勉強は自分でするものだ
復興支援だ、といって大学生が自分の勉強をほっといて被災地で中学生に無料で学習を教えている。2つ間違っている。
1 大学生は自分の勉強をしているか。やった上でボランティアに行く方がよい。
2 勉強は教わるものじゃない。自分の力で苦しみながらやるものだ。
ボロディンの弦楽四重奏曲のノクターンを久しぶりに聞いた。
若く、未熟だが理想があって、勉強に追われている頃、夜中にNHKラジオで、この曲を流していた。
あの情景が目に浮かぶ。
寒い部屋で毛布を腰から下にまいて、何で自分はこんなに覚えが悪いんだろう、理解する力がないんだろう、そういらつきながら勉強した。
だから少しは身についた。
今の子はどうだ。授業だけでいいじゃないか。教わるのは。
それを塾でも教わりたい。学問に王道はない。アリストテレスがアレキサンダー大王の家庭教師をした時の言葉とか、ユークリッドがプトレマイオスに言ったとか。諸説ありますが、本当の話だと思います。
さて、いろいろな才能に恵まれた人はいるもんで、ボロディンは、ロシアの作曲家で牧歌的な感じが好きですが、医師で、化学者というのだから天才ですね。