2007年12月22日土曜日

新日鐵

私は株、新日鐵を多く保持している。

これからを予測していく。

新日鐵は、住金など3社の株持ち合いを発表した。12月 19日のニュースだが、これが株価に反応しなかった。むしろこの日はこの後下げた。
翌日21日は、20日のロイターのインタビュー「社長の株安発言」で棒上げとなったが、これは他の株も上がったから。

この内容は、要約すると。

・株式の持ち合い強化について「より大きなメーカーに飲み込まれないためにどうするかは、当然考えるべきこと。将来に対するはっきりとした方向を決めなくても、いろいろな意味でのオプションを広げておくという意味合いはある」と述べた。
・生産設備の活用など3社の提携によるメリットは相当なものがあるとし、「営業と研究開発はできないが、それ以外のところでは、グレーゾーンをできるだけ白いゾーンに変える努力はトップの責任」と述べた。
・新日鉄は、グループの粗鋼生産目標として「4000万トン+アルファ」を掲げている。三村社長は、2009年春に大分の高炉改修が終わり、それが立ち上がってくれば、2009年度末までには4000万トン体制が整うと述べた。
・M&A(買収・合併)についても「敵対的買収はしない。ただ、海外で可能性があり、適当な案件があれば、M&Aの可能性も排除しない。ただ、今はその時期ではない」とした。
・利益成長の源泉は、需要が見込める海外が中心になる。ただ、現行進めているソフトアライアンスを東欧にまで拡大する可能性については「東欧はアルセロール・ミタルに任せる」とし、否定した。ロシアや中近東は、現時点で鋼材需要がそれほどないとの見方を示した。
・サブプライムローン問題により米経済は減速しているものの、世界全体の成長で上手く吸収している、と述べた。今後についても「(サブプライム問題が)長引いて実物経済に影響が出るのか、世界全体の経済規模拡大が上回り吸収されるのか。私は後者の見方」と述べた。
・新日鉄の株価は「最終的に企業のファンダメンタルズを反映するものと固く信じている」としたうえで、自社の株価については「安くなり過ぎている。一時的な状況で、将来必ずあるべき線に復帰すると信じて、収益レベルの確保や利益成長への手を打っている」と語った。 

これらの発言から、もっとも株価に影響しそうなのは、最後の2点。
サブプライム問題が大事にならないこと。
自社株価が低いと考えていること。

今後は、とりあえずの上げ相場ののち、米1月の銀行決算となり、また暴落するかも知れない。
2月でも、本年度決算の上方修正の可能性があり、何とも言えないところだ。
うまく売れたら、次の暴落で買いたいが、どうなるか。

昨夜の円相場は、ドルが114円と安くなった。米株、200ドル上げた。
月曜は日本株、高いと見る。

懸念材料もある。
基本的に世界経済は成長が止まりつつありそうだ。
中国はいまだに独裁国家で、米国へ輸出で潤っている。
中国インフレ率10%。
中国株、地価、バブル崩壊しそう。
サブプライム問題の消費への拡大。

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