2012年1月14日土曜日

東電 責任 株価 銀行 政府

1月はじめ、私が勘で考えていた、株価の上げは現実となった。
一日で155円を付けてから223円まで急騰した。

この青息吐息の会社を買うということが信じられないのだが、ここが株の難しいところだ。
PERどおりなら、何ら株価の変動はない。

博打とはそういうものだと思う。

普通株取得による、国の管理下に置かれる方向性を、買い方はプラス材料とし、売り方はマイナスとする。

プラス つぶれない、国庫が支える、安心。

マイナス 発行株が3倍になる、ひと株あたりの価値が希薄化する、現在の価格なら1株600円していなければ、200円を付けてはならなくなる。他電力会社や赤字体質と比して、600円の価値はない。


こんな会社を買えるのだろうか。
私は売り一本だが、1月3日に全力で売ったら危険だと書いた。
今、210円をつけ、株は250円という大きなハードルを越えるのか、そうでないのか、分からない。
昨日250円を付けられず、越えられなかったことは、売り方有利だ。来週下げに転じることもある。ただ、急騰から3日、200円を割らないで週末になったことは、買いも強いことを伺わせた。

今のままでは売れない。250円なら打診で売る。売り玉があるのでそうする。もし、玉がなければ222円で売っても良いだろう。

そのくらい私は、東電に対してネガティブだ。
この会社に長期投資、機関投資があるのだろうか。博打でしかないだろう。

東電の債権、融資、は銀行や生保がたくさんもつ。
これらが全く無傷で、株も高い、そんなことがあるのだろうか。

しかし銀行はそれを狙っている。
4兆円を国民に負担させようとしている。
銀行が痛まなくてはならない。生保も同じだ。

ウォールストリートジャーナル日本語版によれば、
政府高官の情報として、

銀行は東電への追加融資条件として、1公的資金資本注入、2電気料金10%上げ、3原発再稼働、4債権放棄や返済条件変更を要請しない、ことを求めている。

私が銀行なら同じくしたい。しかし、こんな、銀行有利の方策があってはならない。金利は取る、危険はない、政府が保障する、会社は国民の電力料金負担で行う、債権放棄はしない、ふざけたことだ。

東電は破綻させ、その上で再起させる。それで良いと思う。破綻しても賠償はできる。破綻しなくても国が賠償を補てんする。
しかし、官僚も、政治家もそうはさせないだろう。

0 件のコメント: