2009年12月31日木曜日

いのり

教会の会員が、病の会員のために毎日祈っている。
教会の会員が、病の隣人のために毎日祈っている。
黙ってそれぞれが祈っている。
そしてそのことを互いに話さない。
今日、祈りの効果があると考えての行為か、教会委員長に伺ってみた。
「祈って病が治るとは思わない」
とのこと。
カトリック的、いや、キリスト教的だと思う。

2009年12月29日火曜日

華族の発生、消滅、財産税

華族は明治政府によって生じた。大名は領地と領民を政府(朝廷側)に巻き上げられた。
華族はそこで生じた。300の大名家と、公家たち、そして維新の人物。
藩士は士族となった。禄を与えられ、特権があった。
たとえば、貴族院など、公爵と侯爵しかなれなかったし終身だったとか聞く。

ところが、第二次世界大戦後、財産税が法定化され、華族は地位だけではなく土地、家、骨董などの資産もなくした。資産10万円以上から課税されたが、極度の累進制があり500万円以上の資産家はその85%を国に払った。1,500万円以上の資産についてはその90%が税となった。最大の財産税納税者は天皇家で、税額34億円だったという。歴史の節目の話を読んで、いろいろ考える。

債務

経済雑誌を読んでいたら、怖くなる。
1.政府の債務残高は、対GDP比で過去最高。
2.政府の言う2025年に、年金は大丈夫というのは、それ以降はだめだということ。

そのうち1について。

1905年日露戦争のころ 国の債務はGDPの60%
1944年太平洋戦争のころ 国の債務はGDPの176%
大戦後、国の債務は激減した。
1980年頃から再び増えだし、50%を超えた。
今、200%に近いそうだ。

歴史的には、国はいつも個人資産を使う。
戦後は債務を金で払ったために札があふれ、インフレーション(4年間で物価が約100倍)にした。そのため国債は紙切れ同然の価値になった。つまり、個人資産を吸い上げて債務を解消した。その他、農地解放や財産税など、急激な強烈な個人資産吸い上げがあって、戦後の日本は立ち直った。
日本も、こうした強烈な手法をもって対処することしか、方法がないのだろうか。日本はとんでもない赤字国(累積864兆円)だが、他国にない個人現金資産(1,400兆円)がある。
金が最高値を更新しているが、それにはこうしたわけがある。

三越伊勢丹HD

 株価1,000円の頃、空売り。その後急落して少しとった。
このところまた上げてきて、高値で売りを指しておいたら今日、約定した。

百貨店業界は淘汰される。

三越伊勢丹は、リストラでかなりの人員を削る。希望退職者が多いという。不思議に思って調べたら、退職金の割り増しが最高2,000万円という。納得。

2009年12月23日水曜日

クリスマス

イエス様はいつ生まれたのか、聖書にない。わかっていないが、4世紀には12月25日に祝っていたそうだから、かなり定着した祭り。

クリスマス(Christmas)は、イエス様の降誕祭。
「キリストのミサ」という意味らしい。
そのミサが、当方の教会では明日夜7時から。
所用があって8時くらいにならないと行けない。

ミサがなぜ誕生日前日なのかというと、教会の暦で一日の始まりが日没だからかと思う。

「聖書を読む」-ヨハネによる福音書-

石川康輔著「聖書を読む」を読む。
序章に
「人生についてじっくり考えようとしておられる方々に、この本をお贈り致します。」
とある。
聖書第四福音書である「ヨハネによる福音書」の解説書。
「ヨハネによる福音書」は、前の共観福音書よりも難解だと言われる。
その意味からは、この解説書は難しい哲学のようであった。
しかし、最後にはさわやかな、愛に満ちた感覚を得た。名著。

待降節

カトリック教会の暦の一つである待降節。
教会は、待降節をクリスマス準備期間として過ごす。
待降節をどう過ごしますか?
とシスターに問われ、戸惑ってしまう。
回心を。そう仰りたいのだろう。

本を読んで迎えることにする。

The Path of power(by Henri J.M.Nouwen)

Sr.Uの薦めで読む。
キリストが裸で弱く生まれた意味を考えさせられる。

2009年12月20日日曜日

トップの資質 構え

管理者自身はAという仕事ができなくても良いし、やらなくても良い。Aは部下にやらせればよい。また、部下と同じ時間働かなくても良い。

しかし、

●的確な判断が速く出せるか
●自分よりも優れた人材をそばに置き、助言をしてもらえるか
●事に当たって平然とできるか
●懐深く、無駄、失敗、犠牲はつきものと思い、部下の失敗、悪い報告を責めないでいられるか
●体調管理、健康維持ができるか
●自分一人で苦境を乗り越えられないことを知っているか
●辛い経験をしたことがあるか
●自分は「できる」という態度よりも、脇の甘さがあるか

