千円
カカクコム:(31.2歳)6,110千円
日本航空:(41.0)8,740千円
東京地下鉄(東京メトロ):(39歳)8,109,450円
東京都職員 行政職:(43歳)7,580千円
東京都小中学校教育職:(43歳)7,610千円
(国の行政職は、東京都とほぼ同じ)

●JALは破綻につき給与や年金が下がるが、高いと思えない。
●公務員給与は高いと批判されるが、高いと思えない。
●三越伊勢丹HDや東京地下鉄は、高いと思う。

2010年1月5日火曜日

三越伊勢丹HD ②

前述のわけで、今日も三越伊勢丹HDを売った。871円。

株は、買いから入るのが普通だが、売りから入ることもできる。それを空売りという。先に株を借りて売り、あとから買い戻す。株が下がるほど利益が出る。売りの利は、買いの利よりもおもしろい。
空売りで莫大な富を築いたのは、J.F.ケネディーの父(世界恐慌時)、山種(2.26.事件時)いずれも情報を先取りしたインサイダー。

空売りの方法は、私なりのやり方がある。
検索エンジンでたまたま引っかかってこのブログを見てくれている人もあるようだが、株をやる人は是非試してみてほしい。

1 株価下落の確信をもったら、空売りをする。
  売る量は、手持ち資金の1/10くらいとする。
  最初から全額賭けるなら、それは丁半博打でヘタ。
2 空売り後、予想が外れて株価が上がったら、ますます売る。その株数の割合は、1:1:2である。1回目が1、2回目が1、3回目の空売りは2の割合で売る。
  例えば800円で1,000株売り、900円になったので1,000株売り、1,000円になってしまったので2,000株売る。800円から売っているのに、平均売値は925円で割と高い。
  こうしてまた800円に戻ったときに、125円×4,000株の利が出る。
  まず800円で売って、そのまま下げてしまえば、それはそれで利が乗る。

このやり方で最も重要なのは、自信である。自信がないときは手を出さない方がよい。必ず株価が下落するとの自信がないと、ちょっと上がっただけで不安になる。株価が上がっていくときに売り玉を増やす私のやり方は普通じゃない。怖い。だからこそ、一年も持続する自信が必要だ。

「千人の逆を行け」「怖いところを売るが極意」「皆強気、売りの種まけ」と江戸時代の米相場の神様も言っている(慈雲斉牛田権三郎 1755年 三猿金泉秘録)。

三越伊勢丹HD ①

どうやって楽に儲けるか。江戸時代の米相場から人の心理は変わらない。
相場は、実体経済よりも人の心理で動く。
株や為替や商品相場は、現代の米相場とも言える。

投資においてまず調べるべきは、会社の将来性で、次が経常利益、保有資産、借入金など。さらに為替、日経平均の動き、消費者指数、失業率・・・などを熟慮して投資するのが常識的な方法。

しかし、投資はいろいろなやり方があり、こういった常識から離れてやることがある。テクニカル分析にはその一つ。常識的な株価の考察をしないで、ただただこれまでの株価の動きそのものだけで<テクニカルに>売りか買いかを決める。この指標には、投資家の心理が反映されていて、米相場の時代から研究されてきた。

http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3099.T&ct=z&t=3m&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s,b,p&a=v,ss,m,r

これは三越伊勢丹HDのテクニカル指標。様々な指標が一致して将来の株価の下げを暗示している。このようなことは少ない。
1 ボリンジャバンドは当面の株価の上下の幅を予想するが、すでに上値を超えている。
2 パラボリックは10連騰もすれば売りだが、すでに5連騰。
3 Slow Stochが80を超えた。
4 MACD Signal 共に急上昇している。こんな急上昇は急降下の前ぶれだ。
5 RSIは70以上は売りとされるが、すでに80に迫っている。

2010年1月1日金曜日

ジュブルフカ

ウォッカは東欧の蒸留酒。穀物でつくるのだと思う。
日本の焼酎のようなものか?

ポーランドのウォッカはたくさんあるが、「ズブロッカ(ジュブルフカ)」は銘酒だ。高貴な香り。
以前は都会でないと買えなかったが、最近は地方でも売っている。
20年前、神楽坂で偶然飲んで以来のファン。
ちょっと値段が上がったが、まだまだ安い。ブランデーと比較したら、VOやVSOPよりもずっと安い。XOと比較すれば1/10の値段だ。
モンドセレクションで金賞だそうで、風味と値段の割にはすごいモンだ。
ただ、ビンに残りが少なくなってくると中の草が出てしまうので注ぎ方がやっかい。
アルコール純度が高い、あまりほかのものが入っていない?からか、カクテルなんかつくりやすそうだと思って、これを年越し蕎麦のそば湯で割ってみた。
かなりいける。

東欧=強い酒、という感じだが、ミサワインなんかは西欧と同じ(軽い)のを使っているのだろうか。