2008年12月27日土曜日

悪材料に反応しない

脱パニックか。悪材料に反応薄。

 FRBが介入始め、米財務省は財政出動。米議会は企業救済に乗り出そうとしている。オバマは景気刺激策を準備中。市場は底打ち感か買いを見せている。これは、景気循環か、政府介入効果か。

私は、いずれでもないと思う。下落途中に出たフラットな単なる踊り場だ。そのわけは、次の通り。

 ドルは急落しているが、バーナンキ議長は容認している。ドル安が恐慌回避に必要だと。しかし、米国の低金利と不況が長い場合、ドルはさらに低い水準まで落ち込む。ドル安と、米国個人消費低迷が続けば、対米経済依存度が高い国の経済が深刻な打撃を受ける。世界経済の問題だ。例えば、中国が巨額の景気刺激策のために米国の国債を売ったら大変なことだ。もともと、米国の債券市場はジャブジャブであり、ドルが強いからもっているようなものだ。これからも米国は他国に借金を続けたいだろう。しかし債権が落ちればそうならない可能性がある。
 信用収縮が底打ったと私は思わない。金融市場、債券市場、株式市場すべて、今が底ではないと思う。まだ下落途中だ。
 たしかに市場は以前ほど、悪材料に鈍感だが、長い目ではそれは間違っている。
 11月、米国失業統計で新規失業者数が予想の2倍超。
 ビッグスリー救済法案が事実上廃案になった際、先物が下落した。しかし、翌日の株式市場は小幅高で引け。
 米モルガン・スタンレーが市場の予想をはるかに超える大赤字を計上したが、株価は値上がりした。
 債権も格付けが高い。AAAが多い。格付けこそ問題で根拠のないものだし、今回のトラブルの原因の一つでさえあるのに。
 日本も米国も累積財政赤字は重大だ。景気が今、底だと言っているのはあまりにもお粗末、長期的視野に欠けると言わなければならない。不景気はこれから始まるのだ。例えば、トヨタが今3000円近い株価で保っていることは異常だ。トヨタを空売りすれば利が乗るだろう。トヨタの売りに300万円投資すれば、来年5月には100万円取れるだろう。
 トヨタがだめだというもう一つの理由は、副社長だった豊田氏が社長に就任したこと。彼は大株主でしかも創業家一族。能力で社長を選ばねばならない。

待降節第4終日 B年

ヴァチカンのカトリック典礼は、ミサ朗読聖書をABC周期とした。
今は、マルコ。12月21日は、待降節第4終日 B年。

この日の聖書は、ルカ1の31で、あなたは身ごもって男の子を産む、と天使ガブリエルから言われたマリアの様子がのっている。
フラ・アンジェリコの15世紀の絵で有名なお告げの場面。
マリアは一度「わたしは男の人を知りませんのに」というが、そのあと「お言葉どおり、この身になりますように。」と応え、天使は去っていった。
こういう従順さ、私にはとても難しくできることじゃないな。

2008年1月26日土曜日

売り

月曜は13000円の1.5%くらい平均株価が下げる。
13200円か。
日本は反応が強いから13000円を割るかもしれない。
我が新日鐵も大変な状態になるかも知れない。
下げは間違いないが、来週の後半にどうなることか。

2008年1月14日月曜日

背教

土着と背教 武田清子
を読む。とばし読みだが、治安維持法下のキリスト者というのは、ある意味で壮絶な生き方をされた。
プロテスタンティズムの強さ、弱さ、おもねる心の意味を考えさせられた。

2008年1月13日日曜日

危険なところを買うが極意

と言うけれど、今買えるか?

万人が売りと思ったところで一人買うから儲かるのは、株に限らない。

連銀が0.75%利下げしたら、少しは楽だろうな。
サブプライム問題が落ち着けばなあ。いつになるのだろうか。しかしいずれは落ち着く。
やはり今は買いだろうか。

結局は、ネット関連株は、いずれ高くなるだろう。
円は一層高くなるだろう。ドルは下げるだろう。対ユーロでは、円はそれほどでもないから、一概に輸出関連を論じられない。

マザーズ、ヘラクレスの下落。
マザーズは52週前比較で -33.73%、ヘラクレスは同 -39.69%。

2008年1月5日土曜日

こまったもんだ

なぜ悪いのか。
1 石油の100ドル乗せ
2 金相場の史上最高値850ドル
3 円相場高騰

米国がたとえ7%企業業績が悪化しても、どうして日本はそれほどまでに売られるか。
輸出依存のスタイルを変えないと、今の形は維持。

これから。
1 来週7日(月)は、更に下げるだろう。しかし、200円程度ではないか。それ以上なら買いだ。
理由:米国の昨夜の雇用統計が良くなかった。ダウも下がった。円も高くなっている。
1月末まで下落相場はあるだろうが、1万4000円を割るかどうか。割っても戻ると思う。すると今は底値ではないか。

2 個人や機関の投資家心理は冷え切っていて、マイナスをイメージする。じっと買いを控えるだけでなく、機関投資家はショート(売り)してくるので、ますます下げることになる。

3 オイルはこれは高値だろうと思う。今より高くなるだろうか。なっても110円程度ではないか。100ドルを付けた、これは当面の心理的な節になる。直近では下値をさがす。米国の景気が悪くなっていくなら、オイルは売れなくなる。(米国はマイナス成長ではなく、成長は弱くなってきているということには注意が必要だが。)中国もそれほど良いわけではないという評価もあり、オリンピックが終わればとりあえず終わり。すると、オイルは相当安くなるだろう。日本株でいえば、資源関係の株を売っておきたいところだ。石油開発関連だ。

4 日本企業の増益は7─9%予想。これは重要なことだ。どうみても1万円を割るとか、考えにくい。今の相場は、最悪の状況を折り込んでいると考えられる。つまり、今、買いなのだろう。3月には、1月の初めに買っておけば良かったとなるのではないか。

2008年1月3日木曜日

あすがこわい

米国ダウが大幅下落。
石油と金が急騰。

株は、20年ぶりの下落の始まり。
きわめて悪い雰囲気となった。
しばしだめだろうが、東京市場は持ち直すと思う。

原油100ドルは、史上最高。110ドルなら売りたい。120、130という相場よりも、下げのほうが予想できる。高すぎる。20ドル程度だった6年前を忘れるな。
金は861.20。30パーセント上昇した。金は高止まりのこともあろう。

東京市場、明日大発会。相当安く始まる。