岩波書店の「図書」今月号では、平野謙が載っていた。
私は、戦中、戦後の左翼には共感的だし、いつまでも哀愁を感じてきた。
吉田茂など日本の行く末を見て、国民をだましながらも、国民のために働いた政治家に対しては、最近はちょっと分かるようになってきた。
しかしこの頃は、偉大な人にも人間の限界というものもよく思う。
政治的にも、経済的にも、文化的にも、世を動かしてきた人たちの私生活はどうだったかと思えば、ドロドロした、人間の一人なのだと。
この人たちは、道がみんな違うが、共通しているのは女にだらしがなかった。女性の人権に疎い時代でもあった。明治政府では妾は二親等だった。
私の私淑する高倉健でさえ著書で「縁のあった女性」とか「世話をした女」という。
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