世界経済とカトリシズム
2010年2月13日土曜日
逝きし世の面影
『逝きし世の面影』渡辺京二著を読む。
一昨日届いた。600ページを超える文庫版だった。寝転がって読むには、不便なカバーの弱さと重さだ。
江戸末期から明治初めに来日した外国人の著作を丹念に調べた力作で、失われた日本の文明をうかがうことができる。
「文化は残るかもしれないが、文明は滅びる」。おひな様は残っても、それは精神的な面で江戸の家庭にあったおひな様ではない。一茶や蕪村の心はない。
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