2010年8月1日日曜日

ブドウ沢

埼玉県秩父市大滝のブドウ沢の日本テレビ記者の死亡は悲しい。
今回のところは北斜面。反対側の南斜面の沢で釣ったことがある。

記者たちは、軽装で入ったものの、距離がつかめず、取材現場に行けず、午後から雨が降ってきて戻ろうとしたが沢から上がれず、鉄砲水に流されたのではないか。

日本テレビは、半袖Tシャツ装備に問題はない、有能な人材を失って残念だと話した。

私は、水深30cmの川にちょっと出かけるときでも半袖では行かない。
毎年山奥に釣りに入る。1km歩くのに何時間もかかる。夏でも雨なら身体は冷える。水が冷たいときは、入っていられない。歩く下の岩がぐらつくかもしれず、蜂、蛇、熊、猿、鹿を警戒し、何時も緊張しながら慎重に進む。遠くで雷が鳴ったら、上流の雲が暗かったら、さっさと引き上げる。
沢の両側が切り立っている岩だったら、どこからも上がれない。どこから上がろうか、探して歩くにも100m歩いたら増水に間に合わない。
水が出たとき、足下をすくわれたあの恐ろしさ。岩が流れる。取り残されて動けなくなる。
増水した川の恐ろしさは、すごいものだ。

今回の件は可哀想なことだった。

0 件のコメント: