2009年7月31日金曜日

名訳

ここ数日、ロージャズ全集第8巻「パースナリティ理論」、第4巻「サイコセラピィの過程」を読んでいる。伊藤博訳。わかりやすい訳。最近の臨床心理学の訳書を読むと日本語としておかしい文章が目に付くが、昔の心理学者は英語ができたなあ、格調高い日本語をきちんと使えたなあと思う。
また、臨床の分野で50年進んでいた米国という国の底力を思う。

10年ぶりに再読。ロジャース(ロージャズ)は、神学校でキリスト教神学を学び児童相談所で臨床心理学を学んだ。人間味あふれる人だと思う。

自殺者数

 我が国の自殺率は、先進主要国では最も高い。失業率との相関が言われているが失業率の高い米国の自殺率は日本の半分以下。

 メンタルヘルスに関する態度が違うのではないか。
 過去1年の精神的疾患者率を国ごとに示した図を見ていてそう思った。米国の精神的疾患者率は日本の3倍。

 つまり、米国人は精神的にまいったら医者に行くということだ。もっとも、米国では精神科医の主治医がいることがホワイトカラーの中の地位ある者のステイタス・シンボル。

今日も高い

3時間後には相場が始まる。
今日は朝から高そうだ。

とりあえずは1万円以上を続けるだろう。目安は8月末の衆議院選挙まで。
今日は100円高くらいか。
今の為替の安定状況(94円から95円台)は相場によい。

この間、売り玉をすべて買い戻し、今は買いしかない。
「京セラ」の売りは損をしたが少なくとも直近ではよい判断だった。

2009年7月26日日曜日

「おぎん」と「無記名のキリスト者」

芥川龍之介「おぎん」と井上洋治「風第81号 無記名のキリスト者」を読む。
テーマである「背教(棄教)」「受洗」は、カトリック教会に30年も通ってやっと受洗した私にとって、重大なテーマ。

おぎんの両親は仏教徒、おぎんは切支丹。共に天国にいると思う。
洗礼は重要ではないとSr.Tはおっしゃった。
パウロは「神の意志の計画」(エフェソ1-9)と言っている。信者か否かは問うていない。

2009年7月24日金曜日

日経大幅高 ブリジストン

日経24日終値 9,944.55円 前日比+151.61 大幅高。
ザラ場高値9,950.04(14:31)で、1万円に届かなかった。 要因は為替円高(94円台)。

為替は短期では円安、97円~99円台。しかし長期では円高、87円まで。円高は88円台で止まると思う。87円が節だからこれを切ると80円も切る可能性が出てくる。
原油上昇中、67ドル台。もっと上げるだろう。70ドル台が適正。

今日、売り玉をすべて買い戻した。買い玉しか残っていない。

ブリジストン(1,650円)。ブリジストンの大株主は創業者の孫の鳩山民主党党首。株価は民主党政権を先読みして上げた。今後2,000円に近づくなら空売りすれば利益が出るだろう。

日経1万円

あと2時間で始まる東京市場

今日は高いだろう。
日経平均は210円以上上がれば1万円を超える。
為替によるが、少なくともザラ場で1万円を超えるように思う。
1万円超をしばらく維持すると、そのあと暴騰する可能性もある。

どうしてこんなに上がるのか分からない。
為替が円安なのは分かる気がする。

買いの3倍売っているので良くない徴候だ。

2009年7月21日火曜日

役人の天下り

役人の天下り、すべて間違いじゃない。この制度すべてを嫌いじゃない。

現役時代に優秀な人材をきわめて安く雇用できる。
人を使うには、やりがい+見合った所得が必要だ。

能力の高い人が、どうして大手企業人の半分以下の所得で役人をやっているのか。
退職後、その分を取り返すから何とか我慢もできるというものだ。

霞ヶ関が悪いとか言うが、議員の穴をきちんと埋めているのが日本の官僚。
国も地方も優秀な人材を雇用してきたから日本は成長した。
しかも議員に逆らって動く役人はほとんどいない。霞ヶ関支配なんて???
民主党は、霞ヶ関をつぶすとか、役人と対峙すると言っているが間違っている。日本の優秀な役人を上手に使いこなすことで政治は成り立つ。

