2010年5月30日日曜日

財政破綻

日本の政府の公債残高はすさまじい。
 1991年には、対GDP比60%の水準にあった国債の累積債務残高は、バブル崩壊後の景気後退における税収不足と、今次不況局面も含めてバブル崩壊以後の累次の経済対策における財政出動の結果、2009年の段階では、190%を超えている。あぶないと言われる米国の2倍以上の規模。

財政が破綻すると何が起こるのか。今日のような休みの日は、ミサに行って、本読んで、こんなことばかり考えているのだが・・・。

財政の破綻とは、政府による債務の不履行。
結果、政府は市中から資金を調達できなくなる。
最悪、政府自身が貨幣を発行して支払ってしまえばいい。
結果、激しいインフレが発生してしまい、返したお金の価値は大きく減少する。
結果、国民も外国も、日本国債、日銀券、円を保有しようとは思わなくなる。
結果、政府は市中から資金調達できなくなる。
結果、年金や医療、さらに地方交付税交付金の実質的価値が暴落する。公務員の給与も支払えなくなり、治安や教育にも影響する。
国債の金利は暴騰する。金利だけで、国の歳入額を上回る。

これらは、現実に起こりそうな問題なのだ。緊縮財政にしなくてはならない。福祉の縮減、増税、公務員給与削減は必要だ。

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