など、Aという仕事より高度なことが要求される。

株価の天井と底

天井と底の予測は怖いほど確実に行うべき。
実体経済を慎重に見極めて、自信をもって投資すべき。
その時の指標は、

●株価は上がり続けない。
●その会社が潰れないなら、株価は下がり続けない。
●みんなが株の話をし始めるなら、それはもう天井に近い。
●この株はまだまだ上がると、確信をしている人が多いとき、天井を付ける。

これと同じことは、住宅市場にも言え、買えないはずの所得の人が買い出したとき、住宅市場は暴落を始める。それがサブプライム問題だった。
日本も住宅ローンでは同じ問題を抱えるだろう。

「投資家の株価天井と株価底の予測」を予測するべきこと

株の極意のもう一つは、「多くの投資家の予測」を予測することだ。
今の株価は、将来の株価の予測で値が付いている。
将来の予測では、今の株価は非常にまっとうだ。

投資家たちが今している将来の景気の予測を去る8月に予測できたら、儲かる。
そうしなければならない。

負けないこと

博打の極意の一つは、負けないこと。
はじめは、大きく勝つ、儲けることばかり考える。
このごろ分かってきたのは、1円でも勝つことだ。負けないことだ。
株では、1円でも高く売り抜けること。麻雀なら半チャンで1回上がれば良く、それよりも振り込まないことこそ重要だ。

株で売り抜ける極意の一つは、どんなに景気が良くても株価が暴騰していても、急落のシナリオを考え対策をとっていること。どんなに悪い状況で株価が落ち続けていても、急騰のシナリオを考え対策をとっていくことだ。
そうすると、売り買い両建になったり、大量買いをしたいのに小さく買うから、利益は減る。しかし、非常に負けにくい取引になる。

2009年12月19日土曜日

クリスマスはサイレント ?

Silent night, holy night ?

イエス様の誕生は「ルカによる福音書」に詳しい。ヨセフ様とマリア様は宿を転々とし、イエス様は馬屋で生まれた。出産を控えた婦人がうろうろして、やっと生んだのだ。イエス様の誕生は静かで平和な状態ではなかった。ヘロデ王を震撼させた出来事だった。
しかし、東方の博士がイエス様を訪ねて拝み、牧者たちに大勢の天使が現れてキリストの誕生を褒め歌ったのだから、聖なる夜かもしれない。

東証arrowhead

arrowheadが大発会(1月4日)ら稼動する。
制限値幅が拡大する。世界的に、制限がない取引が通常だから、良さそうだが、私は反対だ。
プロだけが生き残り、情報が少ない個人客から金を奪う。

呼値単位が変更。
arrowheadの速度がはやくなる。ストップ高やストップ安までの時間が速くなるだろう。

立教

立教大学へ行った。美しかった。
立教は聖公会。聖公会は、英語がたくさん出てくる。カトリックはラテン語。
歴史の違いを感じる。(立教は、イギリス国教会が米国に渡り、米国から日本に布教。)

パチンコは、β-エンドルフィン、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌される。
依存、快感があるという。ある宗教、教会にはそれがある。

私の神父やシスターへの尊敬はこの種に近いものか?と自問し、否、彼らは貞潔、従順、清貧な生活をしている。と自答する。

修行

 宗教生活においても、中途半端な修行は高慢にする。
 自分は正しい人間だ、信仰のない人よりも天国に近いはずだ。
 ソクラテスは「自分は、少なくとも無知であることを知っている」と言った。
 市井に名もない聖人がいる。心の中で思い巡らすだけではなく、身体を使って足を運び、祈り、行動する。イエスの道を歩む人。

2009年12月5日土曜日

自国通貨安

雑誌では(三井住友銀行チーフストラテジスト宇野氏)、来年1ドル50円になると言っている。こうなったら輸出産業は壊滅。私は、そこまでは行かないと思う。先日14年ぶりに84円台、今日90円を超えたが基本的には円高。

2027年にGDPは中国が米国を抜いて世界一になる。しかし、2兆ドルをもつ中国がドル安を容認できないし、通貨安競争をしたら世界恐慌の二の舞。そこから先の大戦が始まった。自国通貨安は一時は自国の景気のために良いが、長期ではいけない。
世界の外貨準備は、63%がドル、28%がユーロ、ポンド4%、円3%。世界はこぞってドルを支えるべきだ。民主党の円高政策は、実は世界のためなっている。

英ポンドが米ドルに基軸通貨の座を奪われたのは、米国が世界一の経済・軍事の力をもってから30年後。ドル崩壊は、中東と中国がドルを放出したときだ。

2009年12月4日金曜日

恩賜

恩賜(おんし)とは、天皇が僕たる国民に物を賜ること。 身分制社会の名残。
今日でも残っている不思議なこと。

恩賜は、叙勲だけではなく、井の頭公園、上野公園、などは恩賜公園だし、先の戦争までは恩賜の軍刀や時計もあった。つい最近まで、「恩賜の煙草」もあった。

この煙草は一本一本に金色の菊花紋章が入っている。軍歌「恩賜の煙草をいただいて明日は死ぬぞと決めた夜は」とあるくらい「有り難い」もの。
恩賜の煙草を(間接的に)もらったことがある。箱に「賜」の文字が入っていた。「謹呈」ならわかるが。
叙勲者などに配られるそうだ。爾来、これほどまずい煙草を吸ったことはない。

学費

カリフォルニア大学ロサンゼルス校など、米国公立大学の学費は年3万5千ドル~4万ドル。
米国は公的医療保険や公的年金は整備されておらず、教育もこの有様。
米国は国民所得増加の2/3は1%の人に流れる。

金の国。ケネディーでさえ、親の資金がなければ大統領にはなれなかった。ケネディーの親は世界恐慌の株価の暴落の際、インサイダー取引で儲けた。今なら逮捕される仕業。

大統領選では10億ドルかかるそうだが、オバマは10ドル単位で献金を募って対立候補よりも金を集めた。大衆から集めたことは革命的だった。

米国の階級社会というものが、日本にも来るだろう。低賃金の労働者階級、教育格差、所得格差、それらの世代スパイラル。

2009年12月2日水曜日

楽天

楽天はこの1年で、1株42,000円まで落ちて、昨日70,000円を超えた。今日は急落して67,500円。これは買いか売りか分からない。
私はもっていた楽天株の3/4を売った。落ちたところで買うべきか、もっと落ちるまで待つべきか。

ただただ、MACD指標に任せようと思う。この指標が2,000を超えている今は、買いではない。
過去2年間で、MACDが2,000を超えたことはたくさんあるが、すべて売り場だった。

2009年12月1日火曜日

日本航空

年金の圧縮か、銀行の債権放棄か、コスト転換ができない限り、収益改善はない。 すべてうまくいかないだろう。

政府の金を使うべきではない。
社長は年金給付額について、現役社員5割減、OB3割減、全体で4割削減を提案した。OB9,000人と現役社員17,000人の同意が得られない。
鳩山がやろうとしているのは、特別立法による年金給付削減だが、解決にならないし、他の企業年金や共済年金にも影響が出る。

国にとっては破綻が一番良い。社員やOBにとっては、年金減額に応ずるのが一番良い。

為替

報道は、次のとおり。
ドバイ政府は25日、ドバイ・ワールドと系列の不動産開発会社ナヒールが抱える数百億ドルの債務について、債権者に返済の延期を認めてもらうよう要請すると発表した。120億ドルに上る可能性がある。その結果、ドル/円は一時1995年以来の水準となる84.83円まで値を下げた。

本当は、次のとおり。

ドバイはきっかけでしかない。市場は理由をつけたがる。為替は何かとドル安に持っていきたがる。そうしないと世界がもたない。日本政府が為替介入し、1ドル110円くらいに持っていったら、日本の自動車会社や精密機械会社などは莫大な利益を得るが、結局日本のためにならない。まず、米国経済を立て直すこと、それまでドルを安く押さえて米からの輸出を伸ばす。世界の準備通貨は63%がドルで円は3%しかないのだから。

外国人労働者は、未来の日本人

世界の3%が移民だ。
日本は少子高齢化が進む。2055年に3割減の9000万人。4割が65歳以上。
異文化人と暮らすのは大変だが、移民政策を早くしないといけない。英国、フランス、ドイツは、10人に1人が移民。


景気悪化が問題になっているが、問題は労働力不足。今の就職難など、あまり問題ではない。総合的には人が足りないのだから。有効求人倍率は1.6ある。ただ、大学院を出ても、専門分野を生かせない職業に就くことは仕方ない。院卒が多すぎる。

「安い賃金労働者」として移民を扱わず、日本の構成員として考えなくてはならない。国民として社会保障をし、教育をし、人材確保すべきだ。
まず、日系南米人問題の解決は重要。日系人とうまくいかないなら、移民受け入れはできない。