企業は系列会社にたくさん天下りしている。
与党も野党も霞ヶ関改革、国や地方公務員の給与が高いと批判するが、一律には言えない。

2009年7月20日月曜日

民主党の経済対策

民主党が政権を取ったのちも、政治的・経済的に混迷が続くだろう。

理由
1 政権構想で収支が合わない。10兆円無駄を省く?
2 すでに株式市場は2010年の景気回復まで折り込んだ先食い過ぎる高値だ。
3 2010年7月に参議院選挙がある。それまでに景気回復と財源確保ができなければ、民主党は参議院で負ける。衆参の逆転がまた起きて、政治は空転しやすくなる。

  民主党政権は最初の11か月が勝負だ。

民主党の教育施策

福島県二本松藩第7代藩主丹羽高寛が、示した藩士の戒め。
「爾ノ捧、爾ノ禄ハ、民ノ膏、民ノ脂ナリ。下民ハ虐ゲ易キモ、上天ハ欺キ難シ」
「お前の給与は人民が汗をかいたものから出ている。下層の民は虐げやすいが天の目をごまかすことはできない。」の意味。

政治家にはこういう気高さがほしい。
私の信仰から言えば、神様は見ているよと。
民主党は、票を取るためにばらまき政権公約をして民を騙している。
国の借金850兆円の金利は1日430億円。それなのに減税し消費税は4年間上げないという。

さらに問題は同党の教育施策。
「教員の資質向上のために、教員養成課程を医歯薬系と同じ6年生とし、教育実習を1年にする。」

この制度が実施されれば、学者の職場確保に役立つ以外はよいことはない。
教員免許更新制度が、講習を実施する大学を利する以外なんら効果がなく、教育サービスの低下を招くのと同じだ。教育実習や初任者研修は現在でも多すぎる。
教員の資質向上や分限は現行法、条例、規則で十分できる。

教員免許の取得に6年もかければ、むしろ資質の低下を招く。
教員の待遇の改善こそが、良い人材を集める策だ。義務教育では、給与よりも労働時間の低減だ。
学級児童生徒定員、教員定数の改善こそ、良い人材を集め、教員の資質向上に役立つ。

ここ10年、教員養成系大学の入試偏差値下落はすさまじいが、拍車がかかる。
薬学部は、6年制にしたとたんに偏差値が下がった。薬剤師には6年間の高い学費に見合った待遇がないからだ。待遇とは、所得だけではないやりがいと労働条件だ。

好きな仕事

ブラック・ジャックになりたい君へ 南淵明宏(著)を読む。

若き研修医の成長ストーリーを通して医療を語る。
好きな職業に就くということは、金にかえられないものがあるなあと思う。

2009年7月15日水曜日

コヘレット 文語訳

今朝は、コーヒー飲んで、ペールギュントをかけて、「伝道の書」を開く。
ぜいたく。

バルバロ訳(ドン・ボスコ)を読んでいて、しっくりこないので文語(大正改訳)を読む。

たとえば、第一章第二節
「傳道者いわく 空の空 空の空なる哉 都て空なり」(大正改訳)

「空しいことの空しさ、とコヘレットはいう、空しいことの空しさ、すべては空しい。」(ドン・ボスコ)

文語のほうがよく分かる。格調高い。スカッとする。

コヘレト(コヘレット、伝道の書ともいう)は、旧約聖書の中で異色をはなっている。

2009年7月9日木曜日

Chrome

インターネット検索最大手のグーグルがOS「Google Chrome」をPCに搭載するというが、このOSは前から配布していた。1年前?私はChromeをつかっていたが、Windowsとの差を感じなかった。
ところが、今後はPCのスピードをねらうというから意味がある。今のPCは重い。

今日の日経は思ったほど下げなかった。為替が急激な円高(91円台)を付けたわりには堅かった。
しかし、買いにはまだ待てだな。

2009年7月8日水曜日

きつい相場

昨夜予想した日経平均 マイナス170円  本日の結果 マイナス227円
予想以上の下落は、為替。円高。1ドルが94円台になった。

楽天を半分売った。
京セラの買い戻しをいつするか。
売り買いとも、建て玉を減らしている。

2009年7月7日火曜日

慢心

幼少より賭け事が好きだが、今は、競馬、競輪、競艇、宝くじ、パチンコはやらない。みな配当率が低すぎる。

株はほぼ10割配当。上か下かだから。商品相場も為替も。麻雀も。
麻雀は強い方。あまり負けない。
株はヘタだと思う。ところが最近の経済指標や株価の見通しは当たるので、自分に才能があるのではないか?と誤解する。これは本当に慢心だ。

