一般にいわれる以上に、外国為替特に米ドル/円相場に株価は影響されている。
二つのチャートを重ねるとよく分かるが、全く連動している。
5月22日に円は103円を突破したが、ここが株価のトップだった。株価は、アベノミクスだとか自民党政権とかいろいろいわれるがなんといっても為替に影響される。
株価を予測することは円相場を予測することだ。
為替予測からすると株価は短期では上がらないというのが今の私の結論だ。
将来は上がると思う。日経24,000円もある。しかし今はここまでだろう。
この間96円を割ったドル円は昨日からの2日で2円以上戻した。
とりあえず円はこれ以上安くはならないというのが私の予想。
すると株価もそれほどは上がらないだろう。
ドルは対円で上げすぎた。半年で3割なんていうのは為替相場として異常だ。アメリカ産の時計が75万だったが半年後は100万になったなんていうことだから。
円を売ってきた外国人からすれば、期待はずれが多い。
日本のインフレ率は2パーセントになったとしてもそれは資源・エネルギーの高騰による。景気の高揚ではない。一部の階層はフェラーリを買えるようになったが、以外は所得は変わらない。
アメリカの量的緩和(QE)縮小は時間の問題で行われる。
外国人がどう反応していくかだが、すでに十分円を売ってきたのではないか。
参院選後に本格的な「第3の矢」が放たれることを期待して日本株を購入してきた外人は、期待を外した。私は、むしろ第3の矢も何も関係ない、為替が円安にならない限り、株価は上がらないということができる。