2011年7月16日土曜日

芥川龍之介 菊池寛

芥川龍之介は、知識一本槍だから、ネタが尽きてきたと思う。
一方、同時代の菊池寛は、知識、感性も芥川よりも数段劣るが、経験が数段違う。
この二人を分けたのは、経験の差だろう。

しかし、哀愁を覚え、また読みたいと思うのは、芥川龍之介だ。
「父帰る」にしても、芥川龍之介の駄作に及ばない。

そういえば、この間の「文藝春秋」は素晴らしいできで一気に読んだ。つまらない週刊誌が400円、文藝春秋800円、文藝春秋は安い。文藝春秋をつくったのは、菊池寛だ。

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