為替の円高(現在95円を割っている)
米ダウ下落と米失業率10パーセント
日経の下落と失業率5パーセント越

博打をやるに一番の敵は、自分の中の慢心だ。分かっているつもりだが、いい気になる。

今後、半年1年の予想は、株は上がらないが、商品相場は暴騰するだろう。
原油、金、小麦、鉄、銅、希少金属、宝石類。例えば原油は1バレル62ドルだが、中国等の経済成長を見れば安い。石炭の衰退のように原油が衰退するとは思わない。
明日の日経、大きく下げると予想している。-170円。そして、これまで当たってしまうと、私の慢心は押さえきれない。そして大きく張って大損するのだろう。
小さく張ることだ。調子に乗りそうな自分を押さえるためには。


仕事も同じ。気をつけて考えないと、いい気になる。
私にはたいした力もないのに能力があるかのように、自己評価する。
みんなのお陰でうまくっているのと、私の力があるのとは違う。
慢心と自信は違う。

2009年7月4日土曜日

予想と結果

先日の予測はまあまああたり。



予測                          結果
3日の日経平均は200円程度下げ。 → 185円下げ

2009年7月3日金曜日

聖トマ使徒

 7月3日、自分の霊名聖トマ使徒の祝日。さわやかな朝。
カトリックは、洗礼名の聖人の祝日を祝う。プロテスタント教会(聖公会以外)は洗礼名を付けない。(プロテスタンティズムはそもそも神と人との直接の関係。万人司祭主義・聖書主義(ルター)。カトリックの聖人やマリア様を通して神に取次を願う発想はない。)

「トマス」は、聖トマ使徒と同一。古くからの信者や古い書物では、「聖トマ使徒」や「トマ」と言う。私も「トマス」よりも「聖トマ使徒」が気に入っている。選んでくださったSr.Tに感謝。

復活のイエスの傷跡に指を入れなければ信じないと言い張り、疑い深いとしてあまり人気のないトマ。聖書であまり登場しない。キリストの傷に指を入れたとも入れなかったとも書いていない(ヨハネ20章)。復活のイエスが弟子たちに現れたとき、トマだけそこにいなかった。イエスが現れるまでの8日間、トマは本当に辛かっただろう。
トマにとっての問題は、イエスの傷跡に指を入れて確かめることだった。しかし、復活のイエスと「出会い」、傷跡に指を入れるかどうかは問題ではなくなった。

「目に見えなくてもある」ということ?

「出会う」ということは視覚的に会ったのではない。信仰の次元に入ったということ?
パウロの回心の場面も同じだろうか。

「見ないで信じる者たちは幸いである」とイエスはトマに諭す。
「出会った」あとの、トマによる言葉「わたしの主、わたしの神」は、まことに美しい信仰宣言だと思う。

2009年7月2日木曜日

明日の日経

 7月1日の日銀短観が市場予想よりも悪かったため、株価は上がりそびれて、もたついている。このまま落ちるだろう。

 政治は自民、民主とも互いのスキャンダルを引っ張り出す政争になっているから、円は上がらない。かといってドルを買っていくほど米国経済も良くない。当面96円あたりでうろうろするだろう。

 株価は、米国失業率が10%に近づいているが、これは予想していたとおり。

 明日の日本の市場は、今夜の米国次第。今回は為替があまり関係しないだろう。というのは、最近の円安にもかかわらず輸出関連企業が株価を上げないからだ。
 明日の日経は200円くらい下げるかもしれない。原油は現在67ドル。最近急落している。原油安は市場が景気を悪いと見ている証左。

 米国がすごいと思うのは、650万人の失業者、年収100万円程度の所得階層人口の多さ、富裕層の世代間固定、破綻しそうだったゴールドマンサックスが社員平均年収6800万円というところ。

 日本は数年前まで北欧並みにジニ係数が低かった。世界でもトップレベルの平等社会。
 今後崩れていくのだろう。
 今の貧富の格差を「最悪」と野党は言っている。しかし、こんなのは最悪ではない。かつての日本もそうだったし、諸外国ではもっと差が開いている。貧困者は政治で救えるが、富裕層の固定化は今の政治情勢で防ぐのは困難だ。